レシピサイトで知られるクックパッドでは社員が料理を楽しいと思ってもらえる工夫として
オフィスにキッチンを取り入れています。
社員にそう思ってもらうことで意識やモチベーションの向上へつながります。
今回は、キッチンを取り入れることで得られる効果についてお話を伺ってきました。
1)社風に合わせた内装づくり【オフィス写真&ポイント解説】
①木目キッチン
②料理バトル
③レシピがたくさん
2)代表取締役 佐野陽光氏インタビュー!
3)周辺情報
4)まとめ
1)社風に合わせた内装づくり【オフィス写真&ポイント解説】
クックパッドというと有名なレシピサイトを運営していることで知られていますね。
そのオフィス内装も料理に関連するものがたくさんありました。
この章では内装にあるキッチンから社員の意識や仕事へのモチベーションを上げる取り組みを紹介します。
(取材日 2007年2月23日)
《事業内容》 毎日の料理が楽しくなる料理コミュニティサイト「クックパッド」の企画、運営を中心に、広告事業、出版事業を行う。
《サイトURL》 http://cookpad.com/
①木目キッチン
オフィスの扉を開けると、木の良い香りがふんわりと漂い、温かなダウンライトの下に木の床、大きな木製のテーブルが置かれた空間が広がる。木材がふんだんに使われたこの空間は、クックパッドこだわりのシステムキッチンなのだ。炊事場には、カラフルな鍋に銀色のスプーンなど、色とりどりの道具や果物が木材に映え、家庭的で温かみのある雰囲気。この都会のオフィスビルの一角に、北欧の家庭風の優しいキッチンがあるなんて誰が想像しただろうか。
このキッチンは、クックパッドのミッション「毎日の料理を楽しみにする事で、心からの笑顔を増やす」という事を忘れないように作ったという。ここでは、社員の方々がレシピの試作や自分達のランチなど、毎日のように料理を行う。まずは自分達が日常的に料理を楽しみながら、その喜びや楽しさをお客様にも伝えていこうという社員全員の気持ちから、キッチンができあがったのだ。
「今日は4品のレシピを試作します」と、雑談をしながら料理に腕を振るい、見る見るおいしそうな御飯を作り上げる社員の方々。こんなに温かみのある木のキッチンで料理を行えば、味わい深い、愛情たっぷりの料理ができそうです。おいしそうな香りに、何だかふるさとのお母さんが作ったシチューが食べたくなってきました……!
②料理バトル
社員の方々が楽しみにしているのは、社内のイベントである「料理バトル!」。季節の行事やお祝い事がある度に、新しいキッチンで料理を作ってわいわい楽しむのが、クックパッドの幸せの形。
例えば、ホワイトデーには男性社員が2組のチームに分かれて、女性社員への日頃の感謝を込めて「女性が喜ぶフルコース」をおもてなし。どちらのチームがより喜んでもらえるかを競う料理バトルを開催!男性社員は蝶ネクタイを結んで、女性社員にワインを注いだり、お肉を切り分けたりと、至れり尽くせりだったとか。普段はあまり見られない「男の料理」に、女性社員も大満足のホワイトデーになったそう。
料理バトルでは、「料理を楽しくしたい!」という気持ちを社員全員で共有できる。その気持ちを一つにしてこそ、事業の方向も一つになる。以前のオフィスでは、仕事上必要な料理だけを外部のキッチンスタジオで試作していたが、念願のキッチンができてからは、思う存分料理を楽しむ事ができるようになったのだ。
皆の笑顔に、料理によるハッピーが少しずつ形になっている事を確信する佐野社長。クックパッドのオフィスから、日本中に笑顔を増やしていく予定なのです。
③レシピがたくさん
クックパッドのオフィスの木の棚には、おいしそうなかわいい表紙写真が印象的なレシピ本が飾られている。その隣には、皆が大好きなアイスの箱やペットボトルのウーロン茶まで!?
実は、サイトで投稿されている数々のレシピの中でも、200万人のユーザーに評判の良かったレシピを厳選し、色々な商品のパッケージに掲載している。例えば、ウーロン茶のペットボトルの裏には、ウーロン茶を好む健康志向のお客様が、思わず料理をしたくなるようなヘルシーレシピを提供しているのだ。
クックパッドのオフィスのコンセプトは、料理が楽しくなる事務所。料理をしたくなるようなレシピをオフィス内にもたくさん飾って、ふとした瞬間にも「料理が楽しくなるアイディア」が思い浮かぶような環境にしたという。
執務スペースにも、ミニチュアのキッチンのフィギュアや、野菜のおもちゃ、クックパッドのロゴが入ったエプロンやお買い物トートバッグが飾られていました。たくさんの料理グッズを目の当たりにして、私達の料理魂がふつふつと沸き上がってきました!
