感動人間力のあるエンジニアを育成する!ボールド流癒しのオフィス-株式会社ボールド【オフィスWatch123】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

赤坂見附駅から徒歩3分の場所に約60坪のオフィスを構えるのは、ソフトウェア開発・エンジニアの派遣など多種多様なITサービスを提供する株式会社ボールド。
今回は代表取締役の澤田敏氏にお話をお伺いすることができた。
1)感動人間力のあるエンジニアを育成する!ボールド流癒しのオフィス
①再利用の家具
②『帰属意識』の本棚
③癒しの会議室
2)社長インタビュー
3)内装デザイナーの気になるポイント
4)まとめ

1)感動人間力のあるエンジニアを育成する!ボールド流癒しのオフィス

(取材日 2010年11月12日)

株式会社ボールド
《事業内容》 ソフトウェアの企画開発、ネットワークに関するシステムの設計・管理・運営、ITエンジニアの派遣業等。
《サイトURL》 http://www.bold.ne.jp/index.html

①再利用の家具

入り口に着くと右手には薄いパープルの壁、左手には薄茶のドア。その奥にはグリーンを基調としたミーティングスペースが広がり、所々に観葉植物が設置されている。オフィスの中は、異なる色を持つ什器が上手く調和している。

ボールドのオフィスに設置されている什器は、そのほとんどが移転前のオフィスから持ってきて再利用したもの。デスク・ソファだけでなく、ガラスやドアも持ってきたと言うので驚きだ。さらに、観葉植物までもが以前のオフィスにも設置されていたもので、物を大切に長く使おうという精神がオフィス空間に表れているのである。

今までドアを再利用するという話は聞いたことがありませんでした。「地球にも優しく、コストにも優しい、さらに見た目にも優れている!」というまさにwin-win-winの関係ですよね!

②『帰属意識』の本棚

オフィスの一角に佇む黒の本棚。
同じ室内に設置してある赤い椅子と相まって、シックな雰囲気を出している。その中には本の他、たくさんのメッセージが書かれた色紙やボール、楯などが飾られている。

本棚の設置は、実は社員が提案したもの。 不要になった本を持ち寄って貸し出し制度を作り、情報共有を行っているのだ。
また、本の横に飾られている色紙は、ボールド5周年の際に社員の方が社長に送ったもので、メンバーの仲の良さが伺える。個人ワークが多い業種ではあるが、ボールドが大切にしているのは「帰属意識」。
この本棚はこの精神の象徴と言えるのである。

この本棚は、面接に使用される部屋に設置されているので、面接に来た人はボールドの社風を感じることができるのではないのでしょうか。

③癒しの会議室

オフィスに入って左手にある会議室。フローリングの床に、スケルトンの壁、白い天井で構成され、外一面が見渡せる窓に黄緑のブラインドを下ろすと、さらにさわやかな印象が増す。

「この場所を訪れる社員が、少しでも癒される環境にしたかった」と澤田社長は言う。パソコンでの業務が多く、一人で単調な業務をこなす職種とのイメージを持たれがちだが、ボールドでは「明るく、モチベーションの高いエンジニアの育成」を目標としている。その想いをオフィスにも込め、出向先から会社に戻ってきた社員が癒され、明るくなるような空間にしたのだ。

以前、このフロアに入居していた店舗は、この空間を上手く使いこなせずデッドスペースにしてしまっていたそう。そんな雰囲気を全く感じさせない、立派な会議室にビックリしました。

 取材スタッフの注目ポイント 
感動ship・感動人間力10か条
澤田社長こだわりの会社理念とその実現のための行動指針。かなりレベルの高い域まで求めていることが分かります。圧倒的に高い目標設定をすることにより、成長スピードが速くなるのですね。
バースデー色紙
澤田社長の誕生日に、これまた社員のみなさんが寄せ書きしプレゼントしたもの。これらは本棚に陳列されているのですが、なんと色紙は4枚もありました。それ以外にも仲の良さそうな写真が飾られていたりと、社員の方々の雰囲気が分かるものがたくさんありました。
アーロンチェア
こちらのアーロンチェアは以前のオフィスから持ってこられたもの。なんとこれは表参道の店で生地や色を選び、特注で作ってもらったというほどお気に入りの一品だそうです。前回のオフィスでももちろんのこと、今回の空間でも一際目立っていました!
フットサルボール
ボールド設立5周年の際に、社員のみなさんが澤田社長に向けてメッセージを寄せ書きしプレゼントしたもの。「でっかいことやりましょう!」や「世界のボールド!」など、熱いメッセージから社員の方々の仕事に対する想いが伝わってきました。

