好きなことを本気でやり切る!家具への愛に満ち溢れたインテリアオフィス-リグナ株式会社【オフィスWatch153】

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1)好きなことを本気でやり切る!家具への愛に満ち溢れたインテリアオフィス
①1棟オフィス
②ショールーム
③ディテール
2)社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)好きなことを本気でやり切る!家具への愛に満ち溢れたインテリアオフィス

リグナ株式会社
《事業内容》 1.家具・各種インテリア商品の輸入・販売・プロデュース及び、オンライン家具販売事業 2.住宅・商業施設・オフィス等の建築設計、及びインテリアデザイン 3.WEBデザイン・システムプログラミング
《サイトURL》 http://www.rigna.com/

①1棟オフィス

黒と白を基調としたモノトーンのビル、リグナトーキョー。1階の窓からは暖色系の明かりが漏れ、店前にはスタイリッシュな赤いデスクとチェアーが置いてある。ニューヨークスタイルを思わせる、オシャレなデザインのリノベーションビルだ。

「自分たちでリノベーションするのが、すごく楽しみなんですよね」と小澤社長は語る。一棟貸しなので住所のビル名にリグナの名前が載り、地方のお客様にも安心して家具を買ってもらうことができる。1階から5階まで、一棟丸ごとリグナ色に染めた、こだわりのオフィスだ。

【取材スタッフの一言】
ビルを外から見た時に、その存在感に驚きました。すべて自分たちでフルリノベーションしてしまうところに、こだわりを感じました。また移転するのが楽しみと小澤社長は語っていましたが、私も次はどんなオフィスになるのか楽しみです!

②ショールーム

木目調のフローリングの上に、洗練された家具たちが配置されている。デスク、チェアー、カーペット、照明や小物など、どれも一つひとつインテリアとしてのこだわりを感じる。たくさんの家具に囲まれた、この空間はまるでファッション誌の1ページのようだ。

「もっと多くの家具を置いて、直接お客様に見てもらいたい」と小澤社長は語る。オフィスでありながら、2階から5階まで家具を展示するショールームになっており、いつでもお客様は目で見てその場で買うことができる。もっと多くの家具を置いてほしいという要望もあり、ネットの枠を越えたリアルな現場でも進化を続けている。

【取材スタッフの一言】
思わず目を引くデザイン性の高い家具ばかりがズラリと並んでいて、とても惹き付けられました。今までのネット販売だけでなく、店舗での売上も増えそうですね。私も、次に家具を買う時にはここに来たいと思います!

③ディテール

ピンクに彩られたトイレ、丸テーブルと丸椅子で癒しの空間を作り上げた屋上のベランダ。観葉植物の色カタチや階段に掛けられた小物、すべてのインテリアにこだわりを感じる。センスの良いモノたちで溢れかえるオフィスは、リグナの想いを体現しているのだ。

「自分たちがカッコ良い、と思ったことをやる」と語る小澤社長。執務スペースのインテリアへの細部に渡るこだわり、トイレやベランダの作り込んだ世界観など、随所にその精神は宿っている。好きなことを追求する理念の込められた、リグナ流のカッコ良いオフィスだ。

【取材スタッフの一言】
本当にリグナの全てを詰め込んだオフィスだと感じました。小澤社長と社員さんたちの意気込みを肌で感じる、特別な空間ですね。これまでの積み上げてきたモノと、これからの仕事に向けての勢いを伝えてもらいました!

 取材スタッフの注目ポイント 
トイレ
ピンクにデザインされたトイレが目を引く。各フロアで内装の異なるこだわりようだ。本当に細かいところまで、こだわっているのがわかりますね!
時計
階段の壁には、いくつもの個性的な時計が掛けられている。オシャレすぎて文字盤が見えないことも。思わず、テンションが上がってしまいますね!
ベランダ
屋上には、見晴らしの良いベランダもある。風が心地良い、リラックス効果の高い空間だ。このような息抜きできる、雰囲気の良いスペースは羨ましいですね!

社長インタビュー

世界中のデザイナーズ家具から自社ブランドまで、こだわりのインテリアを扱うリグナ株式会社。「みんなのライフスタイルをカッコよく」を理念に、家具販売だけでなく空間デザインやコーディネートも行う彼らは、ビル1棟まるごとリノベーションして入居しています。他に類を見ない洗練されたオフィス創りについて、代表取締役の小澤 良介氏に取材のご協力を頂きました。

フラストレーションから始まる!