2)代表取締役 佐野陽光氏インタビュー!
外苑前駅から歩いてすぐ、神宮球場の近くにオフィスを構えるのは、料理コミュニティサイト「クックパッド」の企画・運営を手掛けるクックパッド株式会社。今回は、代表取締役社長の佐野陽光氏にお話を伺う事ができた。
キッチン作り
田中
まさかオフィスにキッチンがあるだなんて、とてもびっくりしました!
社長
オフィスを移転しようとした時に、社員全員にどんなオフィスがいいかヒアリングをしました。すると、「キッチンが欲しい」という声が一番多かったのです。
沖田
皆さん料理がお好きなのですね。
社長
そうですね。以前は、外部のキッチンスタジオを借りて調理しており、「もっと自由に料理のできる環境があればいいな」という思いを皆が共有していました。社員自身が楽しく料理できてこそ、世の中にわくわくするような楽しさを提供できると思ったので、とにかく「料理が楽しくなる事務所にしたい!」というコンセプトをデザイン会社の方に長時間お話して、オフィス内にキッチンを作りました。
沖田
そうだったのですね!
社長
また、弊社では業務上、料理の試作をする機会がたくさんあります。弊社サイトの20万品の中から200万人に評価が良かったレシピを厳選して、『大絶賛レシピ』としてレシピ本を出版したり、アイスやウーロン茶のペットボトルの裏などに提供したりしているのですが、その掲載するレシピを全て弊社で試作してから世の中に出しているのです。多い時は、1日20品作る事もあります。外部のキッチンでは、食材を調達して運び入れ試作するまでに時間が掛かってしまっていましたが、社内にキッチンができてから、業務効率がぐっと上がりました。
田中
なるほど。本当に念願のキッチンだったのですね。
社長
弊社のミッションである「毎日の中で料理を楽しみにする事で、心からの笑顔を増やす」という事を忘れないようにしようという想いが、キッチンには込められています。面接の時には社員一人ひとりにミッションの話をしていますが、日常の業務の中では忘れがちになりますので、ふとした瞬間に立ち戻ってほしいのです。「そういえば、料理を楽しくするのがクックパッドだったな」と。そういう意味で、キッチンは弊社のシンボルなのです。
田中
クックパッドの気持ちが、一番詰まっている場所なのですね。
社長
私の一番大切な仕事は、優秀な仲間のエネルギーが『料理を楽しくする』という一つの方向に向かい、お互いの力が掛け算になり成長できるような組織を作る事だと思います。どんなに優秀な人がいても、逆方向にベクトルが向いていればゼロの力になってしまいます。そういったシナジー効果を生み出せるような環境作りのはじめの一歩として、キッチンを実現させました。これで、社内には料理による笑顔が増えたのです。
クックパッド発信で、料理を楽しんでいる笑顔をどんどん増やしていき、日本中に広げていきたいと思っています。
日本一の秘訣
沖田
いつもクックパッドを愛用させていただいています。本当に便利なサイトですよね!
社長
ありがとうございます。「クックパッド」は、自分が作った料理のレシピを写真と一緒に発信する事ができ、それを参考にして料理をした人からコメントやフィードバックがいただけるという、料理コミュニティサイトです。このようなサイトは、今までありそうで無かったので、ありがたい事に多くの方々に利用して頂いています。
田中
どのようにサイトのアイディアが生まれたのでしょうか。
社長
毎日の事で作業になりがちな料理を、どうしたら楽しくなるだろうと考えた時に、二つの答えが挙がってきました。一つは、一生懸命作った料理は、食べると無くなってしまうので、成功した料理を記録しておけるアルバムを作ると良いと思ったのです。
そして、もう一つ料理をして一番嬉しいのは、作った物を食べてもらって「おいしい」と言ってもらえる事です。しかし、毎日友達を呼んでおもてなしをするわけにもいきませんし、意外に自分が作った料理を評価してもらう場は少ないのです。
田中
確かにそうですね!
