【完全マニュアル】オフィスレイアウトの基本から変更まで

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オフィスのレイアウトを変更したいけど、何から始めればいいのかわからない方は多いと思います。
「他の会社はどんなレイアウトにしているの?」
「レイアウトの基準になる寸法って?」
といった疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、様々なオフィスのレイアウト例や、執務スペースのレイアウトを作成する際に役に立つ基本の寸法、作成の流れやサポートしてくれる業者までお教えします。
レイアウトを変えることで、社内の生産性や社員の集中力なども変わってきます。
この記事を参考に、執務スペースのレイアウト作成の流れを把握して、快適な執務スペースを作りましょう。

1.種類別レイアウト例紹介
2.オフィスレイアウトの基本
 2-1.レイアウトの基準寸法
 2-2.執務スペースの適正面積
3.レイアウトを業者に依頼する
 3-1.全体の流れ
 3-2.相場と業者の選び方
 3-3.レイアウトを相談出来る業者紹介
 3-4.図面を作成できるソフト紹介
4.まとめ

1.種類別レイアウト例紹介

まずはレイアウトの目的を考えましょう。
人員増加に対応できる省スペースを重視するか、一人一人の作業スペースをゆったり取れる広さを重視するかで、レイアウトも変わってきます。
狭いオフィスなのに一人当たりの面積が広いレイアウトで人員拡大に対応出来ない、集中力が必要な業務なのに人の視線が気になって集中出来ない、といった失敗が起こらないよう、それぞれのレイアウトの特徴をおさえてオフィスに合ったレイアウトを選ぶようにして下さい。
ここでは、基本のレイアウトを種類別に、例を交えてご紹介します。職種や部署によっても向いているレイアウトは異なりますので、よく検討しましょう。

・対向式レイアウト

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部署ごとにデスクを対向させて配置する、「島型」とも呼ばれる最も一般的なレイアウトです。
まとまったデスク配置のため、コミュニケーションが取りやすいことが特徴です。
通路と椅子のスペースが共有されるためスペース効率が良く、デスクが統一されているため人員変動の際の移動もしやすく、バランスの良いレイアウトです。
向いている職種:事務職や営業職など、様々な職種に対応できます。

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・フリーアドレス式レイアウト

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形状としては島型レイアウトと似ていますが、島型とは使い方が異なり固定席をなくし、空いている席を自由に選んで座るという形式になります。在席率によって席数を調整し、必要最低限の席数にできるので、スペース効率が良いです。また、席を固定しないことで部署の壁を越えた様々な人とのコミュニケーションが可能になります。このレイアウトの場合は、無線LAN環境や個人専用の収納などを別途用意する必要があります。
向いている職種:出張、外出する機会が多い営業職など

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・同向式(スクール式)レイアウト

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スクール式や並列式とも呼ばれる、学校の教室のようにひとつの方向に向けてデスクが並べられています。
伝票や書類の流れに応じてデスクを配置できるなどのメリットがあり、島型などの対向式のレイアウトよりも「個人の集中」を重視しているいため、コミュニケーションが多い業務にはあまり向かないレイアウトです。
向いている職種:銀行の店舗、受付業務がある秘書室、電話オペレーターなど

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・ブース型レイアウト

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デスクの周囲をパーテーションやパネルで囲い、ブース型の作業空間を作り上げるレイアウトです。周囲からの雑音や視線を防ぎ、作業に集中できます。業務の大半を個人でおこない、高い集中力が必要とされるプログラマーやクリエイターなどの職種に向いています。
パネルの高さや配置によって、コミュニケーションを取りやすくすることも出来ます。
向いている職種:プログラマー、クリエイターなど個人の業務が多い職種

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・背面対向式レイアウト

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チームごとにひとつのブースを作り、デスクを背中合わせにするレイアウトです。向き合うことがないので他人の視線を気にせず集中作業をおこなえる一方、後ろを振り向くだけですぐにチーム内のコミュニケーションを取ることができる、集中とコミュニケーションを両立させたレイアウトです。スペース効率は低いので、ある程度席数が少なめのオフィス向きです。
向いている職種:企画・開発職などチームでの協同作業が多い職種

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2.オフィスレイアウトの基本

ここでは、執務スペースのレイアウトを考える際に必要な、基準となる寸法や、一人当たりに必要な面積などをご紹介します。

2-1.レイアウトの基準寸法

まずは、座席レイアウトを考える際に必要な、基準となる最低限の寸法を把握しましょう。
動線、つまり人の通る場所確保し、流れを作るのはレイアウトの上でかなり重要な要素になってきます。
これをもとに、着座した際のデスクまわりの寸法+通路幅などと組み合わせてレイアウトを検討していきます。