社長インタビュー

赤坂見附駅から徒歩3分の場所に約60坪のオフィスを構えるのは、ソフトウェア開発・エンジニアの派遣など多種多様なITサービスを提供する株式会社ボールド。 今回は代表取締役の澤田敏氏にお話をお伺いすることができた。

人材育成へのこだわり

沖田
オフィスを見学していて、「感動ship」という貼り紙に気付いたのですが、何に使われているのでしょうか。

社長
弊社では、「感動ship」と「感動人間力10か条」というものを作っており、「感動ship」は「関わる全ての人々に感動を与える集団であり続けよう」という理念です。そして、その「感動ship」に関して具体的な目標を示したものが「感動人間力10か条」です。

10か条では「圧倒的に高い目標設定」や「あらゆる制約を越えた達成」など、かなり細かくレベルが設定されていて、その目標に基づいた評価制度も作っています。

沖田
それは、具体的にどのようなものなのでしょうか

社長
半期ごとに感動人間力の10か条の達成度を採点するのですが、ボールドはエンジニアの派遣サービスを展開しているので、採点者は自分自身の評価の他に出向先の企業さんがいます。その評価を踏まえて来期の目標を考えます。

半期に1回この評価制度を実施することによって、単に個々人のスキルアップを促すという効果以外にも、ボールドへの帰属意識が生まれるというメリットもあると考えています。

沖田
なるほど。人材教育に非常に力を入れていらっしゃるのですね。

社長
リーマンショック以降IT業界は厳しい状況に置かれています。そのような環境の中で生き残るためには、人を育てないといけません。技術者というとスキルにばかり目が行きがちですが、ボールドではコミュニケーション能力や一般常識なども成長させるのが会社の義務だと考え教育しています。

もちろん技術力は大切ですが、ビジネスの基礎力という土台の上にこそ、その力が養われる。

その二つを持ち合わせる人材を育てているのです。

沖田
それは素晴らしい人材ですね!

社長
同業種でありがちなのが、技術力以外は後回しにされるケースです。しかしボールドでは、目標設定やストレスケアの補助の他に、ビジネスを行う上で必要な基礎力、向上心や責任感等の刷り込みを行い、出向先の企業さんに満足していただけるよう努力しています。

個人ではなくチーム

沖田
社員のみなさんはチームに分かれて出向先でお仕事されていると思いますが、社内理念浸透はどのようにして行っているのでしょうか。

社長
月に1回帰社日を設けています。社員全員が本社に集い、ミーティングを行います。ちなみにこの帰社日は「BOLDay」と名づけられているんですよ。

沖田
おもしろいネーミングですね!これは、澤田社長が考えられたのですか?

社長
私ではなくて、社員がつけました。ボールドでは毎回5~6名ずつのチームに分かれて、その都度の課題に取り組むよう促しています。その課題は新規事業の提案等様々なものがあるのですが、その中の1つとして帰社日のネーミングを募集しました。そこから生まれたのが「BOLDay」です。

沖田
ボールドの日だからBOLDayですね!

社長
色々なチームにプレゼンテーションしてもらいましたがこの名前が1番わかりやすくて愛着を持てたのではないでしょうか。

沖田
でも、どうしてチーム制を取っているのでしょうか。

社長
エンジニアの仕事は、個々での作業がほとんどですが、我々は技術力だけがあればいいとは思ってないんです。技術力の他に、他人と仕事をする際に円滑に意思疎通が図れるだとか、常識がある、社会通念を理解しているだとか……そのような部分を育てるために、チームを作って他人と仕事をすることは最適な方法なのです。チームで行う活動の全てが人間力へと繋がっていきます。さらに、同じボールドの社員と活動することにより、会社への帰属性も高まるのです。

沖田
BOLDayの活動は、会社にとってすごく大切な意味を持っているのですね。

社長
そうですね。ちなみに、このBOLDayでは、全社員での声出しも行っています。声は仕事上の意思疎通において必要不可欠なツールですので、明るく大きな声で挨拶を練習したりしています。この声出しを始めてから、「エンジニアの印象が変わった」と出向先の方から好評価を頂く評価が増えているので嬉しく思っています。

癒しのオフィス

沖田
このオフィスにはいつ頃引越しされたのでしょうか。

社長
2010年9月です。私自身この街が好きであることと、様々な路線が通っておりアクセスが良いことから、前のオフィスに引き続き赤坂見附を選びました。

沖田
オフィスの移転に伴い、工夫されたところはありますか?