社長
そこで、この二つを実現するのは、インターネットだと思ったのです。自分が作った料理のレシピを書き、写真を撮ってアルバムにしてネットに載せると、それを見た他の人から「おいしかったよ」という嬉しい意見をもらえます。自分のレシピをインターネット上に載せた人が、一番楽しくなる仕掛けになっているので、是非投稿してみてください。
沖田
私も投稿してみたいと思います!でも、本当にユニークなコンテンツがたくさんありますよね。
社長
ありがとうございます。弊社で事業やコンテンツを決定する上で大切にしている事は、Bestに集中するためにGoodはしない事です。色々と良さそうなアイディアの話をいただくのですが、Bestな事業が生まれそうでなければ、取り組みません。Bestな事業かどうかというのは、『料理が楽しくなる事』、『儲かる仕組みがある事』、最後に『世界でナンバーワンになれるか』という三つが重なっているかどうかを見ています。この三つが揃うのは非常に難しいのですが、一つでも欠けたGoodな事業には取り組まず、Bestな事業を生み出す事に集中しているのです。
沖田
そのようなこだわりが、人気の秘訣なのかもしれませんね。
アクティブ組織
田中
執務スペースは、広々とした印象を受けました。
社長
そうですか。オフィスのレイアウトを考えた時に、キッチンを中心にレイアウトを取ったので、思っていたよりも執務スペースが狭くなってしまったんですよ。
田中
そうだったんですか!
社長
実は、最初の予定では配置やコスト面で、キッチン作りを半分諦めていたのです。しかし、床や壁をはがしてみると、意外な位置に排水溝跡や小窓があって、最初のレイアウトと異なる事が分かり、ラッキーな事にキッチンが作れたのです。水回りの関係でキッチンを優先してしまったので、狭くなってしまった執務スペースのレイアウトは、すごく考えましたね。
沖田
どのように考えたのでしょうか。
社長
机や柱の100分の1モデルを作って、キッチンより長い時間を掛けて配置を考えました。執務スペースで一番大切にした事は、レイアウトを自由自在にすぐ変更できるようにした点です。今は編集部、広告事業部という編成で動いていますが、もしかしたら違うチームの組み方が良いという事がわかるかもしれませんし、プロジェクトを立ち上げれば新しい部署を組むかもしれません。まだまだ様々な事にチャレンジして成長していきたいので、レイアウト変更をしたくなった時の妨げになるような部屋やパーティションは作らず、すぐ方向転換できるような動きやすいレイアウトを心掛けました。
沖田
なるほど!そういうわけで、広々して見えるのですね。
社長
時代の変化に合わせて変化していけるアクティブな組織でいたいという気持ちから、この執務スペースが生まれました。会社は、色々な制限がある中で、いかにパフォーマンスを上げていくかが大切だと思います。私には、たくさんやりたい事がありすぎて、スペースや資金、時間などの制限の中で、どうやって発揮しようかといつも考えています。狭い執務スペースでも使い方次第なので、最大限にエネルギーを発揮できるスタイルを模索し、どんどん変化していくアクティブな組織でいたいのです。
クックパッド株式会社
田中
現在の事業を手掛けられたきっかけを教えていただけますでしょうか。
社長
学生の頃、私は何がしたいのか真剣に考えていた中で、最終的に「スカッとした心からの笑顔を増やしたいんだ」という答えに行き着いたのです。私のゴールは、自分や自分の家族や友達を含め、たくさんの人にスカッとした笑顔を増やす事だと思ったのです。
沖田
スカッとした笑顔ですか。
社長
苦笑いや妥協のない、心からの笑顔です。私は学生時代、電気自動車を作っていました。電気自動車は、エネルギー効率が高く、排気ガスを出さないなど、多くのメリットがあります。しかし発電方法によっては原子力に依存する可能性があり、技術が進むにつれて、どこかで苦笑いが生まれてしまいます。
自分が心から信じられるもの。これを見つけるのが意外に難しいのです。他にも色々と考えた中で「毎日の生活の中で料理が楽しみになれば、心からの笑顔が増える」という事実に気付いてしまったのです。
沖田
料理から笑顔を増やすのですね。
社長
おいしい物を食べる事は、良い映画や景色に出会った時のハピネスと比べても引けを取りません。しかも、料理は短時間に一人で作れますが、多大な時間とお金を掛けて作る映画と同じくらいの喜びを相手に与える事ができます。毎日の作業になりがちの料理を楽しみにするきっかけを増やしていくという、このボタンさえ押せば、笑顔が増えていくとわかってしまったのです。こんな素敵なボタンを押す会社が他に無かったので、「私が押さなくちゃ!」と思ったのが始まりです。
田中
なるほど!そのような経緯でクックパッドが生まれたのですね。
社長
実は、私はまだやりたい事の1%ほどしか実現できていません。“料理が楽しくなる”を頭につけると、まだまだやりたい事は無限に広がっていくのです。例えば、“料理が楽しくなる車”なんていいですよね。
沖田
え!それはどういうものなのでしょうか。
社長
