【ビギナー必見】コツと会社選びが左右する店舗設計の成功法!

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これから自分のお店を開くことになった皆さん、どこに開こうか、どんな内装にしようか、今からワクワクしますね!

でも本格的にお店を作り出そうとした時、星の数ほどある設計会社のうちのどこに頼めばよいのか、会社探しの手が止まりませんでしたか?

出店は安くない投資ですし、自分の宝になるものです。内装がダサかったり、使いづらかったり、商売が上手くいかなかったり、いろんな面で絶対に失敗したくないですよね。

店舗の設計や内装デザイン、施工はプロに任せるべきですが、全てを受け身にするのは不安です。

そこで絶対に外せない設計注目ポイントから、プロ選びや依頼の仕方、設計スケジュールまで、設計施工会社さんの目線も交えてお教えします。

この記事を読んで、最高のパートナーと共に、理想通りの店舗設計を行う第1歩を踏み出しましょう!

目次
1. 素人でも絶対「動線」だけは見よう
 1-1 長い動線の効果
 1-2 設計時に動線について考える方法
2. 自分達にぴったりな設計会社の探し方
 2-1 設計会社を絞る2つのポイント
 2-2 ベストな1社を決める方法
3. 設計から施工までの期間と費用
 3-1 設計から施工までの期間
 3-2 費用
◎設計施工のプロである、ユニオンテック株式会社さんに聞いた7つの質問!
4. まとめ

1. 素人でも絶対「動線」だけは見よう

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まずは店舗設計の上で、絶対に気を付けたいポイントをお教えします。
プロであっても相手に任せきりにしてしまうと、開店後不便があったり、トラブルが起こってしまうかもしれません。提案される側、と受け身にならず、進んで質問や要望を交わす積極的な姿勢で行きましょう。

それぞれの業態での細かい注意点は、お伝えしきれない為、ここでは設計について知識がないあなたも、絶対に注意しなければならない店舗共通のポイントについてお教えします。

それは「動線」です。

1-1 長い動線の効果

「お客様は長く」「店員は短く」
この言葉の意味が分かりますか?

これは「動線」を指しています。
動線とは人の動きのことです。この動線が、「お客様は長く」、つまり店内にいる時間が長くなるように。「店員は短く」、つまり仕事から仕事への移動が速くスムーズに行えるようにするという意味です。

物販ならば、出来るだけ店内にいて、棚の間を周遊してもらうことが、飲食・サロンでは、長く居座ってもらうことが、より利益に繋がるということです。
店内は基本的にお客様目線で設計されますが、反対に店員が使う厨房やバックヤードは、いかに効率的に、素早く移動できるかが念頭に置かれます。

しかし動線の長い店とは、どんなお店だか想像がつきますか?

スーパーを例にします。
頭では、店内に入って、まっすぐ、自分の目的の棚に進んでいると思うでしょう。
しかし、よくよく振りかえると、まず野菜を見て、肉や魚に移り、お菓子や缶詰を通って、最後に飲料のような冷蔵食品に行く、という決まったコースを辿りませんか?
これが動線です。

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http://mimasuya.in/?page_id=103
この決まったコースが長く、その間にたくさんの商品を見せられることが、利益に繋がるのです。

普通は動線を想定しても、その通りに絶対に通ってもらうことは出来ず、いかに長く店内にいてくれるかを、商品や棚の見せ方で考えます。
しかし、そもそも動線を固定しているのが、北欧の雑貨を扱う「フライングタイガー コペンハーゲン」です。

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http://news.walkerplus.com/article/52584/image286675.html
このお店は、商品棚を仕切りに店内は1本道になっており、必ず入り口からレジのある出口までで、店内をぐるっと回り、全商品を目に出来る仕組みになっています。

店内全体の見通しを遮らない低い商品棚に、迷路のようにうねったコースが、ちょっとした冒険心と入りやすさを兼ね備えた、長い動線設計なのです。

このように動線を長くとれるように、レジやバックヤードといった、施工後、動かしにくいものをどこに配置するかまで、先の先を考えて設計を行います。

1-2 設計時に動線について考える方法

動線を考えるポイントは平面と立体、2つあります。
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http://www.megasoft.co.jp/3drestaurant/sample/dining.html
まず、平面、つまり設計図上で、店員とお客様が店内をどう移動するのか考えましょう。
品出しやレジ列など、どう誘導していくのか、そのまま店員に指示できるくらい細かくシミュレーションしてください。

