【社内制度事例付き】社員の定着に繋がる社内制度を導入させる3つのポイントとは

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あなたの会社は、最近離職率が上がってきていませんか?
原因がわからなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
ここで質問を変えてみます。あなたの会社の社内制度は充実していますか?
社内制度が充実していなければ、社員の離職は絶えないでしょう。

社内制度を活性化させることで、離職率を低下させるだけでなく、優秀な人材を確保するなどの社員の定着へ繋がります。

実際に、サイボウズ株式会社では、社内制度を見直すことで、離職率を28%から4%へと低下させました。
社員にとって働きやすい環境づくりをすることも会社をブランディングする一つの手法です。
よって社内制度を活性化させ、社員に制度を有効活用してもらうことで、会社を発展させるエネルギーづくりに繋がります。

まだ、自分の会社に社内制度があまり定着していない方は、他社の社内制度の事例と、社内制度を導入するまでの3つのポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

1.社内制度を導入する2つのメリット
2.あなたの会社に合う社内制度を見つけよう
2-1.多くの企業で取り入れられる定番の社内制度
2-2.企業ごとに特色があるユニークな社内制度
3.社内制度の導入のポイントをご紹介!
4.まとめ

1.社内制度を導入する2つのメリット

社内制度の導入に、企業は重要視していないところもあるかと思います。
そこで、企業にとって社内制度を導入することで得られるメリットを紹介いたします。
このメリットから社内制度の重要さを知りましょう。

社内制度のメリットは、離職率の低下と、会社の個性をアピールできることの2点です。
①社内制度は離職率を低下させる
なぜ、社内制度が離職率を低下させるのでしょうか。
下の図を見ると、男女別離職理由として福利厚生に不満をもつ人は、労働時間の不満の次に挙げられていることがわかります。

http://news.mynavi.jp/news/2016/06/24/373/

待遇が悪ければ、長年教育した人材が成長し、次の会社へ転職してしまう事態になります。
せっかく時間をかけて育てた人材が、能力を発揮することなく転職されてしまえば、会社はコストの無駄を背負うばかりです。

サイボウズ株式会社も以前はそのような待遇で、下の図の通り離職率が28%と高い水準でしたが、社内制度を見直すことによって離職率を4%まで下げることに成功しています。

https://cybozu.co.jp/company/work-style/
このことから、社内制度を見直すことで、離職率を低下させることもできます。

②ユニークな社内制度は採用面でアピールできる
ユニークな社内制度は、おもしろさやインパクトなどでメディアに取り上げられることで採用面へのアピールに繋がります。
加えて、ユニークな社内制度は、会社の社風や特徴を出せる部分でもあります。
楽しそうな会社、プライベートが充実させられそうな会社など、制度で会社をイメージ付けることができます。

実際にデータを見てみると、マイナビの18年卒就職意識調査の企業選択のポイント(https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2016/11/ishiki_2017.pdf)では、
勤務制度、住宅などの福利厚生の良い会社を選択する学生は全体の14%います。
仕事の内容ややりがいも企業選択のポイントとして重要ではありますが、働くうえで社内制度を充実させることも同じくらい大切です。

社内制度は、離職率を低下させるなどの人材を定着させるために重要であることが分かったと思います。
では実際に企業はどのような社内制度を導入しているのかご紹介いたします。

2.あなたの会社に合う社内制度を見つけよう

社内制度は、企業によって取り入れているものに差はありますが、多くの企業で取り入れられている社内制度とユニークな社内制度とわけて紹介します。
この章で、社内制度の企業側のメリットと社員側のメリットを載せているので、自分の会社に求める制度を探してみてください。

2-1.多くの企業で取り入れられる定番の社内制度

多くの企業で取り入れられている社内制度というのは、導入しやすく、利用しやすいのが特徴です。

さらに社内制度を目的別に分類分けすると、以下が挙げられます。
*プライベートを充実させた制度
・リフレッシュ休暇
・アニバーサリー休暇
・育児休暇制度

*社内コミュニケーションが図れる制度
・部活動

*社員のモチベーションを上げる制度
・表彰制度

これらの制度はどのような効果があるのか解説していきます。
【リフレッシュ休暇】
職業生涯の節目に勤労者の心身の疲労回復等を目的として付与される休暇です。

▼社員側のメリット
・有給と別で取得できる
・仕事を意識せず、自分のやりたかったことができる
・疲労回復できる
・仕事という日々の中では見つけられない発見をすることができる
▼会社側のメリット
・一週間の長期休暇という採用のアピールに繋がる
・スキルアップした社員や仕事の意気込みが上がった社員で社内が活性化する
・業務の分担により、社員がまんべんなく業務をこなせるようになる