おいしい物をレーダーで感知するカーナビゲーションを搭載していて、生ものを買っても臭くならないような脱臭・消臭機能がある車なんていいですよね。他にも、“料理が楽しくなるレストラン”も考えられます。食べておいしいレストランはありますが、料理ができるレストランはまだ無いですよね。
田中
頭にキーワードをつけるだけで、どんどん発想が膨らんでいきますね! では、大変恐縮なのですが、私に今後の社会人生活に向けてのアドバイスをいただけますでしょうか。
社長
やりたい事をやる事です。究極の利己主義で良いと思います。
人間の「やりたい」という気持ちの中には、自分だけでなく、必ず相手も笑顔にしたいという気持ちが内包されているのです。人を悲しませたいとは思わないはずですし、自分の得意な事をしている時は楽しいので、自然と沸き起こった気持ちに忠実に、とことんやりたい事をやってほしいと思います。
田中
どうもありがとうございます。では、佐野社長が気分転換にされる趣味はございますか。
社長
会社に来るのが楽しいので、会社自体が趣味のようです。何か考えたい時は、散歩や遠出など、いつもと違う空間に身を置く事が多いですね。最近は、ふと思い立ってサンフランシスコに行ってきました。
沖田
サンフランシスコですか!
社長
今後クックパッドをどんな会社にしていこうかと考えていたら、気になる会社が集まっているサンフランシスコに行きたくなったのです。今、クックパッドには優秀な人が集まり、良い方向に向かってきています。2人でやれば2の力が出せるような足し算の組織になってきたのですが、2人で4や10になる掛け算の組織にならないかというのが今のテーマなのです。何かヒントを貰おうと、サンフランシスコの様々な企業に行って話を聞いてきました。
沖田
それでサンフランシスコに行かれたのですね!
社長
例えばGoogleさんに話を聞いてわかったのは、社員が1万人くらいの大きな組織にも関わらず、一人ひとりの社員さんは自分の役割を明確に認識できていて、会社全体のミッションにどう結びついているのか強く意識できている事です。それをサポートするための取り組みとして、自分達の作った物を自分達でもっと使っていこうというプロジェクトを推進していました。何と会議室の予約を行う際も、Google Earthを使っているんですよ(笑)。
サンフランシスコに行って、クックパッドがもっとがんばらないといけない所はもちろん、逆に弊社の良い所も見えてきました。
田中
ありがとうございます。では、最後に夢を教えていただけますでしょうか。
社長
一つは、私が死ぬ時にどんな人生だったかなと振り返って、「スカッとした心からの笑顔を増やせたな」と思って死んでいく事です。
もう一つは、世界に真似されるような会社になりたいです。クックパッドをやっているのは、日本人だからです。日本食の奥深さ、盛り付けの美しさ、多様性など、世界に誇れる食文化が日本にはあります。ですから、クックパッドが「料理が楽しみです」という日本人を増やして、ハッピーな世の中を作っていき、それを見た世界の人々が「日本人は、どうしてあんなに楽しそうなんだろう!?」と真似をして、料理によるハッピーが世界に広がっていくようにしていきたいと思います。
田中
本日は、大変貴重なお話を誠にありがとうございました。
沖田
どうもありがとうございました。
3)周辺情報
「クックパッド株式会社」佐野社長のお気に入りの街、外苑前。
国内外のブランドショップが集積する日本を代表する商業ゾーンとして知られる外苑前。オフィス環境としても、その独特のブランド性から根強いニーズがあるものの、オフィスの供給量としては少なく、特に優良なオフィスビルとなると、希少価値が高くなっています。そのようななか、現在、日本オラクルが入居予定の「仮)北青山プロジェクト」や「仮)ワールド北青山ビル」など大型プロジェクトが進行しており、オフィスエリアとして改めて注目を集めている街です。
今回は、そんな外苑前に位置するオフィスビルをピックアップして紹介します。
メゾン青山
東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩2分。スタジアム通りに面し、1階のコンビニエンスストアが目印となるビルが、クックパッド株式会社の入居する「メゾン青山」です。
お洒落な飲食店やショップが多く点在し、ブランド性の高い立地環境が特徴となる青山。この青山エリア、外苑前において、駅から至近の距離に位置する、機動力に溢れた物件です。フロア内は、2階という低層階ながらも採光性に優れており、使い勝手の良い開放感のある空間になっています。青山ブランドという、オフィスニーズの高い青山において、希少な物件と言えるでしょう。
所在地 | 港区北青山2丁目7-26 |
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竣工 | 1971年10月 |
規模 | 地上12階建 |
エレベーター | 1基 |
アーバン北青山
