人と本との出逢いの場!木に包まれたみんなのブックカフェ-株式会社ブックリスタ【オフィスWatch131】

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赤坂駅から徒歩2分に約75坪のオフィスを構えるのは、電子書籍配信のプラットフォームを展開している株式会社ブックリスタ。
今回は代表取締役社長の今野敏博氏に、お話を伺うことができた。
1)人と本との出逢いの場!木に包まれたみんなのブックカフェ
①間伐材
②本の森
③ブックカフェ
2)社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)人と本との出逢いの場!木に包まれたみんなのブックカフェ

(取材日 2011年9月28日)

株式会社ブックリスタ
《事業内容》 電子書籍配信のプラットフォームを展開。出版・新聞コンテンツの管理・プロモーションに必要なシステムの企画、開発、構築、提供。
《サイトURL》 http://www.booklista.co.jp/

①間伐材

オフィスに一歩足を踏み入れると、一面に広がる木の世界。柔らかい日が窓から差し込み、芳醇な木の香りに包み込まれる。本棚、壁、床までが木で作られた、木の温もりを五感で感じられる空間だ。

この空間で使われているのは主にニシアワーというブランド木材だ。電子書籍を扱うブックリスタは、紙の書籍への想いも熱い。その本の原料である木材へこだわることが、本と空間との絶妙な調和を生む効果をもたらしているのである。本と木に囲まれたこの空間は、理想的な人と本との出逢いの場なのだ。

ちなみに、窓際にはデコボコした小さな可愛らしい木のオブジェが。実はこれ、普段は捨てられてしまう端材なんだそうです。余すとこなく資材を使った、地球に優しいエコでオシャレなオフィスですね!

②本の森

壁一面にズラリと並べられたたくさんの本。小説、雑誌、絵本、図鑑、事典など、ジャンル問わず多彩な顔ぶれが揃っている。ここは古今東西の名著たちが共演する幻想的な夢舞台だ。

「本というものは、人を豊かにするものです」と今野社長は語る。電子書籍であろうと、紙の書籍であろうと、人を感動させるという本の本質は何も変わらない。この本棚には、より多くの人に本を読む喜びを知ってもらいたいという今野社長の想いが込められているのだ。

ちなみに、今野社長がオススメされていたのは、村上たかしさんの『星守る犬』。私も大好きな本で、とっても感動的なお話ですよね。こちらの本は現在、電子書籍として配信されているそうなので必見ですよ!

③ブックカフェ

ゆったりと腰を落ち着かせられるキャメルのソファー。旅行鞄を原型としたこげ茶のテーブル。ハンドメイドの趣を持った腰掛。茶色を基調とした、アンティーク調の個性的な家具の数々が並んでいる。

木の温もりと人の温もりが交差する、誰もが気軽に集える空間を実現するために、自由で居心地の良いブックカフェをコンセプトにした。本を読み耽る人、コーヒーで一息つく人、仕事を片付ける人、ここでは一人ひとりが思い思いに時間を過ごすことができる。この空間の使い方は、訪れる人の数だけ存在するのだ。

ちなみに、今野社長は大のコーヒー好きなんだそうです。こだわりのコーヒーメーカーでいれたおいしいコーヒーを頂きました!とっても上質で本格的なブックカフェで、私もリフレッシュできました。

 取材スタッフの注目ポイント 
表彰状
木で作ったオフィスが、9/2に「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」の木材活用優良事例として、港区からプレ認証されました。このオフィスが一躍有名になったそうです!
本棚
本当に色々なジャンルの本があって、見ていて飽きません。その膨大な量の本、実は何冊あるのか正確な数は社長も把握できないそうです!
電子書籍
今回、初めて電子書籍の専用端末に触れさせていただきました。想像以上の軽さにビックリ!画面の紙のような質感にビックリ!とにかく驚かされました!
オリジナルデスク
木で作られたオリジナルのデスク。デスクを円形にも集められるし、雲形にも集められるというアレンジメントの利く便利な家具に仕上がっています!

