内装において、壁紙はそれひとつで雰囲気をガラッと変えてしまうものです。
「壁紙を変えて内装の雰囲気を変えたい」
「オフィスの内装に合った壁紙の選び方が知りたい」
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
企業のイメージに合った壁紙を採用することで、オフィスの雰囲気が変わり、来客の印象や働く社員のモチベーションも良くなります。
逆に壁紙の選び方を知らないと、内装の雰囲気を壊してしまったり、業者に頼んでもすぐに傷んでしまったり…ということになりかねません。
ここでは、壁紙の種類や選び方、また導入のための業者の選び方や、自分で壁の雰囲気を変える方法まで壁紙に関する知識を幅広くご紹介します!
この記事を読んで、オフィスに合った壁紙にチェンジして、内装を変えてみましょう。
〈目次〉
1、壁紙の種類
1-1、壁紙を変えるメリット
1-2、壁紙の種類
2、壁紙を選ぶ
2-1、壁紙はインテリアに沿って選ぶ
2-2、シュミレーションサイト紹介
2-3、壁紙サンプル、カタログが見られる店舗紹介
3、業者に張り替えを依頼する
3-1、壁紙工事の相場や期間
3-2、工事業者を選ぶ際の注意点
3-3、おすすめ業者紹介
4、自分で張り替えを行う
4-1、自分で壁紙を張り替える方法
4-2、壁紙DIY通販サイト
5、壁紙を変えずに壁の印象を変えるには
5-1、汚れや傷を隠す
5-2、壁紙を塗装する
6、まとめ
1、壁紙の種類
ここでは、壁紙を導入する理由と、様々な機能を持つ壁紙の種類をご紹介します。防寒、防音、汚れにくいもの、個性的なもの…オフィスに求める壁紙はどんなものか想像しながら選んでみましょう。
1-1、壁紙を変えるメリット
オフィスの雰囲気を左右する要素の一つが、内装です。
特に壁は常に視界に入る場所のため、壁紙デザインに力を入れることは社員の過ごしやすさ、働きやすさに影響を与えます。
特にデザイン性の高いオフィス空間を作ることは、新たな人材確保に繋がったり、既存の社員のモチベーションを高めたりする効果もあり、壁紙にこだわる企業は増えてきています。
壁紙を防寒仕様のものにすれば、寒い時期の暖房費用を節約できるというメリットもあります。
賃貸オフィスの場合は、模様替えが難しいと思っていませんか?
実は基本的には賃貸オフィスのほとんどで内装工事を可能にしており、壁紙の張り替えは許可をもらいやすい簡単な工事なのです。
また、賃貸オフィスを退去する際の原状回復によって、たとえ壁を汚さずに利用していても張り替え費用を負担する必要があるケースがほとんどです。


1-2、壁紙の種類
壁紙は、使われる素材によっていくつか分類されています。
代表的な壁紙の種類と1平米あたりの価格は以下のとおりなので、ぜひ壁紙選びの参考にしてください。
○ビニールクロス
http://kabegami-shigaotsu.com/information/cloth-select/
http://www.renoco.jp/wallpaper/basic/wallpaperkind/
最も一般的に使用されている壁紙です。
発泡させてツブツブのような表面のタイプ、凹凸を作ったエンボス加工など表面加工のバリエーションが多く、ビニールシートのため耐久性と清掃性に優れています。
主にオフィスや一般家庭に使用されるビニールクロスには「量産品ビニールクロス」、「中級品ビニールクロス」の2種類があり、量産性は安いですがデザインや機能が限られ、中級品は種類が豊富ですが少し値段が上がります。
・量産品ビニールクロス…500円~/㎡
・中級品ビニールクロス…1,000円~/㎡
○紙クロス
パルプが原料として使われている洋紙を厚紙にしたものであり、プリント加工やエンボス加工を施しているタイプです。
欧米では特に一般的に用いられている壁紙のため輸入がメインですが、他にも和紙やケナフなどの非木材紙を原料にしている紙クロスもあります。
音を吸収するため防音性に優れており、環境や健康などに配慮されているエコ壁紙としても注目を集めています。
価格は使われている素材で異なりますが、目安は以下のとおりです。
・輸入材(アメリカ製)…2,500円~/㎡