東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩2分。スタジアム通りに面する、1964年竣工、地上10階建ての老朽化したオフィスビルを、フルリノベーションにより全く新しい発想のオフィスビルとして生まれ変わったのが「アーバン北青山ビル」です。
1、2階を商業施設にコンバージョンするとともに、3階以上は偶数階の床を一部取り外すことにより、斬新な吹き抜け・メゾネット形式のオフィスへと生まれ変わりました。単なるオフィスビルとしてではない差別化を実現することにより、青山という立地環境のポテンシャルを十分に引き出したオフィスビルと言えるでしょう。
所在地 | 東京都港区北青山2-9-5 |
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交通 | 東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩2分 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
規模 | 地上10階、地下3階 |
竣工 | 1964年12月(リニューアル竣工:2006年12月) |
敷地面積 | 491.84坪 |
延床面積 | 3635.62坪 |
基準階面積 | 424.62坪 |
駐車台数 | 52台 |
TK南青山ビル
東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」徒歩2分、東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩4分。青山通りに面する、全面ガラス張りの外観が特徴的な地上17階建・高さ88mのオフィスビルです。
「TK南青山ビル」は、青山通りに約55mもの間口で面するなど視認性が高く、全面ガラス張りのシンボリックな外観に加え、基準階面積226坪、またオフィスビルとして高いスペックを誇っています。外装はパノラマビューが望める全面ガラスのエアフローウインドウとし、青山通りに対して抽象的な表情となるよう意図されています。足元は天井高さ8mのピロティとし、青山通りからコートヤード、裏通りへ連続するパブリックスペースとなっており、青山通りから裏通りへ通り抜ける敷地の特性を活かし、敷地中央のコートヤードに面してオフィス棟のロビー・ショールーム、住宅棟のエントランス、レストランが展開する構成となっています。
所在地 | 東京都港区南青山2-6-21 |
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交通 | 東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」徒歩2分、東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩4分 |
構造 | 鉄骨造 |
規模 | 地上17階、地下2階 |
竣工 | 2003年5月 |
敷地面積 | 3,038.64m² |
延床面積 | 22,507.35m² |
基準階面積 | 226坪 |
ルネ青山ビル
東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」徒歩6分。青山通りに面する、全面がガラスで覆われたファサードが特徴的な、地上9階建のオフィスビル「ルネ青山ビル」。その都会的なデザインは、青山の街並みと調和し、一つのアクセントとして存在しています。
昼間は巨大な透明感に溢れたガラスボックスのように、夜間は壁面のLED照明が、通りの時刻や音に反応してライトブルーやピンクなど8種類のパターンで変化し、青山通りのなかでもインパクトのある景観を創り出しています。フロア内については、鉄骨を外部に露出させ、フレームをレンタブルスペースから見えなくすることにより、文字通りの無柱空間を実現しており、不整形な敷地形状のなかで取りうる最大限の平面を確保しています。また、明るさと開放感を演出しているシースルーエレベータも特徴の一つです。
所在地 | 東京都港区北青山3-3-11 |
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交通 | 東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」徒歩6分。 |
構造 | 鉄骨造 |
規模 | 地上9階、地下2階 |
竣工 | 2003年5月 |
敷地面積 | 864.31m² |
延床面積 | 6,410.99m² |
駐車台数 | 22台 |
4)まとめ
キッチンを囲んで、楽しそうに料理する社員さんの笑顔から、佐野社長の「毎日の料理を楽しみにする事で、スカッとした笑顔を増やす」というミッションが手に取るようにわかりました。
「まだまだ世の中楽しくなる!」と、料理が楽しくなる車、レストラン、銀行……おもしろいアイディアをたくさん話してくださった佐野社長。社長の頭の中にある夢が実現した世の中を想像して、私自身とてもわくわくした気持ちになりました。次回、七夕の日に開催されるという料理バトルには、是非私達も参加させてくださいね!