コミュニケーションから生まれる!人と人がつながるアットホームオフィス-株式会社アユプロジェクト【オフィスWatch125】

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渋谷駅から徒歩5分に約100坪のオフィスを構えるのは、モバイル広告やシステム開発、WEB制作などモバイルメディア全般のサービスを展開する株式会社アユプロジェクト。
今回は代表取締役の田中忠幸氏にお話を伺うことができた。
1)コミュニケーションから生まれる!人と人がつながるアットホームオフィス
①安らぎエントランス
②つながるカウンター
③3つの会議室
2)社長インタビュー
3)まとめ

1)コミュニケーションから生まれる!人と人がつながるアットホームオフィス

(取材日 2011年2月23日)

株式会社アユプロジェクト
《事業内容》 モバイルメディア、コンテンツの企画、開発・運営、モバイルメディア全般の広告代理業
《サイトURL》 http://ayu-project.co.jp/

①安らぎエントランス

エレベーターを降りると、ブラウンを基調としたエントランスが広がる。その奥に歩を進めると、グラデーションの円いカーペットの上に観葉植物が佇んでいる。アユプロジェクトのエントランスは、まるで居心地の良いリビングのような空間。

社員はもちろん、足を運んでいただいたお客様に「安らぎ」の場を提供し、リラックスしてもらうため落ち着いた配色の家のような雰囲気作りにこだわった。来たとき以上に笑顔になって帰ってもらう。この精神はアユプロジェクトの企業理念にも通じているのだ。

ちなみに、エントランスにはテレビが設置してあり、画面を覗いてみるとトム・クルーズがビルからビルへと飛び移っていました。

「今日はミッション・インポッシブルですよ」と田中社長。待ち時間を少しでもお客様に喜んでもらいたいという想いから、社員の皆さんが持ち寄ったDVDを流しているそうです。とっても優しい気遣いですよね!

②つながるカウンター

執務スペースの片隅に設置された背の高いテーブルと椅子。窓に面しているこの場所は、眺めが良く、眼下に広がる景色は早朝から深夜まで様々な顔を持っている。

この場所は、社員同士のコミュニケーションの場として設けられたカウンタースペース。普段個々に仕事をしている社員同士がつながる貴重な場所として、機能しているのである。社内のラフな打合せやお昼休憩など、この場所で生み出される社員同士のコミュニケーションは、会社を一歩先へと動かす原動力となっている。

ちなみに、オフィスには喫煙スペースもあります。社内に喫煙スペースがあるオフィスは珍しく、愛煙家にとっては助かるところですね。吸う人も吸わない人も快適に過ごせるオフィス。こんなところにも、田中社長の気遣いが感じられました。

③3つの会議室

アユプロジェクトのオフィスに設けられた3部屋の会議室。1室は開放的なフローリングの会議室。もう一部屋は茶色のグラデーションが印象的なカーペットのある落ち着いた雰囲気。そしてもう一部屋が黒いソファーのあるシックな会議室だ。

いずれの会議室も異なる雰囲気を持ち、シーンによって使い分けることができる。あえて雰囲気の異なる会議室を使い分けることによって、気持ちの切り替えができ、生産的な会議が実現するのだという。その時その時を最善のモノにするから、活発な情報交換がなされるのだ。

ちなみに、移転してから来客数がものすごく増えているそうです。エントランス同様、多くの人が居心地の良い家のような会議室に癒され、「また来たい」と思うのでしょうね。素敵なオフィスにすっかり魅了された私も、その一人です。

 取材スタッフの注目ポイント 
モニター
エントランスのモニターでは社員さんが持ち寄った映画を流しています。
ハリウッド映画からアニメまで様々なモノを流して見ている人を楽しい気分にさせてくれます。田中社長からオススメの映画を聞かれたので「プラダを着た悪魔」をオススメいたしました!
スリッパ
オフィスに入るとスリッパが置かれていてビックリ。田中社長によれば、社員の方には靴を脱いでリラックスしてもらいたいとのことでした。「家」というコンセプトが浸透していますね。
ソファー
何とこのソファー、本社のある三重から持ってきたものだそうです。このソファーに合わせて作ったという会議室。きっと、初心を忘れないという意味が込められているのでしょうね。
ブログ
実は田中社長、有名なブロガーさんなんです。「あゆぶろ」では、田中社長の私生活がかな~り赤裸々に面白く明かされています(笑)。私もハマってしまい毎日の更新を楽しみにしています。

