オンリーワンサービスを創出する!優しさいっぱいのオフィス-株式会社ネットプロテクションズ【オフィスWatch119】

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銀座一丁目駅前に約200坪のオフィスを構えるのは、日本初の「後払い」決済代行サービスを提供する株式会社ネットプロテクションズ。
今回は、代表取締役社長の柴田紳氏にお話をお伺いすることができた。
1)オンリーワンサービスを創出する!優しさいっぱいのオフィス
①芝生の広場
②おもしろ会議室
③流れるエントランス
2)社長インタビュー
3)内装デザイナーの気になるポイント
4)まとめ

1)オンリーワンサービスを創出する!優しさいっぱいのオフィス

(取材日 2010年6月28日)

株式会社ネットプロテクションズ
《事業内容》 後払い決済・クレジットカード決済サービス、購入者向けポイントサービス、オンラインショッピングモールの運営。
《サイトURL》 http://www.netprotections.com/

①芝生の広場

エントランスから執務スペースを抜けたところに突如として現れる、床一面が芝生で覆われたオープンスペース。木製のテーブルや椅子、ソファが設置された広々としたこの空間は、社員の憩の場として、また社内外の打ち合わせやセミナースペースとして機能している。

社員同士の交流の場として設けたこのスペースには、雑誌やサッカーボール、Wii等が置かれ、非常にラフな雰囲気を醸し出している。「決済」という事業が持つ堅いイメージを払拭させるような空間作りにこだわり、人工芝の広場を作ったのだ。

この広場では、時折サッカー好きの柴田社長が社員の方と一緒にサッカー観戦をすることもあるのだとか。こんな多目的に使える広場があるのだなんて、とっても贅沢ですよね!

②おもしろ会議室

ネットプロテクションズの社内には、計5部屋の会議室が用意されている。オーシャンズにルパン、チャップリン、プードル、SOKO……それぞれに個性的な名前が設けられているからおもしろい。

利用用途によって雰囲気の異なる会議室を設けることにこだわった同社。例えば、映画のストーリーに由来したオーシャンズは、計12脚の椅子が設置されており、たくさんの人間が集まって物を生み出していく部屋。また、プードルは、プードルの毛並みを彷彿とさせるような毛足の長いカーペットが敷かれた高級感あふれる雰囲気で、役員会議の場などにも利用されている。さらにルパンは彼らの乗っている車の色をイメージしており、活発な意見交換の場として活躍しているのだ。

ちなみに、柴田社長お気に入りの会議室はオーシャンズなのだとか。ポップな色合いの椅子と円形テーブルとがとても可愛らしい雰囲気なので、私もお気に入りの一部屋になりました。

③流れるエントランス

白い壁に白い天井、フローリングの床の上には水槽やグリーンが設置されている。自然光が降り注ぐ広々とした贅沢な空間は、とてもオフィスのエントランスとは思えない、まるでリゾートホテルに訪れたかのような雰囲気を漂わせている。

「イメージとしては、ビーチのような優しくてリラックスできる雰囲気のエントランスを作ることにこだわりました。」と語る柴田社長。ネットプロテクションズが掲げる「お客様に対する優しいサービス」の雰囲気を体感していただけるよう、オフィスを訪れたどんな人にも受け入れられる雰囲気を形作った。また、本来であれば直線で空間を仕切る壁面をあえて曲線にすることにより、空間に温かみを増長させているのだ。

ちなみに、エントランスの水槽の魚たちは、社員の皆さんが世話を行っているのだとか。当社でも同じ取り組みを行っていますが、愛着が沸くしコミュニケーションの場ともなるので、とても良いですよね!

 取材スタッフの注目ポイント 
知恵の窓
オーシャンズの壁にある小窓は、その名も「知恵の窓」社員さんが自分の好きなものを置いて、貸し出しを行うスペースなのだそうです。本やDVDなど、何を置いても言いというこの場所。とても面白いアイディアですよね!
曲線のウォークスルー
執務スペースのウォークスルーは、まるで小道のような色使いが施されていてとってもユニーク。イメージとしては、海辺をイメージしたエントランスから部屋(執務スペース)を抜けて中庭(オープンスペース)へと抜ける雰囲気を表現したかったのだそうです。
IKEAの家具
社内の家具には、IKEA製品が多いのだとか。自分たちで足を運んで選んだ什器には、とっても愛着が沸きますよね。水槽の餌やり同様、ここも当社との類似点で何だか勝手に親近感を抱いてしまいました(笑)。
ホワイトボード
会議室のホワイトボードのガラスには、部屋ごとに異なる色味のボードが入れられています。見た目もおしゃれですし、それだけでガラリと雰囲気が変わることにビックリしました!

