【徹底解説】理想のオフィス内装作りのポイント&工事の流れ

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14.リフレッシュルーム写真

「オフィスの内装をガラっと変えたいけど、どうしたらいいの?」
「オフィス移転の内装工事の流れとか費用ってどれくらい?」
そう疑問に思ったことはないですか?

内装は、社員のモチベーションや作業効率にも関わってくるオフィスの大切な要素です。
ここでは、コンセプト決めから工事業者の選定、実際の工事の流れまで、オフィスの内装工事に関わる全てのことをお教えします。
ポイントを押さえて、理想のオフィスに近づけましょう。

1.理想のオフィス内装を作るためのポイント
1-1.目的を考える
1-2.オフィス内装の種類
1-3.業者に内装のコンセプトを伝える
2.内装工事の流れと業者選び
2-1.内装工事の期間と相場観
2-2.内装工事業者の選び方
2-3.一般的な工事項目と見積もり例
2-4.内装工事の費用を下げる3つのコツ
3.工事不要でオフィスの雰囲気を変える方法
4.まとめ

1.理想のオフィス内装を作るためのポイント

とにかく効率的にしたい、ブランディングのためにおしゃれ感を演出したいなど、企業によってオフィスの内装に求めるコンセプトや目的は様々です。
ここでは、自社に合った内装を作るために押さえておくべきポイントをお教えします。

1-1.目的を考える

コンセプトを考える際に、最も意識して欲しいのは「目的」です。
内装を変える目的が明確になっていないと、コンセプトの策定に失敗してしまいます。
・人員拡大、売り上げの増加を見越したスペースの拡大
・人材の獲得や定着のための魅力的なオフィス作り
・経費を抑える、人員の減少に伴う規模の縮小
それぞれの目的に沿って、新しいオフィスの内装をどのようにするのか考えるのがベターです。
例えば、人員の拡大を見越したスペース拡大が目的であれば、スペースを広く確保し、拡張性を持たせた効率重視の内装になりますし、人材の定着を図るのが目的であれば社内カフェやリフレッシュルームのある福利厚生を重視したオフィス内装がイメージできると思います。
一方、経費削減のための縮小移転であればなるべくスペースをとらないレイアウトなどで内装をシンプルに抑えるという選択肢もあります。

1-2.オフィス内装の種類

目的を考えたら、それに沿って内装のコンセプトを考えます。
なお、コンセプトの策定は出来るだけ限られた人選で行うのが良いです。社員みんなの意見を取り入れようとするとコンセプトにばらつきが出てしまい、統一感のない内装になってしまうためです。
役員のみの話し合いで決定する、デザイン面は一人に任せる、など、コンセプト決めの段階では少人数で行うのがベターです。
ここでは重視する目的別にオフィスの内装の種類をご紹介します。自社に合った内装をイメージして下さい。

・生産性重視
生産性を求めるオフィスは極力何もない、シンプルな内装が望ましいです。
余計なモノを排除することで、仕事に集中しやすくなるというメリットがあります。こうした内装はミニマル系といって、デザイナーやプランナーなどのクリエイティブな職種に多いです。
シンプルな内装は、価格が安くなると思われがちですが、物が少ない分壁や照明などの素材やディテールにそれなりのこだわりが必要となるので、見せ方を重視する場合、内装工事費用は高くなる傾向にあります。

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http://www.ut-officestyle.jp/works/item06/
http://archicloud.jp/office/7487/

・コミュニケーション重視
会議や打ち合わせが頻繁に行われる業種は、会議室や打ち合わせスペースを充実させた内装で社員同士のコミュニケーションの活発化をはかっています。
ポップなカラーを採用するなど、通常の執務空間と雰囲気を変えることで、リラックスした状態でコミュニケーションを取れるよう工夫されている場合が多いです。
打ち合わせスペースや応接室などに空間を割くため、ある程度スペースを確保し、予算に余裕を見る必要があります。

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http://www.frontierconsul.net/case_study/vol15/
https://www.mr-soumu.com/service/planning/communication.html

