世界のマーケティングを変える!唯一無二のサービスを提供するオフィス-株式会社シャノン【オフィスWatch120】

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港区虎ノ門に約100坪のオフィスを構えるのは、自社開発アプリケーションとマーケティングに関わるノウハウを企業に提供する株式会社シャノン。
今回は、代表取締役の中村健一郎氏にお話をお伺いすることができた。
1)世界のマーケティングを変える!唯一無二のサービスを提供するオフィス
①自社ビル!?
②セミナールーム
③虎ノ門
2)社長インタビュー
3)内装デザイナーの気になるポイント
4)まとめ

1)世界のマーケティングを変える!唯一無二のサービスを提供するオフィス

(取材日 2010年08月20日)

株式会社シャノン
《事業内容》 企業向けマーケティングSaaSの開発・導入、マーケティングに関わるコンサルティング
《サイトURL》 http://www.shanon.co.jp/

①自社ビル!?

ガラス張りの大きな窓が印象的な真新しいビル。大通りに面したビルの一階部分は、まるでアパレルの店舗が入っているかのような雰囲気を醸し出している。その窓面には、大きく“SHANON”の文字が刻まれている。道行く人々は、そのビルの外観と“SHANON”の文字とに興味を奪われる。

一見、このビルはシャノンの自社ビルのように見えるが、実はそうではない。シャノンが入居するのは1階と中2階の2フロアなのである。お客様にシャノンという会社に安心感を持ってもらえるように、また社員がビルの質感に合ったサービスやクオリティを意識できるようにという2つの観点で、このビルを選んだのだ。

街中に突如現れるおしゃれなビル。“SHANON”の文字と相まってとても目立つので、方向音痴の私でも全く迷うことなく訪問することができました(笑)。

②セミナールーム

シャノンの1階部分には、セミナールームが広がっている。床から高い天井部分まで伸びる大きな窓と真っ白な床と壁。そこには可動式の白いテーブルと椅子、所々に観葉植物が設置されている。外から入る日差しが心地よい開放感溢れるこの空間では、定期的にセミナーが開催されている。

「いらっしゃって頂いた方々に、気持ちが良いと感じてもらえるよう、このようなセミナールームを作りました。」と語る中村社長。月に2~3回、同社が提供するシステムのセミナーを実施したり、来客や社内のミーティングでこの場を使用する。長時間のセミナーでも快適に過ごしてもらえるような空間作りにこだわったのだ。

セミナールームでの取材中、「これは一体何の会社だろう!?」と道行く人々がこちらを覗く姿が見受けられました。この空間でちょっとしたイベントを開催してみたら、人々の注目を集めて効果抜群かもしれませんね。

③虎ノ門

虎ノ門駅から徒歩3分の場所にシャノンはオフィスを構える。この街の由来は、江戸城の南端にあった門の名称であり、門が撤去された後もその近隣地域の俗称として使われてきたことによる。虎ノ門は、霞ヶ関や新橋に程近い、歴史あるオフィス街として多くの人々に知られている地なのである。

「我々のサービスを利用してくださる方に安心感と信頼感を持っていただけるような立地を選びました」と語る中村社長。事業柄、比較的大きな規模の会社のお客様が多いため、オフィスの立地が客様に与える印象は大変大きいのだという。設立年数や平均年齢で判断すると、若いベンチャーだと思われる同社の印象を払拭させるような立地を選んだのだ。

虎ノ門には、一歩道を入ると古い家屋や寺院が多く、都心とは思えない静かな佇まいが広がっています。様々な顔を持つ虎ノ門の雰囲気は、個人的にはとても好きな街のひとつです。

 取材スタッフの注目ポイント 
【photo1-2】
シャノンブランド
こちらはシャノンさんのロゴマーク。中心の星は、「お客様のスターになる事を目指す」社員さんのスタンスを表しているそうです。中心に社員さんの姿を置いているところが、何だか心温まります。
木のブロック
エントランス部分に設置された木のボックスは、執務スペースと来客スペースとを区切るパーティションとして活躍しています。木の素材感とロゴと照明がとてもオシャレです。
自販機
セミナールームに設置された自販機は、来客時に大活躍。一本50円からという価格はお得なので、特に夏場は大活躍しているのだとか。一社に一台、置いておきたい機械ですね。
貸し出し図書
社内の棚にたくさんの本を発見!マーケティングや経営、企画の本などビジネスに関する本が詰まっています。自由に借りることができるというのは、社内制度として良い取り組みですよね。