社長インタビュー

赤坂駅から徒歩2分に約75坪のオフィスを構えるのは、電子書籍配信のプラットフォームを展開している株式会社ブックリスタ。今回は代表取締役社長の今野敏博氏に、お話を伺うことができた。

人と本との出逢いの場

沖田
オフィスの中は本と木でいっぱいですね!

社長
オフィスを訪れた瞬間、お客様に会社のコンセプトを感じていただくことが、大切だと思っています。ホームページだけでは伝わりきらない「ブックリスタらしさ」を、本と木に囲まれたこのオフィスで表現しました。

沖田
見た目のインパクトもさることながら、木の香りが素晴らしいですよね。

社長
ありがとうございます。主に岡山県西粟倉村産の杉やヒノキの間伐材を使用しています。生産者の顔が見えるというのが面白くて、木の温もりに加えて人の温もりも伝わってくるので、温かみのあるオフィス空間が実現しましたね。

沖田
本当に温かみがあって癒されますね。そもそも何故木を使おうと思ったのでしょうか。

社長
もともと本は木からできているものです。だから、本と木は非常に相性が良いんですね。「温かみのある、人の集まるオフィスにしたい」という私たちのコンセプトにもマッチすると思い、木材へのこだわりを持ってオフィス作りをしました。本の原料である木材をふんだんに使用することで、本の歴史や成り立ちなども表現できたらなと考えました。

沖田
なるほど。だからこの空間がしっくりくるんですね。

社長
本と木に囲まれたこの空間は、人と本との出逢いの場です。私たちの取り扱う電子書籍は、紙の本に比べて冷たいイメージがあるかと思いますが、どちらも「本」なんです。そのような意識から、誰もが気軽に本と親しむことができるスペースを作り上げました。

本を読む喜び

沖田
あ!軽い!もう少し重いかと思っていましたが、想像以上に軽いんですね。

社長
電子書籍の専用端末は、軽量化が進んできているんですよ。画面も液晶ではなくて「電子ペーパー」と呼ばれる素材を使っているので、リアルな本さながらの読み心地なんです。液晶ではないので、電池も長持ちします。フル充電をして、約10,000ページの連続ページ送りが可能で、これは300ページの書籍なら約30冊分に相当します。

沖田
すごい性能ですね!今野社長ご自身は、どうしてこの分野に興味を持たれたんですか。

社長
もともと本が好きでよく読んでいたんですが、読むのが遅かったんです。ところが電子書籍で読んでみると2倍ほど速く読めてしまったんです。もちろん個人差はあるはずですが、電子書籍に興味を持つきっかけになりましたね。

沖田
2倍ですか!それはすごいですね。

社長
端末には読みたい本をすべて入れておけるので、その日の気分で読む本を決められるんです。何冊も持ち歩いて疲れることもありませんしね。毎朝地下鉄に乗って出社するときに、電車の中で電子書籍を読むのですが、片手で持てるので立ちながらでも全く苦にならずに読むことができます。

沖田
なるほど。電子書籍には様々な利便性があるわけですね。

社長
たしかに電子書籍のメリットはその利便性にありますが、電子書籍であろうと紙の書籍であろうと、本の本質的な部分は同じなんです。本というものは人を豊かにするものだと思うんです。様々な感情を読者に持たせることを書き手も望んでいますし、紙の本と電子書籍でより多くの人に本を読む喜びを知ってもらえたらと思っています。

沖田
どちらも本には変わりないですからね。

社長
紙の本にも電子書籍にもそれぞれの良さがあります。多くの人が電子書籍に触れることで紙の本の良さを再認識してもらいたいと思います。これからも、本の良さを発信していければいいですね。

みんなのブックカフェ

沖田
とってもオシャレな家具がたくさんありますね。

社長
どうもありがとうございます。このスペースのコンセプトは、ブックカフェなんです。たくさん本があって美味しいコーヒーが飲めたらいいな、と思って作りました。自由で居心地の良い空間にしたかったので、個性的な家具を揃えました。家具にはあえて統一性を持たせずに、自由な空間を象徴するイメージにしたんです。

沖田
本当に居心地が良いですよね!