・自然素材の和紙…1,500円~/㎡
・撥水、防汚処理済み…2,000円~/㎡
○織物(布)クロス
http://surugaya-life.jp/topics/2012/04/open.html
http://sozaikoubou.com/goods/cross/kaitekikurosu.html
布クロスは、素材にレーヨンなど木からとったセルロースを再生した繊維、麻、絹、綿などを編み込んだ繊維、不織布に紙を裏打ちしたものなど様々な種類があります。
壁紙そのものも自然繊維のため、湿気を吸い取ってくれる特性があります。
・レーヨン:1,200円~/㎡
・不織布:2,200円~/㎡
・絹100%:10,000円~/㎡
○塗り壁
以前の日本の建物のほとんどがこの塗り壁による家で暮らしていましたが、現在は壁紙クロスの登場によって塗り壁仕上げの建物は減少しています。
何といっても塗り壁のメリットは、世界で一つだけの壁紙に仕上がるという点。
左官という塗り壁職人が、下地から仕上げの原料の配合を決めて一つひとつ塗り上げていくので、職人によって仕上がりの雰囲気や色、耐久性に違いが出ます。
▼漆喰
http://www.house-yokosoh.com/pages/diy-kabe1.htm
漆喰は消石灰に砂と糊を混ぜて作っており、これによってカビが発生しにくく水蒸気を吸放湿する性質があるので湿度を安定させる能力があるのが特徴。
・漆喰調仕上げ…3,000円~/㎡
・漆喰仕上げ…10,000円~20,000円/㎡
▼じゅらく
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kukan-koubou/ly-lb-9364.html
じゅらくは混ぜる土の色によって壁紙の色味を変えることができます。
最近ではクロスの上に仕上げとしてじゅらくを塗って、自然の風合いを出すリフォームが人気です。
不燃性の材料でできているので、防火性があり、材料に質量があるため音が漏れにくく、外から入ってこないため防音にも役立ちます。
・じゅらく…2,000円~/㎡
○タイル壁
http://ur2.link/uCZb
http://retorochan.blog105.fc2.com/blog-entry-888.html?sp
陶器質タイル、せっき質タイル、磁気質タイルなど使われている原料や焼き入れの温度の違いによってさまざまな風合いがあるのが特徴。
一部が壊れたり汚れたりしてもその部分だけ張り替えを行えばいいため、メンテナンスが比較的簡単です。
また、陶器質の場合は火に強いので防火性を高める効果もあります。
価格はタイルによって大きく違いがあるため、あらかじめ施工業者に見積もりを出してもらうことが重要です。
・タイル壁…3,000円~50,000円/㎡
2、壁紙を選ぶ
ここでは、実際に壁紙を選ぶための考え方と、サイトや業者をご紹介します。オフィスに壁紙を導入するイメージを膨らませてください。
2-1、壁紙はインテリアに沿って選ぶ
壁紙は部屋のデザイン、機能や場所を考えてぴったりのものを選びましょう。
前もって配置するデスクなどの家具のバランスを確かめてから壁紙を決めると、イメージが浮かびやすくなります。
◇シンプルモダン
http://maruike.blogspot.jp/2013/07/blog-post_12.html
http://www.frontierconsul.net/service/results/2015-03-5660/
グレイッシュが基調のクールでスタイリッシュな空間になります。
無駄なものを省いたシンプルな雰囲気を出したい場合におすすめです。
このタイプにおすすめの壁紙
◆〈サンゲツ〉RE-2825
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail608.html
チェックパターンがモダンな、落ち着いたグレー。オフィスの高級感と個性を両立できるデザインです。
◆〈リリカラ〉LR-72486
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail1378.html