社長インタビュー

銀座一丁目駅前に約200坪のオフィスを構えるのは、日本初の「後払い」決済代行サービスを提供する株式会社ネットプロテクションズ。今回は、代表取締役社長の柴田紳氏にお話をお伺いすることができた。

優しいオフィス

沖田
オフィスの中は、どの空間もとても明るくて気持ちの良い雰囲気ですね。

社長
どうもありがとうございます。オフィスは大きくエントランスから会議室を含めたお客様用のスペースと、社員用の執務スペース、社内外用のオープンスペースの3箇所に分かれています。イメージとしては、海岸から部屋のリビングに入っていって、中庭へと抜ける雰囲気にしています。

沖田
まるでリゾートのようで素敵ですね!

社長
そうですね。このオフィスは、弊社の社員2名が中心となってデザインを進めていきました。以前のオフィスはいわゆる普通の殺風景なオフィスだったのですが、それではお客様をお呼びする場としては適切ではないのではないかと思い、ゼロベースから自分達で考えることにしました。

沖田
デザインされる際には、どのような点に注意されたのでしょうか。

社長
そうですね。以前のオフィスでは、構造上、部署間の繋がりが希薄で情報共有が円滑に行われていなかったので、ワンフロアのフラットな空間にしたり、簡易的なミーティングスペースを複数置いてみたり、芝生のオープンスペースを設けました。根幹にはこのコミュニケーションの活性化による社内の雰囲気作り、業務の効率化があります。
そして、弊社の事業の特徴としている「優しいサービスの提供」をオフィスの雰囲気で演出しています。

沖田優しさを感じられる空間作りということでしょうか。

社長
そうですね。決済というと、手にとって触れるものではないので、どうしても不透明な印象を与えてしまいがちです。ただ弊社の場合は、お客様の信用力を担保する優しいサービスを提供していますので、決済の硬いイメージを払拭して、その柔らかさを表現したかったのです。

沖田
明るくて清潔感があり、仰るとおりの雰囲気になっていると思います。

社長
どうもありがとうございます。弊社を訪れるお客様の大半が、ベンチャーと聞くと、もっとガツガツしたイメージを抱かれるようですが、そういう部分を表現してもお客様にとってはどうでもいいことだと思います。それよりも、お客様には少しでも気持ちの良い時間を過ごして帰って頂きたいと思っています。

オンリーワンサービス

沖田
御社は「後払い決済」という他にはない事業を展開されていますが、どのような方が多く利用されていらっしゃるのでしょうか。

社長
現在、加盟店が約10,000店、累計ユーザー数が1,000万人くらいいますが、ユーザー層としては女性が多いです。
化粧品やアパレル、健康食品、インテリアといった店舗が豊富に揃っていますし、クレジットカードに抵抗感のある方にでも気軽に使っていただけるので、20~40代の幅広い層に広がっています。

沖田
気軽に使ってもらえるということですが、利用するにあたって、どのような審査があるのでしょうか。

社長
名前と住所、電話番号など、普通のネットショッピングで必要なものと全く変わらない情報だけで利用して頂くことが可能です。

沖田
え!それだけですか!?

社長
はい、そうです。どこの誰なのかわからない人に物を売ってもお金を払うわけが無いと思われていましたが、実際はそんなことはないのです。ファイナンスの多くは性悪説で成り立っていますが、弊社の場合は全く逆の考え方になっています。

前提として、まずお客様を信頼しなければ成り立たないビジネスなのです。

沖田
でも、支払わない方もたくさんいらっしゃるのではないのでしょうか。

社長
確かにゼロではありませんね。ただし、その場合のみ、後払いをご利用いただけないだけで、あくまでもお客様に優しいサービス、誠実なサービスであるという部分を根幹にしています。

沖田
なるほど。何のデメリットなく利用できるのは嬉しいですね。

社長
そうですね。このサービスを展開していると、新規のお客様が非常に多いのも特徴のひとつですね。ネット上の取引は相手の顔が見えませんので、利用者はなるべくリスクの低そうな方法を選択するものです。後払い決済であれば、お客様側のデメリットはありませんので、気軽に利用して頂くことができるのです。

沖田
私も是非一度利用してみたいと思います。今後も御社ではオンリーワンの事業を生み出していかれるのでしょうか。

社長
そうですね。オンリーワンの事業を行っていると、土台ができてきます。
弊社の場合は、リスクにチャレンジする能力であったりオペレーションを効率よく回す方法であったりするわけですが、この強みを活かして今後も事業展開していきたいと考えています。

自ら発信する文化

社長
社内には、色々な活動を行っている人間がたくさんいます。例えば、フットサルチームは定期的に試合を行っていたり、珍しいところでは自分の好きなコーヒー豆を持ち寄って飲みあうコーヒー部、毎日自分のおすすめランチを投稿している人間もいたりしますね。

沖田
それはおもしろいですね!