澤村
起業の経緯についてお聞かせください。

社長
まだ学生の時に父が亡くなり、お金を稼ぐために自分で仕事をしなくてはと人材紹介の会社を立ち上げました。学生だったので、今思えば気楽にやっていたと思います。そして大学卒業の時には就職活動を試みましたが、途中でやめたんです。

まずは企業に入ってみる人が多いですよね。私も最初はそのつもりでいろんな社会人の人に話を聞きました。例えば母の知り合いで大手企業の営業部長をやっていた方に会いに行き価値観や考え方を伝えましたが、ウチには来ないで起業した方が良いよと言われて(苦笑)。自分自身、一応は1年以上起業して得たことは多くありました。バイトの2年間より、個人事業主として仕事をしてきた1年半の方が得るものは多かったと思います。

澤村
いきなり起業だったんですね。

社長
そうです。無理を承知でも、2、3年かけて起業家として仕事をしていきたいと思いました。その時は、自分の嫌なことをして仕事していくのが嫌だったので、例えば稼ぎが月に30万円だとしても、自分の好きなことをしていきたいと思いました。

澤村
どうやってビジネス感覚を身に付けたんですか。

社長
当初は、お金のために仕事しようと思っていましたが、結局、稼いだお金を自分の好きなことに使っているんだと気づいたんです。だったら最初から大好きな事を仕事にしたいと思い、会社を作ってから、家具屋をやると決めました。カタチから入ることも意外と大切なんですよね(笑) あと僕って追い込まれたら、やるタイプなんですよ。

澤村
好きなことは最初からあったんでしょうか。

社長
いえ、まず会社を作って、それからやりたいことが決まっていきました。そのきっかけとしては、学生を卒業する前に六本木に友達と3人でダーツバーを作ったんですが、お金がないので自分たちで内装を全部やったんですよ。

ペンキ屋さんで、ペンキを買ったりするところからね。その経験がすごく楽しくて、内装やインテリアに関わる仕事をしたいと思いました。それを機に、1年後の2004年に、リグナという今のインターネットサイトを立ち上げましたので、あのダーツバーがなければインテリアをやっていなかったかもしれませんね。

澤村
その経験が生かされているんですね。

社長
思いかえすと、自分自身の好きな分野に対するフラストレーションが全ての原点だと思います。若い頃自宅のローテーブルを探していた時に、格好良いものは高くて、安いものは格好良くないし、ちょうどいいものがないなーって不満を抱えていました。洋服でも一緒ですよね。安いファストファッションで買うか、オシャレなブランド物を買うかとか。

当時はそれほどお金がなかったから安い方で買いましたけど、自分だったら良いものを適正な価格で売るのになとか考えていましたね。同じ思いをしている人が絶対いるはずだと考え、自分でやろうと思ったんです。当時はデザイナーズ家具のサイトとかもなかった時代で、そんな人に訴えかけられるサイトを作りたかったんです。だから自分の中では不満を解消するというか、純粋な欲求を満たすためにすごく自然に始まったと思っています。

格好良いことをやれ!

澤村
これまでのオフィスはどのようなものでしたか。

社長
自宅のワンルーム、雑居ビル、六本木のレンタルオフィスなどを転々として、恵比寿のギャラリーをしていた人に協力してもらって仕事をしていました。そんな中でお客さんが来ると「これだけしか見れないの?」と言われるようになったので、実際に商品を見てもらえるように、港南のマンションでメゾネットの部屋に家具を入れてモデルルームにしましたよ。

澤村
そこでモデルルームが始まったのですね。

社長
それから、高輪のビル1棟をリノベーションして自分たちのオフィスにしました。自分たちらしいモノの見方をするにはどうしたら良いかを考えて、格好良くリノベーションすることになりました。自分たちで環境を作ることに対する意識が芽生え、あれを一度やってしまうと、完成品の綺麗なビルには何の興味も示さなくなってしまいますね。最初はオーナーに理解してもらうのが大変でしたが、完成したものを見たら完全に理解していただけましたね。だから移転はすごく楽しみですよ。

もちろん手間やコストがかかって、必ずしも楽しいことばかりでもないですけど、僕自身は引越が好きです。次はもっとすごいモノを作ろうと決意するし、格好良いことしかしたくなくなります。その感覚が貴重だなと思います。