例えば飲食ならば厨房から料理を運ぶためのルートと、お皿を回収した際のルートがぶつからないか、物販ならばお客様が立ち止まりやすい棚の前を回避して、素早く店員が動けるルートがあるか、お客様を店内に分散させる周遊ルートが複数あるか、などです。

次に立体として、実際にその場に立った時に、その動線がどれくらいの幅なのかを、設計段階で想定する必要があります。
実際の通路幅を体感するために、メジャーの前に立ってみましょう。

通路によっては片側が壁だったり、両側が壁だったりとシチュエーションは様々です。
棚や壁が視界を遮ることで圧迫感・閉塞感が生まれたり、座席と座席に挟まれていて擦れ違うのが困難だったりと、身の周りに実際に物がある想定はとても重要です。

言われた通りの幅を飲み込むのではなく、自分で体感して納得してください。

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また、設計会社さんは設計図の他に3Dパースを用意してくれる場合があります。
設計図とは違って、色味や立体感が加わっているため、設計図より完成図が想像しやすいのが特徴です。

最近の設計会社では大体使われていて、色味の変更や内装のちょっとした変更点もすぐに対応してくれます。設計会社を選ぶうえで、3Dパースで見せてくれるところを選ぶというのも1つの指針になるでしょう。

設計図や3Dパースなど出され、提案を受けると、どうしてもプロの言葉を鵜呑みにしがちですが、必ず自分たちで考えて納得した上で進めていきましょう。

2. 自分達にぴったりな設計会社の探し方

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自分の理想の店舗を作る鍵となるのは、共に店舗を作ってくれる設計(デザイン)会社を選ぶことです。
しかし、設計会社も無数にあるので、何を見て決めれば良いのか迷ってしまいますよね。

まずは、パートナーとなる設計会社の選び方をお教えします。

2-1 設計会社を絞る2つのポイント

たくさんの設計会社の中から、自分たちに最適なパートナーを選ぶには、まず2つの軸で絞り込みます。
①施工まで扱ってくれるかどうか ②自分たちの理想通りのデザインを既に扱っているか です。

①施工の扱いの有無
最近では設計から施工まで、ワンストップで扱う設計会社が主流となってきました。
そこで、施工まで扱っているかどうかは、会社を絞り込む判断基準になります。

以下に施工まで扱っている/設計のみの会社、それぞれの特徴と注意点をまとめました。

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設計施工が一緒の会社を選ぶと、上表の見積り~施工業者の選定までが短縮されます。
見積りは早くて設計段階と同時に出してもらうことも可能になり、施工業者は選ぶ必要がないので、1~2週間は早めることが出来ます。

反対に、設計と施工が別だと、施工会社が決まらない限り着工できない為、計画に変動が出るかもしれません。(もちろん設計会社の中には、決まった施工会社に依頼するところもあります。)

また、店舗業態やデザインに合わせて、それぞれプロフェッショナルを選ぶことが出来ます。

スピード性や実現性を重視するか、コストや独自性を重視するかで、その時々にあった会社を選びましょう。
②理想のデザイン事例があるか
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もう1つ、選ぶ軸として、自分たちのイメージしているデザイン事例を手掛けているか、があります。
設計会社、または設計士・デザイナーそれぞれに得意のデザインや店舗業態があるため、自分たちのイメージに近い店舗デザインを既に扱っている人・会社に頼むのがベストです。

相手にデザインの要望を伝えやすく、完成イメージの擦り合わせがスムーズに行えます。

ただし、気を付けなければならないのは、デザインイメージを伝える分にはどんな店舗でも構いませんが、絶対に、自分たちの出す店舗と同じ業態を扱っている会社を選ぶことです。

店舗の場合は水回りや動線、お客様の使いやすさが飲食やサロンといった業態ごとに違います。
飲食の中でもランチ・カフェ・バーなど、いつ/どんな物を提供するのかによって左右されるため、その特徴や注意点を踏まえた上で、個性を表現してくれるデザイナーでなければ、実際に施工・開店した際に不備があるかもしれません。
1店2店ではなく、自分たちと同じ業態をなるべく多く扱ったことのある会社の方が、より信頼できます。