・福利厚生重視
人材の定着を目指すオフィスでは、リフレッシュスペースや食堂などの福利厚生を充実させた内装にしています。IT系の企業などで採用されることが多いです。
有人のカフェ導入にはコストがかかりますが、コーヒーサーバーやオフィス用のお菓子販売機などを設置して省スペースをはかり、その分の経費で休憩スペースのデザイン性を充実させる企業もあります。
なお、社内カフェを導入している企業は以下の記事でも詳しく説明しています。
◆カフェ気分で仕事しよう!オフィス×カフェ事例紹介
http://ashita-office.com/officecafe-1137

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http://blog.kushii.net/archives/1675844.html
http://blog.kushii.net/archives/1789363.html

・自然重視
最近、オフィス内にグリーンや水槽などの自然の素材を取り入れる企業が増えています。
昨今のエコブームに起因するところも大きいですが、グリーンのリフレッシュ効果は科学的にも証明されているためオフィスにあると良い効果をもたらします。
部分的に壁面緑化したり、オフィス内にグリーンや水をセンス良く取り入れたりすることで、来客者への企業アピールにもなります。

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http://of-watch.jp/bn/005_06.php
http://www.rigna.com/coordinate/p46

・効率重視
デザイン性に特別こだわらず、効率良くデスクをレイアウトし、一人あたりのオフィス面積を小さくして執務スペースになるべく多くの人数を収容できるようにするなど、機能面を重視した内装です。
大企業に採用されることが多く、コストも一定の価格に抑えることができるため、デザインにこだわりが不要であれば採用すべきです。
なお、業務効率化のためのレイアウトは、下の記事で詳しく説明していますので参考にして下さい。
◆オフィス業務効率化のレイアウト方法
http://ashita-office.com/layout-efficiency-490

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http://www.ishimotosyouji.co.jp/introduction/2015/06/k.html
http://www.uchida-systems.co.jp/company/case/mitsukoshi_i.html

・初期コスト削減重視
初期費用の削減を重視したいオフィスにおすすめなのは、スケルトン系の内装です。
一般的にスケルトンとは、内装の仕上げが無い状態をそのまま利用することを言いますが、オフィスでは完全なスケルトンだと床の高低差があるなど何かと不便なので、ありのままの素材を生かし、便宜性をはかったスケルトン内装が主流です。
例えば打ちっぱなしの壁やパイプが剥き出しになった天井など、コンクリートや鉄骨の素材感をそのまま出したりしてデザイン性も演出することが可能です。
スケルトンでは仕上げの費用がかからないため、内装費は低くなる傾向にあります。
ただし、天井仕上げがないと空調効率が悪くなるなど、結果ランニングコストが高くなるなどといった落とし穴もあるので注意しましょう。

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http://www.shigotoba.net/learn/ideas/details/014/

1-3.業者に内装のコンセプトを伝える

オフィスの内装コンセプトが決まったら、イメージするデザインを業者に伝えます。
イメージを正しく伝えられないと、業者の提案の中から選ぶことになってしまうため時間もかかり、理想どおりのデザインにならない可能性が出てきます。
文面や口頭だけでなく、絵や写真といったビジュアルで伝える方が、業者とのイメージの共有はスムーズにいきます。相手は専門家なので、そうした参考資料があると、希望に沿った提案をしてくれます。
インテリアや建築デザイン関係の本を読んで気になるデザインをピックアップしたり、様々なオフィスデザインを載せているサイトで気になるものを保存したりするのが良いでしょう。
海外をはじめとした様々なオフィスの内装デザインが見られるサイトです。参考にして下さい。
▼OFFICE DESIGH GALLERY
http://www.officedesigngallery.com/

2.内装工事の流れと業者選び

オフィスのデザインを決定したあとは、いよいよ内装工事になります。ここでは、工事のだいたいの相場観や工事業者を選ぶポイントをお教えします。

2-1.内装工事の期間と相場観

期間は1~3ヶ月
規模にもよりますが、一般的な約20坪程度の物件の場合は1ヶ月~3ヶ月程度かかると見て良いでしょう。
スケルトン状態からの工事であれば大抵の場合は1ヶ月もあれば工事は終了すると考えられますが、造作や建具、什器などで特注品などを発注している場合は、製作期間が長くかかり工事期間も伸びる可能性がありますので、注意しましょう。

