理想のオフィスのデザインコンセプトを考える方法

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16.制作室写真

オフィスのデザインは、会社のブランディングや社員のモチベーションに関わる重要な要素です。
「綺麗なデザインのオフィスで働きたい」
「いろいろなオフィスのデザインを見て参考にしたい」
そんな方の為に、理想のオフィスデザインを考える方法をお教えします。
この記事を読んで、理想のオフィスのデザインを考えてみましょう!

1、オフィスデザインの効果
2、デザインの考え方
 2-1.コンセプトを決める
 2-2.コーポレートカラーを反映する
 2-3.トレンドを取り入れる
3、ビフォーアフター事例
4、オフィスデザイン会社を選ぶ
5、まとめ

1、オフィスデザインの効果

ここでは、企業におけるオフィスデザインの効果をご紹介します。
「きれい」や「おしゃれ」だけでは、いいオフィスとは言えません。オフィスのデザインにどんな効果があるのかを知ることで、良いオフィスデザインを考えるための参考にして下さい。

・企業カルチャーを反映できる
オフィスの環境は、企業のブランドや哲学、社風を言葉以上に反映することが出来ます。オフィスデザインは来客やリクルーターに企業をアピール出来る重要な役割を担います。採用や宣伝広告など、様々な形でオフィスを対外的に露出させる事で信頼性や独自性をメッセージとして伝えることが出来、また企業のブランドに合った人材に選ばれやすくなります。
名刺やWEBサイトや会社案内などと同じくオフィスもデザインを統一することで、一貫したコーポレートイメージを作り、企業のブランディングに繋がります。

・従業員満足度が上がる
オフィスのデザインは社外へのブランディングのみではなく、社員の満足度にも大きく影響します。最近では「従業員満足度」を重視し、人材の定着を目指す企業が多いです。デスクの幅を広く取る、社員が利用できる休憩スペースを作るなど、オフィスのデザインで従業員の働くモチベーションを上げることが出来ます。
雑多で殺風景なオフィスに比べ、インテリアや内装にこだわってデザインされたオフィスのほうが従業員満足度は上がります。

・コミュニケーションを活発に出来る
オフィスのデザインで社内のコミュニケーションを盛んにすることが出来ます。近頃ビジネスの上でコミュニケーションは重要視されており、執務スペースを壁で区切らずフラットなつくりにしたり、社員が気軽にミーティングできるソファスペースを設けたりしてオフィスのデザインを考える企業が増えています。
また、休憩中に利用できるカフェスペースやリフレッシュルームを設けることで仕事上の話だけではなく、社員同士で声を掛け合える空間を作ることが出来ます。

2、デザインの考え方

ここでは、実際に業者に依頼するためのオフィスのデザインを検討するときの考え方についてお教えします。
作りたいオフィスのデザインをイメージしたら、あとは業者にコンセプトを伝えて提案してもらいます。業者へ依頼するための参考にして下さい。

2-1.コンセプトを決める

実際にデザインを行うのは業者やデザイナーですが、デザイナーに依頼するにしてもこちらである程度コンセプトを決めておく必要があります。
コンセプトは、企業によって決め方が全く異なります。

・高級なブランドイメージを全面に打ち出すためコーポレートカラーの黒を推した高級感あるデザインにする
・コストを抑えて効率性を重視し、シンプルかつ広々と感じさせるデザインにする
・代表の好きなブルックリンの町並みを体現するようなデザインにする

体外的なブランディングをはかりたい場合は企業の理念やイメージを反映したコンセプトを打ち出す必要がありますが、来客の少ないオフィスで人材の定着をはかりたい場合は社員の好みや意見を反映するなど、オフィスに求める役割は企業によって全く違うものになります。
決め方は自由ですが、社員全ての意見を反映しようとすると統一感のないデザインになってしまいます。コンセプトを考える際はなるべく限られた人数で行うのがベストです。
役員格で話し合ってオフィスに求めるコンセプトを決めていきます。
コンセプトを決めたら、参考にしたいオフィスの画像などを集めて業者に文章だけではなく目で伝える方法を工夫すると良いでしょう。
海外をはじめとした様々なオフィスの内装デザインが見られるサイトです。参考にして下さい。
▼OFFICE DESIGH GALLERY
http://www.officedesigngallery.com/