社長インタビュー

渋谷駅から徒歩5分に約100坪のオフィスを構えるのは、モバイル広告やシステム開発、WEB制作などモバイルメディア全般のサービスを展開する株式会社アユプロジェクト。今回は代表取締役の田中忠幸氏にお話を伺うことができた。

信頼関係でつながる仕事

社長
モバイル広告の代理店を軸に事業を展開しています。「クリック保障」や「月極広告」といった需要の高いモバイル広告を中心に様々なモバイルコンテンツやメルマガの配信など、幅広い事業に携わっています。基本的にはweb業界ですが、他の分野にも積極的に参入しています。

沖田
そうなんですね。他の分野とはどういった業界でしょうか?

社長
最近は飲食に力を入れていて、渋谷の神泉で築60年の古民家を改装したバーを経営しています。そこで意気投合したお客様と仕事をしたこともありますね。異業種のつながりが本業のモバイル業界にも結びつくんですよ。

沖田
飲食事業からモバイル事業に結びつくとは意外でした。

社長
もちろん、同業他社とのつながりも大切にしています。モバイル業界はすごく狭い業界なので、広告枠を売る方と買う方のどちらが偉いというのではなく、お互いに助け合う気持ちが大切なんです。

沖田
なるほど。確かに、仕事は人とのつながりで成り立っていますよね。

社長
仕事は、すべてコミュニケーションの上の信頼関係なんです。ですので、私は人と人とのつながりをものすごく大事にしています。人脈を広げているからこそ、我が社には300社を越える多種多様なクライアント様がいらっしゃいますし、そういった実績や経験があるのでお客様の選択肢も豊富になり、信頼を寄せていただいています。

また、お客様に信頼していただくために「お客様の費用対効果」を常に意識しています。

沖田
「お客様の費用対効果」ですか。

社長
例えばお客様から100万円分の予算を頂いたら、100万円以上のモノを返そうとします。

とにかくお客様には、何かをプラスアルファしてあげたい。お客様とも信頼関係で成り立っていますので、その気持ちを大切にして私たちは働いているんです。

社員同士のコミュニケーション

沖田
社員の皆様は若いですよね!御社の社員さんには、何か共通点のようなものはありますか。

社長
そうですね。現在、弊社には20名ほどの社員がいまして、平均年齢は27、8歳です。業績を上げている社員に共通しているのは主体的だということですね。例えば、提案する時に相手に与える印象を緻密に考えて、常に自分なりに研究を重ね、行動に起こすような人間です。

沖田
何か、社員の方に教育をされていらっしゃるのでしょうか。

社長
そうですね。ガチガチの文化的な企業理念はなく、社員には自由にやりたいことをやらせて、責任はこっちで持つというスタイルです。

沖田
例えば、何か社員の方が自ら立ち上げた事業などはありますでしょうか。

社長
ユーザー参加型の動画、画像投稿サイトや潜在能力がわかる診断サイトなど様々なモノを立ち上げています。仕入れから販売まで一人の社員が行うこともありますよ。

沖田
すごいですね。社員ひとりひとりが自ら考えて行動しているのが良くわかります。

社長
しかし、社員が孤立してバラバラになってはいけません。社員各々が自立して得たものを会社という集団に還元し共有することで、会社というものは成り立ちます。そのためには社員同士のつながりが重要になってきます。つまり、社員同士のコミュニケーションが、会社を一歩先へと進める原動力なんです。

沖田
なるほど。個の集結のためには、コミュニケーションが不可欠ですよね。

社長
特に、この業界は上下関係がなくフラットだからこそ、同じ仲間としてモノを作り上げる醍醐味があります。新しいアイディアを積極的に受け入れて、社内だけでなく社外の人も巻き込んで何かを作っていけたら最高ですね。

好奇心×行動力

沖田
事業を始めるきっかけは何だったのでしょうか。

社長
もともとトラックの運転手をしていたんですけど、当時ちょうどiモードが出始めていて、そこでホームページの制作にのめり込んだのがきっかけです。

沖田
全く違うお仕事をされていらっしゃったんですね!