費用の相場は坪単価10~30万円
事務所やオフィスの内装工事にかかる費用は10万円/坪〜30万円/坪と言われています。
一般的に内装工事の坪単価は10万円と言われますが、大手オーナーの場合はビルの運営費や人件費が上乗せされ、20万以上になることが多いです。
ちなみに、デザイン会社に設計図の作成を依頼する場合のデザイン料は、平均的に坪単価5~7万円と言われています。

2-2.内装工事業者の選び方

実際に内装工事を依頼しようと思った場合、どの業者に頼めばいいか悩みますよね。
内装会社にはいくつか種類があり、デザインから工事まで一貫してやってくれるところや、工事専門の業者、逆にデザイン専門の業者など様々です。
ここでは、内装業者の種類をご紹介します。それぞれの特徴をおさえて、自分にとって良い選択をしてください。

① 工事専門の業者
内装工事会社というと、工事専門の業者を指すことが殆どですが、こうした業者は現場寄りなので、デザイン決めなどは専門外となります。
図面まで決まっている場合はコストも抑えられるため良いですが、イメージが固まっていない段階で依頼することはオススメしません。

② デザイン専門の業者
インテリアデザインなどが専門のデザイン会社にも内装を依頼することは出来ますが、こうした業者は工事を依頼することができないので別に工事業者を選定する手間と時間がかかります。こだわりのデザインを追及したいのであれば専門業者に相談するのは賢い手ですが、工事費用とは別でデザイン料がかかるので費用を抑えたい場合はおすすめできません。

③ デザインと工事を一貫で行える業者
デザインから工事までを全て自社で行う業者も増えています。こうした業者はデザイン開始から工事完了までの期間が短期間で済みますし、現場でのコスト感も把握しているためデザインの点でも融通がききやすいです。最もバランスがとれているのがこうした業者です。

④ オフィス移転から内装デザイン、工事まで一貫で行える業者
③の進化版のようなイメージですが、オフィスの移転コンサルティングから移転先の内装まで手がける業者も存在します。こうした業者に依頼するメリットは、新しいオフィスのイメージを伝えて移転先を選定することが出来、移転から工事着手までの期間も短縮できます。

トータルのバランスを見ると、③や④といった、デザインも工事も一貫で任せられる業者に依頼することがコストも期間も抑えられるため、最も有効です。
ですが、デザインにこだわりがある、もう出来ているデザインで工事だけを頼みたい、という場合は①や②を選ぶようにしましょう。
どの業者もそうですが、作業を全て外注している業者は、工事がスムーズにいかない、デザインが上がるのに時間がかかるといった可能性があるため避けた方が良いです。
自社で職人やデザイナーを抱えていれば、細かい指示もダイレクトに反映させることができ、後々のトラブルも避けることも出来るので、まずは業者に、工事は外注になるかを確認して選ぶようにすると間違いないでしょう。

ですが、信頼できる業者を見つけたからといって、工事が始まり業者に丸投げして完了を待つだけ、というのはNGです。
オフィスの内装は照明の高さや通路の幅など、実際に目で見なければわからない部分が多いです。工事完了前は修正がききやすいですが、工事完了後の大幅な修正は追加で費用がかかるリスクがあります。
業者に丸投げせず、頻繁に現場に通うのも、内装工事を成功させる1つのコツです。

2-3.一般的な工事項目と見積もり例

業者に出してもらう見積書はしっかりと確認し、どれが何にかかった金額なのかを把握しましょう。
内装工事には細かい項目がいくつかあり、見積書はその項目ごとにかかった金額が書かれているはずです。「諸工事費」などとして、合算になっている場合は、工事費用以外のマージンが上乗せされている可能性が考えられます。
一般的な見積書をご紹介します。見比べて、何にかかる費用なのか分からない項目がある場合は説明を求めると余計な費用を上乗せされてしまうリスクを防ぐことが出来ます。
この見積書は、約38坪のオフィスの内装工事費用の見積もりになります。工事費が550万円(税抜き)なので坪単価は14.4万円と、平均的な金額と考えて良いでしょう。