2-2.コーポレートカラーを反映する

オフィスデザインにコーポレートカラーを中心に考える企業は多いです。
コーポレートカラーは、会社・店舗のイメージと直結し、人間の心理に様々な影響を与えます。既にコーポレートカラーが固まっている場合は、その色を打ち出す内装にすると一貫したブランディングが可能です。
コーポレートカラーを特に決めていない、またはコーポレートカラーではない色でオフィスに統一感を出したい、という方には以下にカラーの本来持っている心理学的なパワーや特性、印象をご説明します。オフィスのイメージに合う最適なカラーリングを導き出し、色をもとにデザインを考えましょう。

赤…リーダーシップを発揮する、情熱的で野性的なカラー。ベンチャーやトップ企業に向く。
ピンク…女性的。ソフトで優しさ・温かみのあるカラー。女性向け商品を扱う企業に向く。
…感性が豊かで個性が光るカリスマカラー。アート系の企業に向く。
…冷静・クールで知性的。爽やかで誠実なカラー。まじめで知的な業種に向く。
…柔軟性がありバランスのとれたカラー。清潔感をアピールしたい業種に向く。
…自然・調和をイメージし、協調性をもたらすカラー。エコロジーを掲げる企業に向く。
オレンジ…陽気で気さく、社交的でやさしさや思いやりがあるカラー。人材会社などに向く。
…知的でユーモアラス、好奇心旺盛なカラー。クリエイティブな企業に向く。
…落ち着き・責任感・安定感を兼ね備えた、親しみのあるカラー。カフェやホテルなど人が集まる場所に向く。
…クールで都会的、洗練された雰囲気を持つカラー。法律事務所など信頼感を重視する業種に向く。
グレー…協調性と安定性に優れたバランス感のあるカラー。プロデュース系の業種に向く。

参考:コーポレートカラーの決め方とカラーの特性|LOGOCA
http://logoca.com/color/

また、2でも紹介した通り、オフィスのデザインだけではなく名刺やホームページ、会社案内などで使用しているカラーに統一することで対外的に統一感のあるブランディングを行うことが出来ます。

2-3.トレンドを取り入れる

オフィスのデザインに対する関心は近年さらに高まっていて、殺風景な会議室や事務的な造りのデスクとチェアが置かれたいかにも事務所という雰囲気のオフィスは減ってきています。近年のオフィス作りのポイントは自社の文化や価値観を反映していることと、よりオープンな空間になっていることです。
デザインの上でも、シリコンヴァレーなど海外の企業を中心にいくつかのトレンドが生まれています。
以下に、近年のオフィスデザインに見られる3つの特徴を詳しくご紹介します。

・壁がなく、オープンな空間にする

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http://www.home-designing.com/2013/02/googles-new-office-in-dublin

デスクとデスクの間や部署間のスペースが壁やパーテーションで区切られているオフィスのイメージがある人は多いと思いますが、近年ビジネスの上で同僚とのコミュニケーションの重要性が重視されることで壁を取り払ったオフィスが増えています。
デスクに区切りがなくすぐに同僚とコミュニケーションが取れるメリットはもちろんですが、壁がなく全体を見渡せることはフラットな環境で仕事をしていることを印象付けることが出来、またスペース全体を広々と見せられることでオフィス全体に開放感を生みます。

・リフレッシュスペースや遊び心のあるインテリアを取り入れる

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http://www.home-designing.com/2013/02/googles-new-office-in-dublin

これは主にIT系やクリエイティブ職に見られるトレンドですが、良い意味で「オフィスらしさ」がない遊び心のあるおしゃれなインテリアを置いていたり、社員が仕事から離れてくつろげるようなリフレッシュルームを設けたりしている企業が多いです。
オフィスは1日のうち長い時間を過ごす場所のため、適度にリラックスしながら仕事が出来るようにという考えからです。
また、クリエイティブ職などアイデアが求められる職種においては無機質なオフィスでずっとデスクに向かうよりも、適度に息を抜きながら考えることの出来る環境の方が向いているとされています。
おしゃれで遊び心のあるオフィスは「こんなオフィスで働きたい」というリクルーターへのアピールになり、人材の獲得、定着にも繋がります。

・自然を取り入れる

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http://www.shigotoba.net/meet/office/details/?casestudyID=47#photo=633

もう1つのオフィスデザインのトレンドは「自然を取り入れる」ことです。
ミーティングテーブルや来客用チェアにナチュラル系素材のインテリアを導入するのはもちろん、オフィス全体にグリーンを効果的に取り入れる企業が増えています。近年エコの考え方が注目されたことも理由のひとつですが、木やグリーンのもつリラックス効果はビジネスの上でも重要視されています。
→オフィスのデスクに植物を置く事による嬉しい4つの効果!http://ashita-office.com/office-desk-green-521
また、グリーンのメンテナンスを社内で行うことで社内のコミュニケーションを活性化させることも出来ます。