社長インタビュー

港区虎ノ門に約100坪のオフィスを構えるのは、自社開発アプリケーションとマーケティングに関わるノウハウを企業に提供する株式会社シャノン。今回は、代表取締役の中村健一郎氏にお話をお伺いすることができた。

唯一無二のサービス

沖田
セミナールームはとっても開放的な雰囲気ですね。

社長
ありがとうございます。セミナールームでは、セミナーを実施する企業様向けのセミナーを行っています。運営の効率化であったり、弊社のシステムを活かしてどのようにお客様を獲得していくのかというノウハウを提供していて、製品の活用法や事例の紹介などを実施しています。

沖田
お客様としては、どのような方が多くいらっしゃるのでしょうか。

社長
自社でセミナーやイベント、展示会を実施する法人様をお客様としていますので、ある程度の規模の会社様が多いですね。
セミナーの機会が頻繁にあり、その規模が大きいが故に社内だけでは運用が難しい場合に活用していただける製品になっています。

沖田
具体的に、その製品の内容を教えていただけますでしょうか。

社長
はい。セミナーを運営する際に必要となる申込フォームや告知サイトの作成、受講票配信、来場管理などのセミナー運営をはじめ、メール配信や資料請求管理、見込み客データの管理など、マーケティング業務を一元的に管理するためのシステムを提供しています。

実際の運営から運営後のマーケティング部分までを一手に担えるような製品になっていると思います。

沖田
至れり尽くせりですね。

社長
そうですね。それまで展示会の準備に何週間もかかっていた作業がわずか10分に短縮されたとか、販促効果が向上したとか、集客効果が大幅に向上したという声を頂戴する機会が多く、一度使っていただくとリピーターになって頂くことが多いですね。

沖田
それは、貴社の製品の質の高さを物語っていますね。

社長
ひとつで色々なことができる幅のあるサービスになっていますので、「こんなものがあったのか」と仰って頂けるのは大変嬉しいことですね。システムというと、よく「これはできません」という制約がたくさんあったりするのですが、弊社の場合はそれがないのもひとつの強みになっていると思います。

社内インフラ整備

沖田
社員さんのデスクはどの席も整理整頓されていて気持ちがよいですね。

社長
どうもありがとうございます。弊社には、紙媒体がほとんどありません。必要な書類はデジタル化して、紙自体は定期的に破棄しているのです。

沖田
なるほど。

社長
いつ何時、どこにいても明確なやり取りができるように、業務上必要なものは全てクラウドのサービスを使っています。社内のどの場所でミーティングを行っていても、「あの情報がほしい」と思えばすぐに見つかるようになっているのです。

沖田
それは便利ですね!

社長
例えば、スケジュールやメール、ドキュメントといったグループウェア的なものはGoogle Appsを使用していて、社内の営業状況や進捗管理、またマーケティング管理の面は自社製品を活用しています。その他、書類の申請もクラウドで行っていますので、極端な話をするならば、自宅からでも欠勤届けが出せるような仕組みになっています。

沖田
徹底していらっしゃいますね。

社長
マーケティングのクラウドサービスを提供している会社として、自身もクラウドのインフラをベースに環境を整備していて、パソコンさえあればどこでも仕事ができるようになっています。

沖田
なるほど。でも、そうすると社員同士の交流が希薄化しそうですが……。

社長
一見、デジタル上でのやりとりばかりで実際の人間同士の交流が希薄かとよく思われてしまうのですが、弊社の場合はそうではなくて、アナログの部分も同じくらい大切にしています。

例えば、あえてミーティングをする機会を設けて情報交換をする場を定期的に持っています。我々はメーカーとして事業を行っていますが、この製品を生み出すのは人であり、それを利用して活用するのも人で、サポートするのも人なのです。ですから、デジタルの良い面とアナログの良い面とを上手く複合させて仕事に当たるよう心がけていますね。

シャノン式社内教育

沖田
社員さんの教育は、どのような形で行われていらっしゃるのでしょうか。

社長
当社には、いくつかの委員会があって、全社員が何らかの委員会に属しています。その中で、社内の教育や文化作りに関する活動を社員自身が主体となって行っています。

例えば、その一例としてオンラインのテストがあります。

沖田
それは、一体どのようなテストなのでしょうか。

社長
全社員が集まってテストをするというのはなかなか難しいことなので、定期的にオンラインでテストが実施されます。期日が設定されていて、その期日内に回答するというものなのですが、社員の手作りです。
センター試験のように選択肢があって選んで回答していくのですが、その内容はISO系のものであったり技術系のものであったり様々です。
最近、テストの点数が悪くても「悪かったな」で終わってしまう人がいるということで、ある一定の点数を超えるまでは追試を受けなくてはいけないという制度に変わりました。実は、私も最近追試を受けました(笑)。