◆見積書例
(参考:Archi Cloud http://archicloud.jp/officetanka/

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2-4.内装工事の費用を下げる3つのコツ

内装工事は、理想を実現しようとすると費用がかさんでしまうものです。
ここでは、理想に近付けながら工事費用を抑えるコツをお教えします。

①仕上げのグレードを下げる
工事費用を抑えるには仕上げのグレードを下げることが最も簡単です。
例えば、システム天井(照明が内臓されたスッキリとした天井)から通常の天井にグレードを下げ、照明を別に設置するなどすれば、天井の工事費用を下げることができます。
このように、削れる部分(特に天井や壁の素材)を探し、出来るだけコストの低い素材を選ぶことがポイントになります。素材の値段などは自分で把握するには限界がありますので、よりコストの低い代用品がないかなど業者に相談してみるのが良いでしょう。
1-1 の初期コスト削減重視で挙げたスケルトンのまま仕上げをしない内装にするという手もあります。デザインとしては少々大胆な案ではありますが、天井や壁の仕上げコストがかからなくなるので価格面でのメリットは大きいです。

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左:天井仕上げあり  右:天井仕上げなし

②家具は自分で発注する
家具類は必ずメーカーに直接発注することをおすすめします。なぜなら工事業者にそのままお願いすると、搬入費や人件費など業者の経費が上乗せされてしまうので、その分見積もりの価格も高くなるからです。家具は設置するだけなので、メーカーに直接発注して設置してもらうことでコストが抑えられます。
自分で選ぶのは手間なので内装工事業者に選定まではしてもらうという手もありますが、その場合も、発注は少し手間をかけてでもメーカーに直接出すのがベターです。

③複数の業者で見積もりを出す
工事費を安くするために最も効率的な方法は、複数の業者で見積もり比較をすることです。
下の例でも、3社で見積もり比較をすることで最大100万円もの差が発生しています。
通常であれば坪単価20万円程度でもおかしくない仕様ですが、あい見積もり(複数の業者に同時に見積もりをとること)をとることで、どの業者も他に負けじと最小限の値段で提案を出すようになるのです。

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A社:坪単価14万円       B社:坪単価17万円      C社:坪単価16万円

以下は見積比較サービスが無料で活用できるサイトです。まずは、このサイトを使って複数社に見積もりをとってみましょう。
▼アーキクラウド 内装工事見積り比較
http://archicloud.jp/mitsumorihikaku/

3.工事不要でオフィスの雰囲気を変える方法

内装工事コストを極力抑えて、オフィスの雰囲気を変えたい…そんな方に、工事不要で簡単に出来る方法をご紹介します。
床や壁に一工夫するだけでオフィスの印象を変えることが出来るので、人員が割ける場合はオススメの方法です。

・タイルカーペット

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オフィスの床で一般的に多いのは、無難で地味なグレーや、事務的なブルーのカーペットですが、床は視覚的に大きな面積を占めるため、少し手を加えるだけでガラリとイメージが変わります。
タイルカーペットは単色だと単調で退屈な印象になりがちですが、同系色で貼り分けることで、一気にオシャレに見えます。
タイルカーペットを複数色購入し、カットせず張り替えるだけなので、簡単にイメージチェンジすることができます。

・カッティングシート

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カッティングシートとは、文字をかたどったシールのようなものです。駅名の看板などにも使われる素材で、何度も貼ったり剥がしたり出来るのが特徴です。会議室のガラスドアにルームサインとして貼ったり、パーテーションに企業ロゴと理念をあしらったりできます。
何もない場所にロゴマークが入るだけで、オリジナルな雰囲気が出ますし、スタイリッシュに見えます。
カッティングシートは、色や素材が多種多様にあるためイメージに合わせた表示が可能です。すでにデザインされた「ウォールデコ」なども多く販売されています。デザインも豊富で、雰囲気に合わせて選べるのもおすすめです。

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4.まとめ

いかがでしたか?
この記事では、理想のオフィス内装を作るためのポイントや、内装工事の流れをご紹介しました。
オフィスの内装を作る際は、理想のイメージを固めること、それを業者に伝えスムーズな工事を行うことが重要です。
オフィスの内装が変われば社員のモチベーションや生産性の向上や、人材の獲得、ブランディングなど、会社に大きな影響をもたらすことになります。
オフィスの内装を検討している方にとって、この記事が自社の理想のオフィス内装を実現するための役に立てれば幸いです。

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