社長
雰囲気作りですね。もともとこの場所は飲食店として利用されていたフロアだったので、造りも雰囲気も今までと全く違いました。最初は薄暗い印象の空間だったのですが、天井や壁を明るく真っ白に塗り替えたり、窓から入る光を空間の仕切りで上手く取り入れたり、できる限り明るく清潔感のある印象を目標に工夫しました。

沖田
この場所が薄暗い飲食店だったなんて、今では想像できないですね。オフィス作りにあたって、何かコンセプトはありましたか?

社長
今回は「癒し」をテーマにしました。それを実現させるため、壁をスケルトンにしたり、ドアやカーペットには薄くさわやかな色を用いました。計画段階で私自身が自分の目で素材を見て、納得のいったものだけを利用することにしました。

沖田
でも、なぜ「癒し」というコンセプトにされたのですか?

社長
ITサービスは個々での仕事が多くて、勤務時間も長くなりがちです。一人で業務を進める場面も多くあるので、どうしてもこもりがちになってしまうと思うんです。

しかしながら、弊社が理念として掲げている会社は全く逆のイメージです。開放的なオフィス環境で前向きに業務に取り組んでいる社風を、オフィスの雰囲気からも感じられるようにしたかったのです。

オフィス環境が人に与える効果は非常に大きいものがあると考えていますので、派遣先にいるエンジニアが会社に帰ってきたいと感じられるような雰囲気を出したいという考えがあるのです。

沖田
確かに、御社のオフィスはかなり居心地がいいです。

社長
ちなみに、今回のオフィスは経費削減にも一役も二役もかっているので、非常に気に入っています。

株式会社ボールド

沖田
仕事面で今1番注力されていることは何ですか。

社長
人事評価制度ですね。評価制度は細かすぎると機能しないと思うんです。しかし、逆に曖昧だと社員の頑張りを正確には評価できないので、その境界を上手く定めてどんどんブラッシュアップさせていきたいと考えています。この制度次第で社員の日々のモチベーションも変わってくるので、私の頑張りどころでもあり、やりがいにもなっていますね。

沖田
なるほど。ではこの制度を磨いていく上で、ここが1番大切と思われるポイントはどこですか。

社長
目標管理の精度ですね。本社にいる社員には日々意識させているので容易に実現できるのですが、出向先に派遣されているエンジニアにも浸透させたい、むしろ本社にいる人間以上に手厚くするべきだと考えています。

人間は、目標がなければ成長しない生き物です。何も考えずに仕事をしている人と比べるとその差は、圧倒的に違ってきます。これを解決するべく目標管理に力を入れていこうと思っています。エンジニアを採用する際の面接でも、これを大きくアピールし、共感してくれる人材のみを合格としています。

沖田
採用の場面で、何か気を付けていらっしゃることはあるのでしょうか。

社長
弊社の面接では、まず40分くらいかけてボールドの考え方を説明します。なぜ現在のような理念を掲げているのか、なぜ人事評価制度を作っているのか、なぜ目標管理を行っているのか等、かなり深くまで説明します。
弊社の考え方や理念に納得してくれて、同じ想いを持って頑張ってくれるような人を求めているので、かなりの時間をかけて慎重に選考を進めますね。

沖田
どうもありがとうございます。では、仕事以外で何か力を入れられていることはありますか。

社長
最近の趣味はスキーとゴルフですね。スキーは40歳までほとんど、ろくに滑れませんでした。奮起した原因は子供です(笑)。6歳と4歳の子供が、妻とすいすい滑っているのに私は子供以下。このままでは、父親の尊厳が、、、。マンツーマンのコーチをつけて2日間でかなり滑れるようになりました。そこからは、毎年シーズンに行くようになり、大自然でのストレス発散で冬を楽しんでいます。ゴルフに関しては、ずっと細切れにやっていて本気で取り組んだことはなかったのですが、周りの経営者の影響で惹き込まれつつあります。特にゴルフはスポーツと会話が合体しているのが良いですね。これも43歳デビューなのでスキー同様頑張ります(笑)。