とはいえ、時間もない中でたくさんの事例を見て、「絶対ここ!」という会社を見つけることはかなり大変です。
しかもあなたが思っている条件で、その設計を引き受けてくれるか分かりません。
最悪断られる可能性もあるので、まずはベストな1社ではなく、ベターな数社まで絞り込みましょう。

“デザイン事例はどこで見ればいいの?”
理想のデザイン事例を扱っている会社をピックアップするためには、なるべく多くのデザイン事例を見たいところです。
しかし、設計会社を検索して、それぞれのHPの実績を1つ1つ見ていくのは大変な作業です。そこで設計会社のマッチングを行っているサイトから、会社名に拘らず広く事例を見ていく方法をお勧めします。

店舗デザイン.COM

デザイン事例・デザイン会社から探すことができ、条件などを登録すればデザイン会社の方から声をかけてもらえるマッチングサービスもあります。500社12000件を扱っているので、イメージや店舗業態に合わせて自分の理想のデザインと設計会社がきっと見つかるでしょう。

他にも総合建築メディアWALLや、デザイナーで検索できるAZplusがあります。

サイトを併用して、広い視野で検索してみましょう。

2-2 ベストな1社を決める方法

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2-1の軸を使って、多くても3社まで候補が絞り込めたら、そこから先は各社に打診を行います。
業態・予算・デザインイメージ・オープン予定時期を伝え、話を具体的に聞いてくれるかを確認します。
この時点で、相手のスケジュールなどの折り合いで、候補が更に減るかもしれませんが、不安に思わず、残っている会社に更にアプローチしていきます。

実際に会って話を聞いてから、各社デザイン案の作成に移ってくれます。
この時のヒアリングでどこまで深く聞きだし、かつプロとしての意見をくれるか、そして出来上がったデザイン案とそのデザインの予算から、総合的に判断することで、ベストな会社を決めることが出来ます。

複数の会社に話を持ち掛けている、と知られると、向こうから切られないか不安に思うかもしれませんが、割と皆さん行っていて、設計会社側も理解しています。(これをコンペと言います。) 下手に隠さずに素直に「数社検討している」と伝えた方が問題は起こりません。

3. 設計から施工までの期間と費用

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それでは、自分の理想の店舗を作る為には、どのくらいの期間と費用がかかるのか、大まかな流れを把握しておきましょう。

3-1 設計から施工までの期間

工程は大まかに上図の7ステップに分かれており、設計から施工完了までは大体3か月半から4ヶ月かかると言われています。(100坪以下の大体の目安)

設計図を作って修正して、を繰り返して施工に移ります。設計と施工が別の場合は、施工会社が決まらない限り予定がストップしてしまうため、最初から設計施工を同時に行ってくれる会社を選ぶ、または期間に余裕を持っておく必要があります。

3-2 費用

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費用のかかるタイミングは業者ごとに違いますが、大体、基本設計が完了したタイミング・工事が始まる前・工事が終わった後、の3回に分けて支払いを行います。

デザイン料は主に2つの方法で計算されます。「坪数×0円」もしくは「全体施工費の0%」です。

坪数×0円の場合は、狭いほど安く済むように思えますが、「〇坪以下、一律△円」と、一定以下の坪数の場合は別の料金設定が用意されていることもあります。

費用相場も、そもそも設計会社さんごとに考えが曖昧です。
ざっと見ていると大体施工費の8~15%前後が設計料としてかかると考えられます。

1番良いのは、あらかじめ予算を決定したうえで、その希望を伝え、叶えてくれる会社にデザインを依頼することでしょう。
予算と希望の設計、全てを叶えるのは中々難しいです。必ず足が出るか、もしくは予算に合わせて妥協しなければならないところがあります。
コンペや問い合わせの段階で、坪数いくらになるか確認しておく必要があります。

しかし極端に投資を恐れ、店舗を造る上で節約しすぎれば手抜き工事になってしまい、開店後トラブルが起きるかもしれません。

現状の予算でどれほどの店舗が出来上がるか、内装に拘りすぎて基盤がもろくなりすぎないように、必ず設計施工会社さんと打ち合わせしていきましょう。

◎設計施工のプロである、ユニオンテック株式会社さんに聞いた7つの質問!