・デスクまわり

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デスクのスペース:縦700mm×幅1200mm
人が着座し作業を行うスペース:400mm

・通路

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人一人が通れる通路幅:800mm

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一人が待機してすれ違うことが出来る通路幅:1000mm以上

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スムーズにすれ違いができる通路幅:1350mm以上

参考:http://www.sankyofrontier.com/unithouse/support/advice/

2-2.執務スペースの適正面積

オフィスのスペースは、「1人当たり2坪」というのが最低限必要な面積だと言われています。
実際にオフィスの内装やレイアウトを行う際には、一人当たり2坪でなくても机のサイズや並べ方や書棚の置き方を工夫して、最大限スペースを生かしたレイアウト作りを行うことができます。
20坪の場合と70坪の場合の事例をご紹介しますので、参考にしてみてください。それぞれ色が塗ってある部分がネット(共用部分を省いた実際の執務スペース)の面積です。
▼20坪

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青)収容人数・座席数が9名、一人当たり約2.22坪のレイアウトです。デスクは作業しやすく、通路は人が歩きやすく、更に来客回数を考慮して、2つの応接スペースを設けています。
黄)収容人数・座席数が15名、一人当たり約1.33坪のレイアウトです。座席数を優先し、デスクは少し狭いですが効率の良い並べ方をしています。
▼70坪

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青)収容人数・座席数が25名、一人当たり約2.80坪のレイアウトです。こちらは少し余裕を持たせた坪数のため、将来的な拡張にも対応が可能です。
黄)収容人数・座席数が66名、一人当たり約1.06坪のレイアウトです。壁に棚を置き、幅の狭いデスクを「対面式」に配置することで省スペース化を図っています。

レイアウトを工夫することで、効率よくスペースを利用できたり、一人あたりの面積を広く取り作業しやすくしたりすることが可能です。レイアウトを考える時は、こうした情報を考慮してオフィスの適正面積を考えて下さい。

オフィスを構成する、デスクや機器類の配置はもちろんですが、レイアウトで重要なのは空間の余白部分、物を置かないスペース「間」の部分です。
オフィスに占める「間」の割合が大きいほど、ワーカーの感じる快適指数も高まります。ゆとりの目安として、オフィスの余白は約70%が標準的で、これ以下だとワーカーは「狭い」と感じ、割合が大きくなるほどに快適指数が高まります。
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出典:http://www.officegate.jp/layout/design/001/14.html

収納やコピー機の位置も、導線を考慮して邪魔にならない場所に配置することで「間」が確保でき、快適指数が上がります。最近では省スペースに対応する、デスクや収納家具も増えています。
限られたスペースの中で、基本をおさえて理想のレイアウトを実現しましょう。
作りたいオフィスのイメージが固まったら、さっそく業者に相談してみましょう。

3.レイアウトを業者に依頼する

3-1.全体の流れ

見積もりとレイアウトの提案までは無料という業者も多いため、複数の業者に見積もりと提案を依頼し、より理想に近いレイアウト案や価格で選べるようにするのが一番良いです。
ここでは、業者に依頼する場合の一般的な流れ(従業員数60名程度)をご説明します。

① スタッフ数や坪数など基本情報、要望、現在のオフィスの図面を送付し、相談

② 電話などで打ち合わせ(1日)

③ 業者からレイアウトの提案(1日~一週間程度)

④ 訪問打ち合わせ(1日)

⑤ 施工(2日~一週間程度)

⑥ 完成

サイトの問い合わせフォームなどから見積もりを依頼し、その際に要望を出来るだけ詳しく書くようにします。
電話打ち合わせでは、より詳しく現状の悩みやレイアウトのイメージを業者に伝える必要があります。作成した図面を踏まえて、業者から最良の提案をもらうために問題点を洗い出しておくようにしましょう。
20人以下のオフィスであれば、電話での打ち合わせから、当日~翌日までに提案を約束している業者もありますので、変更をスムーズにするために対応の早さで選ぶ手もあります。
電話打ち合わせ後の提案は、平面の図面まで作成されたものが基本です。業者によっては専用WEBページやCGパース、3Dムービーで見られるところなど様々なので、事前にどういった形で提案をもらえるか確認しましょう。