沖田
何歳になってもあきらめないのは、凄いですね。

社長
物事は何でもやる前から決めつけていては始まりません。社員にもいつも言ってますが、まずは本気でやってみてそれから先が見えると思います。基本的には、1人でジムでストイックに筋トレすることは苦手で、集団でやるスポーツの方が自分には向いていると思いますね。会社もプライベートも団体で楽しむ事に魅力を感じます。

沖田
仲間と一丸となって汗を流すのは、とても楽しいですよね!
本日は、貴重なお話をお聞かせ頂き、どうもありがとうございました。

3)内装デザイナーの気になるポイント

オフィス内装作りの専門家がオフィスwatch取材担当者とは異なる プロの視点から取材先企業のオフィスをwatchします。内装作りのプロが提唱するオフィス作りのポイントとは?
本編とは一味も二味も違うノウハウをあますところなくご紹介します。

来社された方に印象を残すちょっとした仕掛け

まず驚いたのがエントランスのドアが自動ドアだったことです。ビルの1Fにオフィスを構えている場合やショールームを併設している場合には見かけることはあるのですが、一般的なオフィスではなかなか見かけないですね。こちらのフロアは以前飲食店が入居しており、その自動ドアをそのまま残して内装を行ったとの事です。訪問者は自動ドアがあるとは予期していないため、エントランスでインパクトを受けることになります。

なかなか面白いなと思ったのはサインです。透明で厚みを持った切文字の、正面と背面にのみ彩色がされていることによって、角度を変えると不思議な立体感をもって見えます。ちょっとしたことですが、デザイナーの遊び心を感じるサインです。

非常に多くの会社とそのオフィスがある中で、来社された方にちょっとしたことでも印象を残す、そんな仕掛けはオフィスつくりにとって大切なことの一つです。

今回紹介した株式会社ボールドと同様に、立体感のあるエントランスサインを取り入れた企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.098 株式会社イクリプス
http://52.197.251.14/098-eclipse-18535

ストレスを感じさせないオフィスつくり

こちらの物件は天井高の低い物件でしたが、圧迫感を感じさせないオフィスつくりが行われています。エントランス左手の島方にせり出しているスペースは、ミーティングスペースとして使われています。外に向けた大きな2面のガラス窓は採光もよく開放感あるスペースです。エントランスとこの会議室との間仕切りをガラスにすることで、一続きの空間のように感じ、開放感ある設計となっています。

執務スペースは天井をスケルトンにし、空間の高さを確保するとともにホワイトに塗装を施すことで広がりを感じられます。それだけでなく壁、デスクやキャビネットといった什器に至るまでホワイトで統一し、蛍光灯は昼白色を用いることで執務スペース全体が明るくなり、ストレスを感じない空間となっています。

今回紹介した株式会社ボールドと同様に、ガラスを多様した空間作りや白を基調としたオフィス作りを行っている企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.087 ドリームエリア株式会社
http://52.197.251.14/087-dreamarea-18410

オフィスwatch No.073 デジパ株式会社
http://52.197.251.14/073-digiper-15017

“建物情報”

東京メトロ銀座線丸の内線赤坂見附駅」徒歩3分、東京メトロ千代田線赤坂駅」徒歩5分。
一ツ木通りに面する好立地に株式会社ボールドの入居する「泉商事一ツ木ビル1」はあります。
竣工:1979年3月。
一ツ木通りはTBSの通りとして有名になり、現在では赤坂Bizタワーへ繋がる飲食店舗が数多くある、活気と利便性の揃ったエリアとなります。
足回りが優れている立地のため、テレビ関係以外にも業種を問わず集積しているエリアです。泉商事一ツ木ビル1のガラス張りの外観は、数あるオフィスビルの中でも個性的に仕上がっています。

4)まとめ

さわやかな家具、居るだけで自然と癒される空間。エンジニアという職業柄の欠点を払   拭させるオフィスの造りに感動しました。これらを作り上げたのはすべて、優秀なエンジニアを育成したいという澤田社長の想いからであるということを実感!

以前に移転前のオフィスも取材させて頂きましたが(File056でご覧頂けます!)、今回のオフィスは家具の再利用で前回の雰囲気を残しつつも、かなりグレードアップさせた空間でした。それでいて以前より経費削減になっているとのことでビックリ。次の移転の際にも、また遊びに行かせていただきたいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*