沖田
そうなんですね。オンラインテストというのは面白いですね。

社長
我々にとっては一般的なのですが、他社さんからすると珍しいようですね。
あとは、教育の面とは少しずれますが、社員交流もオンライン上で行っていたりします。例えば、何か社員に向けて特別に伝えたいことがあれば、自分でビデオを撮影して流したり、新入社員が入ると取材形式でメッセージを流したりします。サッカー選手のインタビューのように、バックにシャノンと書かれた壁の前に座らされて、インタビュアーが入社のきっかけや趣味などを質問するのですが、全部記録として取っておかれてしまうので、本人としてはあまり心地よいものではないのかもしれませんね(笑)。

沖田
確かに、自分だったら残ってほしくないかもしれません(笑)。それも、社員さんが積極的に取り組まれていらっしゃるのですね。

社長
そうですね。自分から進んで何かを発信していこうという人間が多いんだと思います。実務は、どうしても師匠と弟子のように見て盗んでいく部分があるので、そこでは学べないことを委員会の部分で学べるようにしているのです。

株式会社シャノン

沖田
中村社長は学生起業だとお伺いしましたが、どうして起業をしようと思われたのでしょうか。

社長
私は学生時代、白衣を着て免疫の研究を行っていました。当時、ある夢を持っていて、そのまま研究者として歩んでいってもその夢は到底実現できそうにないと考え、起業が最短の道であると思えたので起業することにしたのです。

沖田
どんな夢をお持ちだったのでしょうか。

社長
親のいない子供を支援するプロジェクトを行いたいと思っています。どうしてそんな夢を持つようになったのかというと、私は若い頃、ずっと生きている意味を見出せずに人生を歩んでいました。少し擦れた人間だったのでしょうね。

大学生の時に自分が生きている意味がわからず悩み、真剣に追求してみたのですが、結局何も見出せず、未来に対しても何の期待もなかったので、死のうと思ったのです。

でも、いざ死のうと決心した時に、私の脳裏にふと両親の顔が思い浮かんで、非常に強い罪悪感を感じて自ら命を絶つことを受け入れることができなくなりました。

沖田
そんなご経験があったのですね。

社長
それまで、両親から「お前のことが大切だ」とか愛情を存分に感じうるだけの言葉を特別にかけてもらった経験などありませんでしたが、そういう場面で他の誰でもない、両親の顔だけが思い浮かんだのです。これは、親に愛情を存分にもらっていた人間だからこその発想なのだろうと思い、自分自身がいかに恵まれている存在であるのかを実感しました。

両親の愛情を受けて恵まれた環境の中で育ってきたのだから、自分は死んではいけない。「生きたい」というよりも、「死んではいけない」と思ったのです。

沖田
なるほど。

社長
その時に私は、世の中にたくさん存在する愛情を受けられない人を一人でも多く救いたいと強く思ったのです。この夢は、今でも個人的に抱いている夢なんです。

沖田
それは素敵な夢ですね。でも、研究者からマーケティングの分野に入られたというのは非常に珍しいのかと思うのですが、どうしてだったのでしょうか。

社長
はい。起業することを決意して、いざビジネスを行おうとした時に、資金がなくても始められて、歴史の浅いITに着目をしました。

歴史が浅いということは、キャッチアップもすぐにできるだろうと考えたのです。その中で、起業当時偶然パソコンの展示会に携わる機会があり、そこで初めてマーケティングという分野に触れました。調べてみたら、今弊社が行っているようなサービスを行っているところはどこにもなかったので、それであれば自分が参入しようと思い立ったのです。マーケティングは、売れる仕組みをどのように作っていくのかというビジネスにおいて非常に重要なものですので、そこに直接携わることへのおもしろさは非常に魅力的でしたね。

沖田
なるほど。それでは、起業されてからお仕事においてやりがいを感じられる点を教えていただけますでしょうか。

社長
そうですね。自分たちがこの分野のリーダーとしてやらせてもらえているところでしょうか。自分たちが生み出すサービスが、世の中を変えることができるんだという直結感や影響感、責任感を感じるところが面白いところだと思います。