3-2.相場と業者の選び方

オフィスのレイアウト変更の相場は75㎡ で約750,000円程度と言われています。ですが、レイアウトを変更するといっても、パーテーションの設置の有無といった程度やデザイン、また業者によっても値段は大きく変わってくるため、相場はあまり参考になりません。
レイアウト専門の業者ではなくても、オフィス移転やオフィスデザインなどを中心にしているがレイアウトのみの相談を受けてくれる業者もあります。
移転からレイアウトを変更する場合はトータルでプランニングしてくれる業者に頼むと、新しいオフィスのイメージに沿ってレイアウトを考えてもらうことが出来るため良いです。
ですが、移転せずレイアウトの変更だけをお願いしたい、または提案、相談だけ貰ってあとは工事業者、または自力で行いたいといった細かい要望がある場合は、ひとまず様々な業者の見積もりを取って比べてみるのが良いでしょう。

3-3.レイアウトを相談出来る業者紹介

ここでは、レイアウト変更を任せることの出来るおすすめ業者を紹介していきます。
無料で相談できるところがほとんどなので、今のオフィスの悩み、移転先のイメージなどを一度相談してみましょう。

◆15人までのオフィスレイアウト工房
http://www.office15nin.com/
少人数、新設オフィス向けのレイアウトに特化したサイト。
申し込みフォームから、簡単に無料レイアウトのプラン作成を依頼出来ます。
移転オフィスビルの選定、レイアウト、デザイン、内装工事、移転実施、アフターサービスまで一括請負出来るワントップサービスもあり。

◆KOKUYO オフィスレイアウト相談室
http://www.kokuyo-eng.co.jp/layout/
打ち合わせから最短翌日でレイアウト提案を受けられるスピード感が魅力。
レイアウト作成は2回まで無料なので、提案を見てからより詳しく打ち合わせすることが可能です。

◆WORK
http://work-design.co.jp/
こちらも、図面を送付することで無料提案を受けられる業者。オフィスの内装デザインも手がけており、デザイナーが対応してくれるので内装に沿ったレイアウトを考えることが出来ます。小規模改修工事なども可能なので、現状のオフィスを少し変えたいというニーズにも応えてもらえる業者です。

◆imitsu(アイミツ)
https://imitsu.jp/list/interior-decorator/layout
レイアウト変更の業者を比較してくれる、業者紹介サイト。自分で業者を探せるほか、相場感や人気な業者など、コンシェルジュに無料で相談が出来ます。
業者の選び方がわからない場合は、まずコンシェルジュに相談してみましょう。ここで無料一括見積もりを取ってから比較して選ぶことも可能です。

3-4.図面を作成できるソフト紹介

業者に依頼する場合も、自社で行う場合も、もとになる図面を作成出来るとスムーズです。
ここでは、レイアウト図面を作成出来るソフトを紹介します。無料のものや体験版があるものもありますので、まずは自力で試してみるのがおすすめです。

「3DオフィスデザイナーLM」
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http://www.megasoft.co.jp/3dofficelm/product/layout.html
オフィスレイアウトの変更に特化したソフトです。
1500点以上のオフィス家具やOA機器素材をマウスで選んで配置できます。3Dにも対応していてインテリアの価格などの集計、さらに賃料や一覧表を自動作成でき、部署ごとの集計も可能なすぐれものです。
※体験版として「3DオフィスデザイナーLM」を14日間無料で試すことができます

「せっけい倶楽部」
http://www.houtec.co.jp/club/index.htm
住宅向けのソフトですが、このソフトは、部屋を「パズルの1ピース」と考えて間取りを配置していくもの。直感的な操作が可能です。1000種類以上の素材データが標準で入って、最終的に3D表示ができます。
※ダウンロード版にはすべての素材データは含まれていません。

「Excel DE 間取り図」
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http://www.kyotodefudosan.com/xls_madori/xls_madori.html

Excelを使って間取り図が簡単に作成出来るフリーソフトです。ツールバーのコマンドボタンで、よく使う図形を自分で登録して繰り返し使用することもできます。
できあがった間取り図は「.jpg」形式で保存することも可能です。

4.まとめ

オフィスのレイアウトの基本から、変更の流れまでをご説明しました。
レイアウトを変えることで、社内の生産性や社員の集中力なども変わってきます。
この記事を参考に、あなたのオフィスに合ったレイアウトを検討して下さい。

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