社長
みんな自主的に活動しているのですが、最近社員の声から取り入れたのが、会社の5つの理念に即した人物を評価して表彰するという取り組みです。成績とは関係のない部分をきちんと見てくれているということで、表彰するとすごく嬉しいようですね。

沖田
御社の社員さんは、積極的に行動される方が多いのですね。何か特別に教育を行っていらっしゃるのでしょうか。

社長
新卒に関しては、私が直接研修を行います。そもそも仕事とは何であるのかとか、プロジェクトベースの物事の進め方をレクチャーしたりします。 また、中途に関して前職でのキャリアを活かして情報を積極的に社内に伝播してもらいます。その情報を取りにいくかいかないかは本人の自由で、1から10まで教えるということはせず、本人の成長は全て社員個々人に任せています。
ですので、自然と皆自ら発信することが当たり前にできるのかもしれません。

沖田
それが当たり前にできる人は、なかなかいないと思います。

社長
そうですね。弊社では、誠実且つ志のある人間で、何かを成し遂げたいという心意気のある人を大切にしています。 今の時代は、高度成長期ではありませんので、チャンスが多くあるわけではありません。ただ、この会社は成長分野にあるので、チャンスが多くあり、人が育つフィールドがあります。ですので、社員にはこの会社を上手く利用して、大きく飛躍していってもらえればいいなと思っています。

株式会社ネットプロテクションズ

社長
大学卒業後、大手商社に入社をしたのですが、働いていく中で一会社員として働く道ではなく、自ら事業を興してみたいという気持ちが強くなりました。そこで、2001年にネットプロテクションズの親会社である会社に転職することを決意し、そこでこの会社の買収計画事業に携わることになったのです。 私はネットプロテクションズの役員という職務を与えられたわけですが、中身を覗いてみると、そこには何の事業もありませんでした。「後払い決済」という事業が既に存在しているという前提で来てみた訳ですが、そんなものは影も形もなく、結局私がゼロから事業を立ち上げていかなければならないような状況だったのです。
決済もITも、マネージメントも何も分からない中で、とにかくやるしかありませんでした。

沖田
それはすごい状況ですね。さぞかしご苦労があったのでしょうね。

社長
大企業を辞めた私には、何の逃げ道もありませんでしたので、どんな状況であろうとやるしかなかったのです。未経験な上に、この後払い決済自体がオンリーワンのビジネスでしたので、周りの誰からも教わることができませんでした。
なお且つ、その当時働いていた社員は私よりも10歳以上年上で、若造の私が介入することを快く受け入れてくれたわけではありませんでした。しかし、毎月何千万という赤字が出ていて、行動を起こさなければキャッシュが尽きるのが目に見えていました。

沖田
そんな中で、どのように行動していかれたのでしょうか。

社長
とにかく一刻の猶予もないような状況でしたので、スピード重視で様々なプロジェクトを立ち上げていきました。自分がやらないと潰れてしまうだけなので、最初の数ヶ月間はひたすら仕事をしていました。私が仕事をすればするほど、そのスピードについてこれない周りからの反感が強まっていく。結局、事業がまともに稼動するようになるまで、そんな状況が三年間くらい続きましたね。

沖田
逆風の中でも自らを律して行動をし続けていかれたわけですが、そのモチベーションを維持し続けられた秘訣はどこにあったのでしょうか。

社長
そうですね。
もともと私は、「自分自身で何かを成し遂げたい」という想いを持って大企業を飛び出してきました。
自分でやると決めたことを環境のせいにして止めるという選択肢はあり得ませんでした。逃げ道はあったのかもしれませんが、一度逃げるとその先の人生、ずっと逃げ続けることになるのです。例え辛くても失敗しても、人生前のめりに死んだ方が良いと思っています。人生の時間は限られていますので、その時間を思い切り燃焼させたいという気持ちが強いんです。