澤村
自分たちで作ることにこだわっていらっしゃるんですね。

社長
そうですね。一方で家具をインターネットで買っていただくには、やはり信頼性が大事です。一棟ビルで、住所が社名の入ったビル名だと安心感につながります。特に実際にここまで来れない地方のお客様からにとっては印象が全然違いますよね。おかげで毎年売り上げは伸びていますし、これからも貫いていきたいです。

澤村
人材という点では、どのような人を採用されていますか。

社長
この業界のことを好きな人しか採用しないです。好きもの採用と言っています。モノを仕入れるためのバイヤーが必要ですが、我々は社員全員バイヤーとしてやっています。自分が心から良いと思えるものを買いつけて、販売まで手がけるようにしているので、すごくモチベーションを維持しやすいと思います。基本的な考えとして、条件で仕事を考えるのではなく、仕事を好きでやる人の方が良いです。

好き者は成長スピードが速いですし、すべてにおいて圧倒的に良いと思っています。条件採用はどの会社でもできますが、私たちは自分たちだけの基準で採用しています。

澤村
社員さんにはどのようなこと教えていますか。

社長
格好良いことだけをやろう、と言い続けていますね。どれだけお金が儲かりそうでも、格好悪いと思ったらやるなって言ってます。それが会社のブランド力につながっていると思います。

我々の価値を分かってもらえる人としか仕事をしていません。

生意気ですが、リグナのメッセージに共感してもらえない仕事はやらないですね。そんな風に自分たちの個性を大事にしているからか、タレントさんからの仕事も多いですよ。ご自宅のインテリアを総合プロデュースしたりしています。

走りながら勉強する!

澤村
仕事の中で心がけていることはなんでしょうか。

社長
自分の好きな分野だからこそ、日々の仕事における成長もあるし、フラストレーションもあると思います。良い意味でのフラストレーションですね。それが今の会社になっています。自分の好きなことを、理解してくれる人に喜んでもらいたいんです。

理想は自分のやりたいことをやり続けることですね。自分の格好良いことの基準は、本来ある古き良きものを生かすことで、その過程では自分も当事者として一緒になってやることが大切だと思っています。だからオフィスを作る時でも、もちろん私も手伝ってやっていますよ。

澤村
原動力はそこなのですね。

社長
お客様のニーズに対しては、とにかく全力で取り組みます。いつも走りながら勉強しているというか、やりながら覚えているという感覚です。本当に必要な経験値を、実践の中から更なるスキルとして覚えます。ドバイのラッフルズのホテルの最上階にあるレストランの内装も担当させていただいた仕事の一つです。ある著名な建築士の方に紹介してもらったのがきっかけですが、すごく面白かったし成長できました。今度は博多駅の近くに自分たちの社名が付いたホテルがオープンします。自宅の部屋のパソコン1台で始めたところから、ここまで来たのは感慨がありますね。とにかく格好良いものを追及し、顧客のニーズに応えることだけを考えてやってきました。

澤村
最近は何か取り組まれたことはありますか。

社長
最近の事例で言うと、六本木の病院を作りました。美容整形外科の内装です。お客さんの病院に対するイメージを変えたいと思って、誰も病院だと思わないような内装にしました。何で病院は白くて暗いの?って思って。まずはフラストレーションから始まります。インテリアを通して、驚きや感動を与えたいです。

澤村
その意気込みがインテリアを通じて伝わるのでしょうね。

社長
インテリアはファッションと近いところがあるなと思いますよ。よくテレビとかで、いつも冴えない旦那さんの服を変えたらすごく格好良くなる番組とかありますよね。それに本人が味をしめるとオシャレになっていくんです。理解が得られると楽しくなるし、自分も知らない自分に出会える喜びがあると思います。

澤村
なるほど。

社長
コーディネート料は、基本的に頂いていません。コーディネートを無料でやることによって、家具を買っていただくチャンスを広げています。今は事例を作ることを一番に考え、データベースにしていますね。世界中からブランドを集めて作り上げています。

一人でも多くのファンを作りたいですね。

リグナ株式会社

澤村
テレビやメディアへの露出も増えてきましたね。

社長
月9のドラマを手がけさせてもらいました。木村拓哉さんが家具屋の社長を演じた月の恋人ですね。それだけでなく、独身貴族やガリレオⅡにも弊社の家具をインテリアとして提供させていただいています。