3、ビフォーアフター事例

ここでは、オフィスデザインの改善事例をビフォーアフターの画像でご紹介します。

▼コンセプト【社員の声がどこでも聞こえるオフィス】
btrax社のオフィスデザインコンセプトはよりスタッフ同士のコラボレーションを生み出すのが目的でした。
オフィス内 のパーティションを取り払い、よりオープンでコミュニケーションの取りやすいオフィスへと改装しています。壁には特殊なペンキを塗り、ホワイトボードとして利用可能。これまではプライバシー重視のレイアウトでとても静かな雰囲気のオフィスでしたが、オープンスペースに変更された現在ではオフィスのどこにいても、社員の声が聞こえてくる環境です。

・改装前

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各デスク間にローパーテーションが配置され、立ち上がらないとオフィス全体を見回すことが出来ない。個人の空間は確保されプライバシーが守られているが、圧迫感があり雑多なイメージ。

・改装後

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パーテーションを取り払い、オフィス全体が広々として見える。どこの席に座っている人にも声をかけやすく、まさにコミュニケーションの取りやすい環境に進化した。

出典:http://blog.btrax.com/jp/2013/08/27/office-design-2/

▼コンセプト【オフィス面積を変えずにメリハリのあるレイアウトに】
女性向けブランド品オークション「スマオク」や、ソーシャルカラオケサービス「ohaco(オハコ)」、みんなの募集掲示板コミュニティー「WishScope」などを運営しているザワットでは、面積を変えずにオフィスの空間をより有効に活用するためのレイアウトを採用しました。
エリアごとに意味づけやコミュニケーション環境を整え、オフィス内でメリハリをつけられるデザインにした結果、業務効率の向上に成功しています。

・改装前

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家具の大きさを深く考えずに導入したため、空間の使い方が必要以上に狭くなっていた。例えば、4~6人が中央に置いた1つの机で一緒に作業するような状態では、集中がしにくく、コミュニケーションにもメリハリが生まれなかった。

・改装後

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社員からは「仕事のしやすさはもちろん、クライアントが来客時にオフィスとほめられうのがうれしい、といった声が聞かれるという
出典:http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1403/31/news009.html

▼コンセプト【プレイフル】
教育事業や社会的企業インキュベーション事業、地域作り事業を展開しているハバタクは、秋田の廃校をオフィスに改装しました。
オフィスには地域住民や子どもが訪れる機会が多く、「ワクワクする空間」を目指して、遊び心のあるオフィス作りが行われました。
オモチャ箱のような明るくポップな色調を採用し、オープンで創造力をかき立てられるような空間は、地域住民との新たな出会いや交流、コラボレーションに生かされています。

・改装前

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秋田の廃校。何もない場所に一から家具を取り入れた。

・改装後

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街の子どもたちがいつでも遊びにきてくれるよう、部屋内に図書館を常設。ソファー&ラグのブースで、広大な自然を眺めながらゆったりと読書ができる場所や、レゴで遊べるスペースを設置。
出典:http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1403/31/news009.html

4、オフィスデザイン会社を選ぶ

オフィスデザインを業者に依頼しようと思っても、オフィスのデザインを請け負っている業者は多すぎて、何を基準に選べば良いかが分からないと思います。
そのときにオススメしたいのが「事務所デザイン.com」というサイトです。
https://www.jimushodesign.com/
デザイン会社マッチングサービスというものが無料で利用でき、考えているオフィスの概要を登録すれば、その希望が実現できる会社からアプローチや提案が届くという便利なものです。
数社から提案が届くため、デザインやコストを比較して選ぶことが出来るのも利点です。

オフィスのデザイン会社を選ぶときは、理想に近いデザインを予算内で実現してくれるかどうかが一番大きなポイントです。
上記の「事務所デザイン.com」や気になるデザイン会社のサイトにある過去の施工事例を参考にして、自社のイメージに近いものがあるかどうかを検討しましょう。
また、優秀なデザイン会社は伝えた要望から複数のデザイン案を提案し、全ての見積りを出してくれることが多いです。そういった会社はデザインのすり合わせにかける時間も短縮できるため、スピード感をもってプロジェクトを進めることが出来ます。

5、まとめ

オフィスデザインを考えるためのポイントを事例を交えてご説明しました。
オフィスは会社の顔となる場所であると同時に、社員が1日の大半を過ごす第二の家ともなるべき場所です。
そのためオフィスのデザインは企業のブランディングや社員のモチベーションに関わる重要な要素になってきます。
この記事が、自社の理想のオフィスデザインを考える参考になれば幸いです。

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