石目調と呼ばれる、石壁のようなデザイン。モノトーンのインテリアと合わせて、洗練された空間に仕上がります。
◇ナチュラル
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1508/24/news092.html
http://include.bz/archives/portfolio-item/j-feel-corp
最近注目されているグリーンやウッド素材を使った、ナチュラルなテイストです。
自然素材の温かみと、優しい色味でリラックスしながら仕事が出来ます。
このタイプにおすすめの壁紙
◆〈サンゲツ〉RE-7455
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail1870.html
ナチュラル派オフィスにはうってつけの木目調。他との差を出すなら、グレーや
ホワイトを選ぶなど、色で変化を。カフェのような雰囲気に仕上がります。
◆〈サンゲツ〉RE-7848
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail1639.html
オフィスを一気に明るく、癒しの空間にしてくれるパステルグリーン。緑には目を休める効果があるといわれています。PC作業が多いオフィスにもおすすめです。
◇ヴィンテージ
http://www.ut-officestyle.jp/works/item19/
アンティークなインテリアやコンクリートやレンガの壁など、ミッドセンチュリーな雰囲気の漂う、落ち着きがある空間です。
おしゃれで重厚感の出るテイストです。
このタイプにおすすめの壁紙
◆〈サンゲツ〉RE-3159
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail912.html
間接照明などで演出すれば、よりおしゃれになる石目のようなデザイン。ヴィンテージテイストのオフィスには、レンガやコンクリートなどのテクスチャを使った壁紙も合います。
◆〈サンゲツ〉RE-7480
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail1880.html
ダークカラーもヴィンテージテイストと相性が良いです。天井に導入すると、壁とのメリハリもついて照明を際立てることが出来ます。
◇カジュアル
http://www.tenpodesign.com/work/detail/17827
https://www.comany.co.jp/office/officedesign/case/detail/case_20140129110019.html
カラフルな色使いやユニークなインテリアが特徴のカジュアルテイストです。クリエイティブ系のオフィスなどに多く採用されている、活気あふれるデザインです。
このタイプにおすすめの壁紙
◆〈サンゲツ〉RE-8282
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail2020.html
カジュアルなオフィスには柄物の壁紙で、個性をアピールしてはいかがでしょうか。他社との差別化になり、来客に印象付けるポイントにもなります。
◆〈サンゲツ〉RE-7397
http://www.renoco.jp/wallpaper/search/wallpaperdetail1441.html
クリエイティブな職種やベンチャー企業でよく採用されるオレンジは、コミュニケーションを活性化させると言われる色です。温かみのある印象になります。
2-2、シュミレーションサイト紹介
ここでは、現状のオフィスの写真やテンプレートの間取りを使って、壁紙をシミュレーションできるサイトを紹介します。壁紙は部屋の雰囲気を左右してしまう存在なので、購入の前に自社だとどうなるかを確認しておきたい人におすすめです。
▼かべいろ.com
http://www.kabeiro.com/free_cg/
気に入った壁紙の柄を見つけたら、無料で部屋のCGシミュレーションを作成してくれるサイトです。