澤村
すごいですね。

社長
このような仕事は自然発生的につながっています。特にドバイの仕事はそうですね。ドバイのホテルの内装に携わらせてもらいましたが、それも自然発生的に仕事につながりました。だから、狙い過ぎてもいけないし、狙い過ぎないのもいけないと思います。自分たちの家具への意識や情熱が、自然発生的なものを後押ししているのかもしれません。好きでやっているので、プライベートでもインテリアと結び付きます。私にとっては普段から自分の自然体を出して、仕事とプライベートの垣根を作らないことが大切ですね。

澤村
どのようない思いで仕事をされていますか。

社長
みんながワクワクしているような状態を作るのが、社長の仕事だと思います。僕にとっては、仕事は娯楽です。ストレスがないので息抜きもないですし、すべてがつながっていますね。モノを見る目もつながっていて、家具と車と洋服も一緒です。

将来的には、リグナモデルの車の内装を作りたいな、なんていう理想もありますよ(笑)。今は社員20人規模のベンチャー企業で、今後どのように会社が大きくなっていっても根底は何も変わらないと思います。本当に規模は関係ないですね。

澤村
家具だけに固執しないということですね。

社長
そうです。博多の駅前のクリスマスツリーも、一昨年から二回作っています。家具という枠を超えていますよね。すべてつながっています。こんな楽しい遊びはないですよ。どんなにお金を持っている人にも、私の方が楽しんでいると言いたいですね。お金は二の次で、まずは楽しんでやることが大切ですね。それを繰り返していたら、結果として事業規模が大きくなったという話です。

澤村
では最後に、これから社会人になる人に向けて、メッセージをお願いします。

社長
もっとみんな好きなことをした方が良いです。そのための方法をレクチャーするのは、私たちの仕事です。本当に好きなことは何かを考えて欲しいですね。もし今の仕事が好きだったら、もっと好きになるためにはどうしたら良いか考える。その繰り返しですよ。お金を稼ぐために仕事をしたり、冒険心のない人が多かったりするのはもったいないですね。自分の好きなことは日常生活の中にあると私は思います。

澤村
自分の好きなことを知るためにはどうしたら良いでしょうか。

社長
常にアンテナを張って、好きなことを見付けることです。稼ぐための努力をしている人は多いと思いますが、好きなことをする為の努力をしなければいけないですよね。年収1千万稼いだら勝ち組とか言われますが、全然勝ってないです。お金は結果論であって、その人がやってきたことに対して価値が付いて来ているだけ。自分にとっての成功は自分にしかわからないです。本当に人生をエンジョイしているかどうかです。好きなことを仕事にするための就職活動をしてください、と言いたいですね。自分がやりたいことをやることで、意識改革は起きるんです。そういう人がいる会社は大きくなります。

澤村
好きなことを見付けることが大事なんですね。

社長
自分の好きなことをやるのが理解されづらい世の中になっています。確かに好きなことをマネタイズするのは簡単じゃありません。でもそもそも自分の「好き」をリストアップすらしていないのは本当にもったいない。本当に自分が好きなことを考えて、自分の好きな気持ちを経営者にぶつけたら、学歴なんか関係なく採用しますよ。私も同じことをしたいと強く言ってくれる人だったら、一緒に仕事をしたいと思います。好きは信頼できるんです。10年やってみると、根拠のない自信が根拠のある自信になってきました。好きだという気持ちを、私は今だに抱き続けています。今度また学長、講師としてセミナーをやるんですけど、僕の熱い気持ちが伝われば良いですね。

“建物情報”

東京メトロ東西線早稲田駅」徒歩8分、東京メトロ有楽町線江戸川橋駅」徒歩9分。閑静なエリアの中で一際目を惹くのがリグナ株式会社の入居する「リグナビルディングトーキョー」です。
白、黒、ネイビーの3色でシックに外観を仕上げており、さらには窓枠のサッシも取り替えて1棟丸ごとリノベーションされております。1階の広い間口を最大限活用して、外から中を見渡せる「中に入りやすい」作りです。事務所+ショールームの理想系と言えるビルになっています。

4)まとめ

ビルの外観からセンスの良さが感じられる一棟貸しオフィス、誰でも見に行ける自慢のショールーム、オフィスのインテリアすべてにこだわり抜いた完成度の高いディテール。リグナの企業理念や想いが詰まった、こだわりのオフィスだ。

ネット販売から始まったビジネスは、リアル店舗での販売まで拡大する。家具への熱い愛情は、オフィスの細部から感じられた。今後の、更なる発展に目が離せません!

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