社長
お客様を迎え入れるだけではなく、社員も自由にこの空間に出入りして、読書や休憩をしたりパソコンを持ってきて仕事をしたりしています。自由な働き方を目指しているんです。

沖田
自由な働き方とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

社長
自由に働ける環境づくりをすることです。執務スペースには、特製の机があるんですが、円形にも雲形にも変えられる自由度の高いデザインになっています。

個人の席も決まっていなくてフリーアドレスになっているので、その日の気分や、プロジェクトの状況などに合わせて、組み合わせを変えることができます。

沖田
色々な用途に合わせて使えそうですね。

社長
社員には自由な環境の中でのびのびと働いてほしいと思っています。社員だけでなく、訪れた方々に心地良く過ごして頂けたらという思いで、オフィスは木を基調とした温かみのあるブックカフェのような空間にしました。木の温もりと人の温もりが合わさるような、誰もが気軽に集える空間が実現できたかなと思います。

株式会社ブックリスタ

沖田
現在、どれくらいの数の本が電子書籍化されているのでしょうか。

社長
現在は5万点ほどですが、年度内には10万点まで増やしたいと思っています。去年に比べて商品・利用者共に増えていて、最近では、公開中の映画の原作本や芥川賞受賞作品も出ていますよ。

沖田
そうなんですか。電子書籍市場は今ものすごく伸びているのですね。

社長
そうですね。実は、電子書籍の歴史自体は意外に古くて、音楽配信やビデオ配信よりも前からあったんです。古くはCD-ROMの時代からありました。電子書籍元年と呼ばれるものは今までに3回ほどあったんですが、ここ数年でやっと市場ができつつあるかなと思います。

沖田
どこでも簡単に読めますもんね。周囲からの反応はいかがでしょうか。

社長
書籍が電子化されることに驚いている方が多いですね。非常に多くのご意見を頂く機会が増えたので、お客様のニーズに応えるようなサービス、また多くの方に望まれるようなサービスを実現できれば、素晴らしいものがもっともっとできるはずです。

沖田
今後、オフィスをこういう風にしたいという構想はありますか。

社長
このオフィスにある本もどんどん変えていきたいと思っています。会社が成長するにつれて本棚に並ぶ本も変化していくものだと思っています。会社の顔となるスペースですから、会社と一体となったものを作っていきたいですね。

沖田
いいですね。本と共に成長していけそうです。

社長
多くの人たちとの交流の場としてこの木に囲まれた空間を作ったので、もっと活用していきたいです。電子の世界で仕事をするというのは無味乾燥になりやすいと思うので、もっと温かみのあるサービスを社員が熱意を込めて提供するために、ユーザーの方やその他の多くの方たちと交遊していければいいなと思っています。

沖田
本日はお忙しい中、取材にご協力頂き誠にありがとうございました。

“建物情報”

東京メトロ千代田線赤坂駅」徒歩2分、東京メトロ銀座線南北線溜池山王駅」徒歩3分、東京都メトロ銀座線丸の内線赤坂見附駅」徒歩5分。
日枝神社前、山王下交差点の角地に位置するオフィスビルが株式会社ブックリスタの入居する「SKIビル」です。
竣工:2009年9月、基準階面積:76.19坪
数多くの大使館やインターナショナルスクールが立ち並ぶ、国際色豊かな街に相応しい特徴的なファサードを持つオフィスビルです。
貸室空間は天井高が3,500mmある為、想像以上に開放感のある空間となっています。また、地下鉄が複数乗り入れる利便性の高い立地と、外堀通りに面している事から、その視認性の高さ、機動力に溢れる立地環境は来客の多い企業の拠点として最適な場所と言えるでしょう。

4)まとめ

オフィスに入った瞬間の木の香りや目の前に広がる本棚が、とても印象的で感動しました!今野社長の本への想いが結実した、時間を忘れて楽しめる本好きにはたまらない最高の空間です。美味しいコーヒーもごちそうになって、本当にブックカフェにいるようなひとときでした。

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