壁紙を貼り換えたいオフィスの写真をメールで送れば、よりリアルな完成イメージに仕上がります。
また、写真がなくても部屋の壁面寸法を伝えるだけでもシミュレーションをしてもらえるところが便利です。
▼四国化成
https://www.shikoku.co.jp/kenzai/simulator/index.php
無料ユーザー登録をすれば、自分で撮影した写真で壁の色や模様をシミュレーションできます。
また、あらかじめ用意された9個の部屋で内装材のシミュレーションができるタイプもあるので、自分の好みのコーディネートがきっと見つかります。
▼DAIKEN 空間シミュレーション
https://www.daiken.jp/interior/
壁や床の部材だけでなく、ドアなどの細かい部分のシミュレーションも可能。
また、時間帯設定ボタンがあり、シーンごとの時間帯を切り替えてコーディネートを確認することもできます。
2-3、壁紙サンプル、カタログが見られる店舗紹介
壁紙は小さなサンプルよりも、できるだけ大きなサイズで確認した方が、実際の仕上がりイメージを掴みやすいです。
そのため、店舗に足を運び壁紙選びの相談に乗ってくれるところを見つけるのが大切なのです。
▼東リ
掲示板クロスなど、オフィスにぴったりの壁紙も数多く展開している東リ。
全国各地にある販売店はもちろん、主要都市にあるショールームでも壁紙のサンプルを見ながらコーディネートの相談に乗ってもらえます。
▼サンゲツ
ビジネスユーザー向けにカットサンプルなどを請求できるほか、ショールームでコーディネートの相談に乗ってもらえます。
ショールームは予約をすれば1時間かけて、専門のスタッフから案内をしてもらうことも可能です。
▼ルノン株式会社
全国に取扱店があり、Webでも壁紙のサンプルを確認することができます。
施工や見積もり、コーディネートの相談にも乗ってくれるトータルサポートが魅力のお店です。
3、業者に張り替えを依頼する
好みの壁紙を見つけたら、工事を業者に依頼します。
コストを抑えたい場合は、自分でクロスを購入して貼ることも出来ますが、オフィスなどで規模が広い場合や時間がない場合は業者に依頼してしまうのが確実です。
自分で貼りたい方は目次4を参考にして下さい。
3-1、壁紙工事の相場や期間
・相場
壁紙張り替えを業者に依頼する場合は、東京都内の場合量産クロスで1平米あたり1,200円前後が一般的。
また、有名なリフォーム会社に依頼すると1,500円以上と価格に違いがあります。
できるだけ安く済ませたい場合は、直接クロス職人に依頼することでリフォーム会社の仲介料分の費用を浮かせることもできます。
・期間
施工期間は業者によって様々ですが、スピードを売りにしている業者では最短2日で貼り換えを完了してもらえるところもあります。
ですが、オフィスの家具などの移動もある場合は1週間から2週間以上の期間がかかることもあるため、見積もりの際に必ず確認をしておきましょう。
・工事の流れ
①業者から見積もりをとってもらい、工事の日取りを決めます。
②家具などを移動して、養正を行います。
③古い壁紙を剥がします。
④下地に傷や凹みがあるところを補修。
⑤新しい壁紙に糊付けをし、壁に貼り付けます。
⑥部屋の最終確認と、サインをして完了です。
工事の流れも部屋の広さや下地の傷み具合などで違いが出てきますが、大体なこのような流れです。
3-2、工事業者を選ぶ際の注意点
上記したように、施工期間が2日ほどで完了する業者もありますが、全てが安心できる施工を行っているとは限りません。
スピードが早い分、壁紙の貼り方が雑になり少し時間が経つと剥がれてしまうケースもあります。
また、どれだけ下地処理が上手な業者にお願いしても、下地がひどく傷んでいると壁紙をきれいに張り替えても凹凸の跡が残ることもあるので注意しましょう。
価格の安い壁紙は生地が薄く、短期間で劣化が進んでしまうこともあるので、値段で決めず品質の良いものを選ぶことで、壁紙をきれいな状態で長期間維持できます。
スピードや値段だけを見て安易に業者を決めるのではなく、問い合わせをして工事内容を確認した上で、丁寧に対応してくれる業者を選びましょう。