沖田
それでは、大変厚かましいお願いなのですが、私に対して今後の社会人生活へのアドバイスを頂戴できますでしょうか。

社長
なるべく一度もやったことのないことをたくさんやってみてください。
人は、どうしても自分の物の範囲で考えてしまうもので、自らが触れているものの範囲でしか気づきません。知っていることと体験していることは全く違うもので、例えば同じ絵画であっても写真集や書籍で見るのと美術館へ足を運んで生で見るものとでは全く違います。
それまで自分が苦手だなと思っていたことにあえて挑戦することによって得る気付きはたくさんあって、それが人生の糧になると思います。

沖田
どうもありがとうございます。では、中村社長の今後の目標を教えていただけますか。

社長
会社としての目標ということでお話をすると、マーケティングの分野で世界のリーディングカンパニーになることです。例えば、グループウェアだとサイボウズのように、マーケティングならシャノンのサービスがあれば大丈夫だと世の中に認知されるようになりたいですね。これは数年のうちに実現をし、日本のマーケティング、世界のマーケティングを変えていくような存在になっていきたいと考えています。

3)内装デザイナーの気になるポイント

オフィス内装作りの専門家がオフィスwatch取材担当者とは異なる プロの視点から取材先企業のオフィスをwatchします。内装作りのプロが提唱するオフィス作りのポイントとは?
本編とは一味も二味も違うノウハウをあますところなくご紹介します。

ブランディング効果を発揮するセミナールーム

2フロア相当の高さを持つ真新しいビルのエントランス脇にセミナールームを構え、中2階に相当するフロアに会社のエントランスや執務スペースを構える珍しいオフィス。

大通りに面するセミナールームのガラス面にはロゴマークが張られていて、来社される方、通りを歩く人に「自社ビルなのかな」という印象を与えます。また、窓面にはロールスクリーンが設置されていますが、窓幅に対し目一杯に作るのではなく、少し隙間を持たせてあります。全てを見せるのではなく、見えないわけでもない、この微妙な隙間が道行く人の注目を集める仕掛けになっています。特に暗くなってきてからは室内照明の光が漏れだし、その効果は顕著にあらわれます。

表参道のブランドショップのような雰囲気の建物に、自社ビルのような印象、つい目線を向けてしまうように興味を沸かせる仕掛けを持ったこのセミナールームは、対外的に与える信頼・期待感や、インパクト・PRに効果を発揮するでしょう。

今回紹介した株式会社シャノンと同様に、ブランディング効果のあるエントランスデザインを取り入れている企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.115 株式会社コミュニケーションデザイン
http://52.197.251.14/115-cdj-20269

来社された方の目線を意識したレイアウトデザイン

ビルエントランスを入り、正面・中2階への階段の先にシャノンのエントランスが見えてきます。実はこのエントランスは、もともとオフィスの通用口。本来のエントランスは、エントランス右手壁の場所にあり、今はオフィス側から壁を立てて会議室として活用されています。旧エントランスだった場所では、ビルに入った時点で目に飛び込んでこず、そこに会社があるようには見えません。思い切った変更を行ないましたが、まるで自社ビルに見える「セミナールームのデザイン効果」と相まって、来客に与える印象を大きく変える良いレイアウトと言えます。

エントランス壁面は平面に作り上げるのではなく、三角形に窪みをつけることで表情とともにスペースが生まれ、ちょっとした小物や自社商品のディスプレイなど、カスタマイズの幅を広げています。省スペースでお客様へのアピールポイントを確保することが出来るちょっとした工夫です。

“建物情報”

東京メトロ銀座線虎ノ門駅」徒歩3分。 日系企業と外資系企業が共存するオフィス街として人気が高い虎ノ門エリアの桜田通り沿いに位置するのが、株式会社シャノンの入居する「虎ノ門1丁目MGビルディング」です。
竣工:1964年、基準階面積:126.20坪
記載の竣工時期に疑問をもってしまう程の外観のフォルムとエントランスを兼ね備えるこちらのビルは、2005年11月に耐震補強工事を含め全面リニューアルを実施しています。
リニューアル工事により通り側に面する窓面は足元から天井まで広がり、採光性豊かなビルに変貌を遂げました。また、トイレや給湯といった共用部も新築同様の設備になっています。

4)まとめ

シャノンさんのオフィスを訪れてまず驚いたのは、まるでお店のようなガラス張りの外観でした。虎ノ門の駅前には、どちらかというと古いビルが多いので、美しい外観は街中で一際目立っていました。このビルの特性を活かして、セミナールームにお客様を招いてイベントやパーティーを開いたらより一層話題のビルになるかもしれません。もし開催される機会があれば、是非遊びに行かせていただきたいです。

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