沖田
なるほど。柴田社長の今後の目標や夢を是非お聞かせいただきたいです。

社長
現段階で何か具体的な目標があるわけではないのですが、社会に良い影響を与えたいと思っています。それは、事業を拡大するという方向でもあり得るでしょうし、この会社の中で社会に必要とされる人材を作るということでもあると思います。また、学校を作ったり、政治活動に参画してみるという分野でも実現できるのではないかと考えています。

沖田
どうもありがとうございます。それでは、大変恐縮ではございますが、私に向けて今後の社会人生活へのアドバイスを頂いてもよろしいでしょうか。

社長
自ら手を伸ばして挑戦することは、若いうちにしかできません。その結果が成功であろうと失敗であろうと全てプラスになりますので、自分への良い投資だと思います。
それは、自分自身の経験からすごく感じることで、30歳くらいまでは様々なチャレンジをしてもがいてきました。その頃は辛くて仕方がなかったものの、今振り返ると本当に良かったと感謝しています。
年を重ねると脳が保守化してきて知らない分野にチャレンジすることが億劫になってきますので、20代のうちにたくさんのチャレンジをすることをお薦めします。

沖田
承知しました。柴田社長に負けないような行動力を私も実践したいと思います。本日は、長時間に渡り貴重なお話をお聞かせ頂き、どうもありがとうございました。

3)内装デザイナーの気になるポイント

オフィス内装作りの専門家がオフィスwatch取材担当者とは異なる プロの視点から取材先企業のオフィスをwatchします。内装作りのプロが提唱するオフィス作りのポイントとは?
本編とは一味も二味も違うノウハウをあますところなくご紹介します。

企業ブランドを表現するオフィスの空間

エントランスは、ロゴに敢えて壁面と同じホワイトを用い、そこに暖かみのあるスポットライトを当てることで、まるでエンボスに浮き上がってくるような表情を見せています。ホワイトと暖かみのあるダウンライトによって、柔らかさとクリーンな印象が生まれ、事業の特徴である「優しいサービス」を感じさせ、安心感を与えてくれます。

また、5つの会議室はそれぞれ異なるコンセプトを持っています。多種多様な業界・業種のお客様に合わせた空間にお通しすることで、それぞれの視点に合わせた肌理細やかな対応が体現され、長きに渡るパートナーとしてより親密な関係づくりに貢献していることでしょう。

今回紹介した株式会社ネットプロテクションズと同様に、企業の姿勢をエントランスで伝えている企業を、バックナンバーの中からピックアップしました。

オフィスwatch No.100 スキルハウス・スタッフィング・ソリューションズ株式会社
http://52.197.251.14/100-skillhouse-18614

機能の意図的な融合による、活きたコミュニケーション空間

人工芝を用いた、居心地のいい空間となっているオープンスペース。

いわゆるリフレッシュスペースのような社内コミュニケーションのための空間を設けても、その稼働率はなかなか上がらないものですが、こちらのオープンスペースでは、「休憩・リフレッシュ」「ランチスペース」「TV・Wii」「打合せスペース」「セミナースペース」など、“リフレッシュの場“と”実際に常時活用する場“としての機能を意図的に融合させることで、活きたコミュニケーションが生まれる場となっています。

このようなスペースでの何気ない会話が、社員のモチベーションアップやベクトル一致に貢献し、また新しいアイディアやヒントとなって知的生産に貢献することも少なくありません。

今回紹介した株式会社ネットプロテクションズと同様に、リフレッシュ・コミュニケーションの場がある企業を、バックナンバーで紹介しています。

オフィスwatch No.089 有限会社あきゅらいず美養品
http://52.197.251.14/089-akyrise-18421

“建物情報”

 

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅」直結、東京メトロ銀座線日比谷線丸の内線銀座駅」徒歩4分、都営地下鉄浅草線東銀座駅」徒歩4分、JR山手線有楽町駅」徒歩7分、6路線4駅が使用できる好立地に位置しているのが、株式会社ネットプロテクションズが入居する「銀座ファーストビル」です。
竣工:1998年9月、基準階面積:230.99坪

銀座・東銀座のオフィス情報
提供:東京オフィス検索

4)まとめ

リゾートを思わせる広々とした明るいオフィスは、その場を訪れるだけでとても心地よい空気を感じました。中でも、芝生のオープンスペースが印象的で、打合せをしている社員さんの笑顔を見ていると、環境が人に与える効果を感じざるを得ませんでした。

社内で定期的にフットサルを行っているというネットプロテクションズ様。オープンスペースに置いてあるサッカーボールを使って練習しているそうなので、いつか弊社のフットサルチームと試合ができたらいいですよね。

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