また、アフターフォローに関しては書面で契約を交わすのが良いでしょう。
良心的な業者は、施工後のトラブルに関しても対応してくれます。
3-3、おすすめ業者紹介
▼リコー装飾
相見積もりも行っている壁紙張り替え業者です。
無料で見積もりをしてもらえる他、メートルあたり670円という格安価格で施工ができます。
▼株式会社アトリエネオ
相見積もりを無料で行っている横浜を拠点にしている壁紙張り替え業者です。
また、壁紙張り替え以外にも大工工事やLAN配線など、リフォームやリノベーションに関する幅広い業務を行っています。
▼壁紙張り替え.com
壁紙張り替えの大手ハウスメーカーを通さないことで中間マージンを一切カットした低価格で高品質の張り替えを行ってもらえます。
支払いも施工後の後払いで、保証も1年間ついています。
▼ヤマト室内装飾
職人直営店だからこその低価格での壁紙張り替え工事が依頼できます。
また、施工管理からアフターフォローまでを一貫して行っており、アフターサービスも6か月の保証がついているので安心です。
▼リノコ
壁紙張り替えの総額料金の中に、荷物や家具の移動から1年工事保証までついているので、見積もりが簡単です。
工事当日に問題がなくても、ある程度の期間が過ぎてから気になる箇所があったら相談ができる1年間のアフターサービス付き。
4、自分で張り替えを行う
小規模なオフィスであれば、業者に頼まずとも壁紙を自分で張り替える方法があります。時間と手間がとれるようでしたら、クロスや道具を購入して自分で壁紙を張り替えて、低コストで内装を変えましょう。
4-1、自分で壁紙を張り替える方法
オフィスの壁紙の張り替え費用のコストを抑えるには、セルフでの張り替えがおすすめです。
必要な道具と手順は以下のとおりですので、参考にしてみてください。
○必要な道具
・壁紙
・スポンジ
・刷毛
・ジョイントローラー
・カッター
・サンドペーパー
・補修用パテ
・地ベラ、竹べら
http://ur2.link/uD0k
中には壁紙とセットになっているものや、壁紙張り替えキットとして販売されているものもあります。
○手順
①余分なものを外して準備する
まず、コンセントカバーを外し、接着剤が付かないようマスキングをしてください。
壁紙を貼らない柱の部分も新聞紙やテープなどでカバーしましょう。
②壁紙をカットする
張り替える部屋の寸法に合わせてカッターを使って壁紙をカットします。
わかりやすいよう部屋の展開図を書いて、サイズを測りながら書き込んでいくと必要な長さが計算できます。
壁の縦横の長さを測ったら、窓やドアを除いた分で計算をしましょう。
③壁紙を剥がす
古くなった壁紙を剥がしていきます。
この時、できれば凹凸があまりできないよう綺麗に剥がしたいですが、壁紙の裏紙は残っても問題ありません。
綺麗に剥がしたい場合は、壁紙はがし剤の使用がおすすめです。
④凹凸やひび割れを埋める
壁にひび割れや凹凸があると、その上に新しい壁紙を貼ってもシワが寄ったり、表面がボツボツしたりする原因になるので、平らな状態に整える必要があります。
穴やひび割れには補修用のパテで埋め、出っ張っている部分はサンドペーパーなどで磨いて平らにしていきましょう。
⑤新しい壁紙に糊付けする
壁紙の裏面に刷毛を使って糊をまんべんなく塗っていきます。
この時、腕の力を均一にした状態で動かしていくと、壁紙全体に同じ薄さで糊を伸ばすことができます。
塗り方は、最初に全体に大きなWを書くようにして、次に一定方向で全体に薄く伸ばしていくと綺麗に糊付けができます。
⑥壁紙を貼る
http://www.diy-shop.jp/info/naru_diy_kabe.html
ドアの横など壁紙が見切りやすい場所から、真っすぐに下す様に貼っていきましょう。
この時、無理に力を入れて壁紙を引っ張るとシワや空気が入る原因になるので注意してください。
壁紙が重なる部分は、二枚目の壁紙の端っこの部分を3~5㎝ほど一枚目の壁紙に重ねてジョイントしていきましょう。
ジョイント後に重なり合った部分をカッターで切り、隙間を作らないようにすると仕上がりが綺麗になります。
4-2、壁紙DIY通販サイト
壁紙でオフィスの雰囲気を簡単に変えたい時におすすめなのが、シールタイプです。