Q1. 飲食やサロンの場合はどこに配慮するんでしょうか。

A1. サロンならば居心地のよさ、飲食ならば加えて料理が美味しそうに見える、食欲を促す色やデザインにこだわります。長く居て、サービスを繰り返し利用してもらえることが大切なポイントです。

Q2. プロの完成イメージと、素人のイメージでは差があると思うのですが、どうやってその差を埋めているんですか?

A2. 弊社では設計図以外にも3Dパースを使うことで、出来るだけ具体的に見せていけるようにしています。

Q3. それでも完成予想イメージと実物が違うと言われることはありますか?

A3. もちろんあります。ライティング(照明)は中でも差が生まれやすいです。
だから、1番近いイメージの店舗を教えて、実際のライティングを見てもらったり、素材に関してはサンプルでなるべく本物を感じてもらえるようにして、出来るだけその差を埋めるようにしています。

Q4. 店舗造りで大事にすべきことは何ですか?

A4. まずはお客様にとって心地良い空間を作ること、そしてスタッフが働きやすい空間を作ることです。
実は、お客様より長くその空間にいるのがスタッフです。お客様にとってもスタッフにとっても居心地の良い空間でなければなりません。その点をしっかり考えて、最適な設計をするようにしています。

Q5. デザイナーを指名してもいいんですか?

A5. もちろんです。「このデザインをした人でお願いします。」と言われることは実際にあります。言われた側はとても嬉しいので、指名大歓迎です!

Q6. 指名は初めて依頼する場合でも必ず通るんでしょうか?

A6. 他の案件を扱っている場合もあるので、絶対とは言い切れませんが、初めてでも関係なく、なるべくご要望通りにします。

 
Q7. 悪い会社を判断することって出来ますか?

A7. レスポンスの遅い相手は避けた方がいいです。メールや電話の返信のスピードだけでなく、こちらが提案した内容を、逐一持ち帰って検討する場合も要注意です。
持ち帰っての検討が必要なことはもちろんありますが、それが多い場合、店舗設計から開店までという決められた時間を守り切れない場合が懸念されるからです。

★ユニオンテック株式会社
UT SPACE OFFICE : http://www.ut-officestyle.jp
UT SPACE SHOP : http://www.ut-shopstyle.jp
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店舗からオフィスまで5000件以上の実績がある設計・施工会社です。

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PM、設計、施工、アフターフォローとそれぞれの分野のプロフェッショナルが集まっています。

元々はクロス職人だった代表が立ち上げた会社であり、施工にも徹底的なこだわりがあります。設計施工を一貫しているため、施工者が設計やデザインの意図を理解してスムーズに工事を行え、完成後の調整も機敏に対応できます。

空間の用途はもちろん、業種・業態のノウハウもたくさんあるため、空間を作る時の強い味方です。

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(手前)設計デザイン事業部 チーフデザイナー
奥間 大介さん
セオリーを踏まえた上での1歩進んだデザインが得意。ロケーションやクライアントのブランドを活かしたデザイン、全体のバランスを意識しつつ、それぞれのディティールを大事にした空間作りを追求しています。

(奥)PM事業部 部長
島村 恭太さん
設計施工の流れをオールラウンドで管理する、プロジェクトマネジメント(PM)。
「お客様の1歩先を行く」提案で、初めて設計依頼をされる方にも不安を抱かせず、信頼関係を作ります。

4. まとめ

いかがでしたか?
業態によって気を付けるべき点は違いますが、どの場合にも共通するのはお客様目線の店内であることです。
自分たちのお店に来たお客様に、居心地の良さや買い物の面白さなど、どう感じてほしいかを考え、そこに自分たちの利益を絡める必要があります。

そしてその店舗を作るためには、プロの力を借りることが1番の近道です。
デザイン実績や自分たちの要望をどこまで引き出してくれるかをしっかり見極めれば、心強い味方になってくれる会社に必ず出会えるでしょう。

その方たちと共に、最高の店舗を目指してください。

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