社長
そうなんです。本当に何の知識もなかったのですが、私の弟が先にサイト運営を行っていて、彼に触発されたんです。20歳の時に、たまごっちを販売したのがネット業界デビューでしたね。

沖田
その当時から起業家としての気概があったんですね。

社長
そうですね。サイトを立ち上げてからしばらくして広告枠を買いたいという人が現れたんです。当時は、広告料を貰えるということに衝撃を受けましたね。

その後、順調に運営が進んで月収が100万円を越えた時にトラックの運転手を辞めましたが、それまでは朝3時から夜9時までトラックに乗って、それ以外の時間でホームページを制作するというように寝食忘れて働きました。

沖田
すごいですね。事業を成功させた要因は何だと思いますか?

社長
好奇心と行動力が旺盛だったからかもしれません。アイディアを出すのも好きですしね。気になるものがあれば何だろう?と立ち止まったり、他人がやっているのを見てもっとこうすれば良いのにな、改良できるのになと思ったら、実行してみたり。

フットワークが軽いことは良いことだと思いますし、チャンスというのはどこに落ちてるかわかりません。常にアンテナを張って生活していますよ。

沖田
アンテナを張っているからこそチャンスを掴めるということですね。

社長
それから、業界の一番ではなく二番手でもいいというスタンスが特徴なのかもしれません。

一番手だとお金も必要ですし、失敗した時の損害も大きくなるので、二番煎じでも良いと思っています。ただ、今あるモノを真似するだけでは見向きもされませんので、二番煎じは二番煎じなりに前のモノを越えていかなければならないと思います。そうすることで、二番煎じが二番煎じではなくなるんです。

株式会社アユプロジェクト

沖田
社名の由来を教えていただけますでしょうか。

社長
事業を始めようとした時に、ネットに関する知識がなかったので、色々な質問サイトに投稿していました。でも、いくら投稿しても、誰も教えてくれなかったんです。

本屋にもマニュアル本なんて置いてない時代だったので、どうしようかと考えた末、女の人のフリしようと思ったんです(笑)。

沖田
どうして女の人のフリをすることにしたのですか。

社長
女の人を装えば、優しく教えてくれる人がいるんじゃないかと思ったんです(笑)。

沖田
なるほど(笑)。

社長
そこで、ハンドルネームを「桜木あゆみ」にしたんです。スラムダンクの桜木花道の「桜木」に、中村あゆみさんが好きだったんで「あゆみ」にしました(笑)。

様々なサイトに「桜木あゆみと申します。こんなサイト作りたいんです♪」というような質問を投稿してみたら、教えてくれる人がたくさん現れたんですよ(笑)。

結局、後々男であることはバレてしまったのですが、一緒に仕事をしてくださったりして事業も上手くいきましたね。その時の「あゆみ」から「アユ」を取って、それにプロジェクトをつけて「アユプロジェクト」になりました。昔からの知り合いの中には、今でも私のことをアユちゃんと呼ぶ方もいるんです。

沖田
それは面白い由来ですね(笑)。

社長
よく社名の由来を聞かれるんですけど、「一歩一歩、歩む」で「AYU」なんですと言うこともあります(笑)。

沖田
ありがとうございます。では次に、何か社内の皆さんと定期的にイベントなどしていることはありますか?

社長
社員旅行が年に2回ありますね。

沖田
年に2回は多いですね。

社長
毎年6月頃に海外に、10月頃に温泉に行くんです。温泉は鬼怒川温泉や河口湖の方だったり、海外は大体リゾート地ですね。去年はニューカレドニアでした。しっかりリフレッシュすることで仕事への意欲も高まりますから。

沖田
とても羨ましいです。旅先で研修など行われるんですか?

社長
一応、名目は研修なのですがリフレッシュという点に重きを置いています。行き先は社員が決めて、そのために業績をここまで持っていこうとか、社員旅行そのものがモチベーションにつながっていますね。社員旅行というイベントを通じて社員同士のつながりがより深まるんです。

沖田
ありがとうございます。それでは次に、大変恐縮なのですが、私個人に向けて今後の社会人生活に向けてのアドバイスなどお聞かせいただけますか?

社長
流行りものは、とりあえずやってみてください。例えばフェイスブックをやってみたり、ブログも書くことがなくてもとりあえずやってみる。
実は、私は奥さんとブログで知り合ったんですよ。ブログを通して友達もたくさんできたし、色々な人とのつながりがあるので、それが事業にも結びついています。名刺交換よりも人脈を広げられるからブログはやっておいた方が良いですよ。

沖田
ありがとうございます。では最後に、田中社長の今後の夢や目標を教えていただけますか?