シールのように簡単に貼り付けることができ、剥がすのも簡単なのでおしゃれなオフィスにイメージチェンジができます。
このシール壁紙は、以下のような通販サイトで購入が可能です。
▼きせかえマイホーム
http://www.reform-myhome.com/fs/reformmyhome/c/rilm
糊などの専用の道具がいらず、裏紙を剥がして今ある壁紙の上から貼るだけの壁紙。
ベーシックな無地から、個性的なパターン柄まで幅広いタイプの壁紙を取り扱っています。
▼Dream Sticker
ウォールステッカー専門の通販サイトです。
元々の無地の壁に貼るだけで、オリジナルな壁に仕上げることができます。
植物からキャラクターものなど種類はもちろん、クリスマスなど季節に合わせた壁紙も多く、組み合わせれば壁そのものが大きなアート作品のようにずるのも可能です。
▼Re-Wall
生のりつき壁紙や、貼って剥がせるシールタイプの壁紙を販売しています。
海外のおしゃれな輸入壁紙も多く扱っており、海外映画のようなハイセンスなオフィスに仕上げることができます。
5、壁紙を変えずに壁の印象を変えるには
ここでは、クロスを変えるのは手間もコストもかかって難しい!という方向けに、今の壁紙でも内装の印象を変える工夫をご紹介します。
壁の傷や汚れは隠して、塗装して雰囲気を変えることも出来ます。
5-1、汚れや傷を隠す
壁にある汚れや傷を補修するだけでも、オフィスが新しく生まれ変わったような印象になります。
誰でも壁にできた穴や傷を補修できるグッズも数多く販売されているので、壁紙を変えずに雰囲気を変えたい場合はぜひこのようなグッズを活用してみましょう。
・建築の友 クロスの穴うめ材
https://hands.net/goods/4936068950918/
使い方は、穴うめ材を傷や穴に着け、最後に水で濡らした布やスポンジではみ出た部分を拭き取るだけ。
施工後24時間が経過したあとなら、その上から塗装することもできます。
・壁の汚れ隠しホワイト
http://www.kenko.com/product/item/itm_6938427272.html
修正テープの要領で、壁のシミなどの汚れ、ネジ穴などを隠すことができるグッズです。
剥がしたい時はセロハンテープを貼り付けて剥がすだけなので、ちょっと汚れが気になった箇所を手軽に隠したい時におすすめです。
また、このようなグッズを利用する他に、壁掛けの棚やフレームを使ったり、ポスターを貼ったりして傷を隠すという方法もあります。
5-2、壁紙を塗装する
http://www.diy-shop.jp/info/naru_diy_kabe.html
汚れが大きく補修グッズのみでは隠しきれない場合は、現在の壁紙を塗装するという方法もおすすめ。
自分でペンキを塗るだけで壁を綺麗な状態に仕上げることができます。
必要な道具とやり方は以下のとおりですので、参考にしてみてください。
○道具
・ペンキ
・ローラー
・刷毛
・マスキングテープ
○やり方
①壁紙を整える
壁紙が剥がれているところをそのままにしていると、ペンキを綺麗に塗れないため木工ボンドや専用の糊を使って整えます。
壁紙の浮きの部分にはマスキングテープなどで抑えておきましょう。
②マスキングする
コンセント周りや窓枠など、ペンキが付着しないようマスキングします。
③塗装する
まずは下塗りとしてローラーを使って壁全体を塗っていきます。
その後、届かない部分や細かい部分に刷毛を使って隙間を埋めるようペンキを塗っていきましょう。
この下塗りが完全に乾いたら、仕上げの上塗りをしていきます。
乾燥時間はペンキの缶に書いてあるので、それに従って完全に乾燥させてからマスキングテープを取ってください。
6、まとめ
壁紙はその部屋の印象を大きく左右する存在です。
種類によって特徴が異なる壁紙は、機能やデザインを考えた上で選ぶと良いです。
どのような雰囲気のオフィスにしたいのかを考えた上で、ぴったりの壁紙を見つけましょう。
業者に依頼するほかにも、自分で導入する方法もありますので、この記事を参考に、壁紙から内装の雰囲気をガラッと変えてみましょう。