(導入会社)
ワークスメディア
入社2年目以降から有給とは別で、最大9日間取得できる制度です。

ノバレーゼ
3年に一度、スタッフ自身がリフレッシュするために使える30日間の休暇制度です。
育児や介護など特定の理由を目的とせず自由に取得可能となっています。

【アニバーサリー休暇制度】
自分の誕生日や、結婚記念日などの記念日に休暇が取れる制度です。

▼社員側のメリット
・自分の記念日や誕生日などで有給が取れるため休みやすい
・家族の記念日にも使えるので、プライベートが充実できる
▼会社側のメリット
・有給消化の個人間のばらつきを軽減することができる
・業務の効率化を図ることができる
・有給休暇の消化率を上げることができる

導入会社:
タカラトミー
自分の誕生日や結婚記念日など、自分のプライベートに合わせた休暇が取得できる制度です。

エイジェックスコミュニケーションズ
家族の誕生日、記念日などの前後1ヶ月以内に、2日以上の有給休暇を取得すると、10万円の特別手当(年1回のみ)がもらえます。

【育児休暇制度】
育児休暇制度は、子どもが1歳に達するまでの間、休暇期間が設けられる制度です。
育児休暇制度は、法律によって取得が認められています。そのため、育児を支援する制度として紹介します。

▼社員側のメリット
・子育てをしっかりできる環境で、安心して休むことができる
・ワークライフバランスがとれる
・将来のビジョンが立てやすい
▼会社側のメリット
・育児休暇後に会社に復帰してもらい、優秀な人材を確保することができる
・採用関係で注目される点であるため、志望意欲を高めることができる

導入企業:
サイボウズ
育児休暇制度は最大で6年取得できます。こちらは女性だけでなく、男性も対象になってます。
サイボウズの代表自らこの制度を取得したことで、社員に活用を促すことができています。

ウルシステムズ
ベビーシッター割引券
小学校3年生までの子どもの保育などにベビーシッターサービスを利用する際、割引券が使用できる制度です。

【社内コミュニケーションを活性化させる部活動】
趣味やスポーツなどで共通の趣味を持つ社員が一定数の人数が集まれば部活とし、活動費を援助し、社内のコミュニケーションを活性化させる制度です。

▼社員側のメリット
・共通の趣味の社員と交流がもてる
・仕事の息抜きとして活動することができる
・他部署との関わりがもてる
▼会社側のメリット
・社員のコミュニケーションを活性化させることができる
・社内環境を変えることができる

導入企業
アイスタイル
グループ会社間の垣根なく、各会社の社員が自由に部活を設立して、参加できます。業務後に活動したり、週末には大会や試合を行っています。

アタラナ
部署を横断したコミュニケーションを活性化するための部活制度です。
部活として認められれば、活動に応じて1万~/月の部費が支給されます。

【表彰制度】
全体会議などの社員が集合する場で、仕事への取り組みを表彰する制度です。

https://geechs.com/20170621_syanaiseido-1/
▼社員側のメリット
・自分の仕事への評価を実感できる
・役員や代表に仕事を見られているという意識がつき、モチベーションが上がる
・周りの社員の会社への貢献度を知ることができる
▼会社側のメリット
・コストをかけずに取り入れられる
・社員の仕事の様子を意識して見ることができる
・社員のモチベーションを上げることができる
・仕事意欲を向上させることができる

導入企業:
ギークス
表彰制度の中にも、「新人賞」と「Buddy賞」があります。
新人賞は、新卒入社一年未満で最も活躍した社員に送られます。
Buddy賞は、半期に一回開催されるもっともプロフェッショナルな活躍をし、社員が大切にする10の価値基準を体現、実践した人へ送られる賞です。

2-2.企業ごとに特色があるユニークな社内制度

ユニークな社内制度は設けることでその面白さから、社名がメディアで取り上げられ、外部の方へPRしやすくなります。
そんなユニークな社内制度を作っている企業をジャンル別に紹介します。
自分の会社の知名度を上げたい、会社のイメージに合う制度を設けたい方はこちらを参考にしてください。

休暇制度
【失恋休暇制度】
チカラコーポレーション

失恋すると、年代に応じて休暇が取れる制度です。
20代前半では1日、20代後半は2日、30代以上は3日、離婚の場合はさらにプラスで1日休めます。
目的:社員の心身のリフレッシュのため

【エンタメ休暇】
gloops

ゲーム会社ならではの制度ですが、エンタメに関することであれば、年に1回好きな時にお休みがいただける制度です。
例えば、「平日にディズニーランドに行きたい」、「ゲームの発売日に並びたい」など、堂々と休みを楽しむという雰囲気づくりのために始まった制度です。
目的:社員のモチベーションを上げるため

【理美容半休】
ツナグ・ソリューションズ

理容院・美容院での施術はもちろん、ネイル・まつげ・マッサージ・エステ・リラクゼーションサロン・整体・鍼灸のサービスを受けるために取得できる半休制度です。
目的:月に1回の、従業員の心身のリフレッシュと美容のため

■社内コミュニケーション
【原飲】
セプテーニ・ホールディングス

経営陣と従業員の交流を図る目的として、代表取締役と話す機会が得られる制度です。
応募資格は毎回異なり、カテゴリーに絞った上で開催しています。
目的:社内コミュニケーションの一環として