社長
個人的な夢は40歳くらいまでには引退して、資産は100億円欲しいですね。そのためには、会社をどのくらい大きくしないといけないかとか見えてくるので会社全体の目標にもつながります。

沖田
具体的に100億円を使う構想はどういったものでしょうか?

社長
家族との時間を大事にしたいです。男なら1,000億目指せとか言われるかもしれないですけどね。今現在も、平日はしっかり働いて休日は家族と思いっきり過ごすという生活をしていますが、もっと家族と過ごす時間が欲しいです。家族がいるから仕事が頑張れますしね。

沖田
ご家族といつまでもお幸せに過ごして下さいね。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

3)内装デザイナーの気になるポイント

オフィス内装作りの専門家がオフィスwatch取材担当者とは異なる プロの視点から取材先企業のオフィスをwatchします。内装作りのプロが提唱するオフィス作りのポイントとは?
本編とは一味も二味も違うノウハウをあますところなくご紹介します。

ストーリーのように繰り広げられる、ユーモアに溢れた「パブリックスペース」

エレベーターを降りると、目の前には一面ブラックの壁面。そこに浮かび上がるサインが印象的な空間が出迎えてくれます。エントランスへと足を踏み入れると雰囲気は一変し、ブラウンのグラデーションと自然素材による気持ちのよい空間が広がります。

エントランス横のウェイティングスペースを彩るのは、床に敷かれた玉砂利や観葉植物。そして液晶モニターから流れる映像からは遊び心が感じられ、リゾートホテルを思わせる空気感です。

更には、革張りのソファが置かれたバーをイメージしたラウンジ、カッシーナのローリングフレームが整然と並ぶ緊張感あるカンファレンスルームなど、バラエティに富んだ応接スペースが用意されています。

エレベーターホールからエントンランスへ。ウェイティングスペースで一息ついた後にいずれかの応接スペースへ・・・そんな、お客様の動線に沿って、随所にユーモアが施された空間でした。

今回紹介した株式会社アユプロジェクトと同様に、ユーモアに溢れた「パブリックスペース」を取り入れた企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.119 株式会社ネットプロテクションズ
http://52.197.251.14/119-netprotections-20759

設備とルールにより実現、合理的な「執務スペース」

デスクワークのウェートが高いということもあり、執務スペースではスタッフの働きやすさを重要視した環境づくりがなされていました。

「共有」のスペースとして用意されているのが、カフェのようなカウンタースペースや、ガラス張りの喫煙ルーム。スタッフは気軽にオン・オフを切り替えることができます。また執務スペース入口にはシューズボックスが設置されており、スタッフ全員が室内履きに履き替えるルール。「個」のスペースとしても、広いデスクや座り心地の良いチェアを採用されており、集中力を妨げるような要因は徹底的に排除されていました。

一方で、社長も含めスタッフ全員がフラットな座席の配置のため、必要があればすぐにコミュニケーションをとることもできます。また固定席でありながらもフリーアドレスが導入されているため、手間のかかる席変更も荷物を移動すれば完了でき、あらゆる場面において無駄な労力がかからないよう配慮されていました。

今回紹介した株式会社アユプロジェクト と同様に、合理的な執務スペースを取り入れた企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.85 株式会社カヤック
http://52.197.251.14/085-kayac-18407

“建物情報”

JR・地下鉄・私鉄各線「渋谷駅」徒歩5分。昼夜賑わいを見せる渋谷に位置するのが、株式会社アユプロジェクトの入居する「スプラインビル」です。
竣工:1990年2月、基準階面積:119.73坪
需要度の高いカーテンウォールが目立つオフィスビル。東京オフィス検索を通じてご移転されたビルは、オフィスとしては珍しく天井高が2,700mmもあり、外観・内観共に広々とゆとりのある印象となっています。

3)まとめ

アースカラーの茶色で統一され、癒しの空間に包まれた社内。カウンターで談笑し合う社員さんの姿がとても印象的でした。「人と人とのつながり」を大切にする田中社長の想いが、このオフィスには流れています。

生活をしていく上でコミュニケーションは欠かせません。仕事だけではなく、人として大切なことを学ばせていただいた取材でした。

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