【Know me】
Sansan

https://jp.corp-sansan.com/news/2014/140716_4493.html
他部署で過去に飲みにいったことがない人と、3人以内で飲みにいったら会社が1人3000円支給してくれる制度。
社内のコミュニケーションの一つとして、取り入れられています。また、制度を利用するという意図で誘いやすさも特徴です。
目的:社内コミュニケーションを活性化させるため

【岡村屋】
アドウェイズ

https://www.wantedly.com/companies/adways4/post_articles/30219
社員への日頃の感謝と労いの気持ちを込めて、岡村代表自ら食事を作り社員に無料配布する取り組みです。
この取り組みは、普段代表と接する機会のない社員と顔を合わせられるため、大切なコミュニケーションの場となっています。
目的:社内コミュニケーションの活性化のため

【社内ソーシャルランチ】
Donuts

http://www.donuts.ne.jp/jobs/welfare_program.html
月に1回、4~5名のランダムに組まれたメンバーと、ちょっと豪華なランチを楽しんでいます。
こちらは会社から一人1500円の補助がでます。
目的:部署や職種が異なるメンバーとの気軽な交流を行うため

給与制度
【サイコロ給】
カヤック

サイコロで出た目を給料に付与される制度です。
人が人を評価しても、感情に偏りがちという理由からサイコロで決めることにしたそうです。
目的:会社の理念のアピールとして、制度から企業イメージを付けるため

社員のモチベーションを上げる
【サンクスカード】
LIFULL

感謝の気持ちを伝えたい仲間にメッセージカードを送ることができる制度です。カードは社内の複数個所に設置しているので、好きな時に書いて渡すことができます。また、各フロアに設置した郵便ポストに投函すれば、「サンクス郵便」でその相手にカードが届きます。
目的:社員のモチベーションを上げるため

【大失敗賞】
太陽パーツ

https://bplatz.sansokan.jp/archives/281
最も大きな失敗をした社員には賞金2万円を表彰する制度
自分の限界にチャレンジする勇気と行動力を持った者にしか与えられない勲章とされています。また、社長自身も大失敗賞を受賞したことがあるそうです。
目的:失敗した人が委縮せず、再挑戦する勇気を持てるようにするため

3.社内制度の導入のポイントをご紹介!

2章にて事例を述べましたが、実際に制度を導入するにはどうしなければいけないのでしょうか。
そこで3章では、制度導入のポイントをご紹介いたします。
ポイントを押さえて、あなたの社内制度をもう一度見直してみましょう。

ポイント①:制度の目的を決める
制度に目的を定義することで社員に意味を理解されやすく、目的に沿って行動してもらえます。
そのため、社員がどのように会社で意識してほしいかを考えた目的を設定しましょう。

目的の一例は以下になります。
・人材定着のため
・社員のモチベーションを上げる
・社員間の交流を活性化させたい
・どういう会社なのかアピールしたい
・社員の働きやすさを改善したい
・子育てと仕事を両立させてほしい

最近ではワークライフバランスを推進する制度が多く取り入れられています。
こちらを視野に入れて制度を作ると目的も定まりやすいです。

ポイント②:目的に合った制度を導入してみる
目的を決定したならば、どういう制度を導入していくかを考えましょう。

こちらで注意すべき点は、社員・会社の双方にメリットがあるかということです。
双方にメリットがなければ、制度を導入しても、会社の活性化に繋がりません。

社員と会社の双方でメリットを得られることで、社内制度は成り立ちます。
2章でみた双方のメリットを参考に、自社に合ったメリットを考えてみましょう。

ポイント③:制度の運用方法を考える
制度を導入したら運用していかなければなりません。
運用の前に、社内報などを利用し、まずは制度ができたことを社員に定着させましょう。

運用にもいくつか方法はあります。
早めの定着、制度を利用してほしいのならばすぐに導入できる社内制度を取り入れてみましょう。
参考例として、アニバーサリー休暇は自分の誕生日などあらかじめ日付が決まっているので、導入しやすいです。

社員から取得しづらい制度の運用は、役員や代表が積極的に利用することで社員へアピールできます。

その中でも、育児休暇制度は利用する社員が限られてきますが、利用している方をみれば、他の社員の将来のビジョンが立てやすくなります。
ビジョンを立てやすくすることで、自分のワークライフバランスに合わせられる企業としてイメージを社員は膨らませることができるでしょう。

自社に合った制度を取り入れることは、人材定着に繋がる取り組みとなります。自分の会社で人材定着の施策がおろそかになっていれば、ぜひ社内制度を見直してみましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
社内制度には、それぞれには目的があり、その目的に社員を導くことで離職率の低下や人材定着に繋がります。
会社によってその制度の目的は変わってきますが、今ある制度が目的に合っているか、見直してみるのもいいかもしれません。
皆さんもぜひ、自分の社内制度を利用して会社を活性化させていきましょう。

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