保証会社利用料の相場は?なぜ払う?疑問徹底解説します

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家や事務所を借りる時に掛かる保証会社加入料。そんな余計な金額払いたくない!と思われる方は多いのではないでしょうか。

最近、保証会社加入が義務づけられた賃貸物件は非常に多く、保証会社の種類も増えてきました。その支払い方や料金は、会社によって異なります。支払い方や金額が妥当かどうか素人目には判断が難しいので、相場がどれくらいなのか気になりますよね。

ここでは利用料の相場や、保証会社による違いをご説明しますので、この記事を読んでその違いや違う理由等をご理解頂き、納得した上で保証会社に入る、もしくは加入を断れるようになりましょう。

目次
1.保証会社利用料の相場
1-1.保証会社は選べない
1-2.大家さんの為にある保証会社
2.保証会社利用料が業者によって異なる理由
2-1.保証料が安いのは審査が厳しい信販系
2-2.保証料が安いのは住居
3.利用料の交渉は出来るのか
3-1.保証会社利用料は「交渉できない」
3-2.保証会社を使わない方法4.支払い方
4.保証会社利用料の払い方4パターン
5.まとめ

1.保証会社利用料の相場

一般的に、住居の保証会社の加入料の相場は【賃料の50%】と言われています。オフィス(事務所)の保証会社加入料の相場は【賃料の100%】です。

しかし、これはあくまで平均相場であり、実は会社によってかなり違いがあります。その違いを以下の表にまとめたので、どれくらいの違いがあるのか確認しましょう。

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なぜ会社によってこんなに料金が違うのかというと、保証される期間や金額、保証の範囲などが異なるからです。

1-1.保証会社は選べない

保証会社の加入料が、会社によって様々ある事はお分かり頂けたと思います。初期費用を浮かせたい方は、当然上の表の中で一番加入料が安い物を選びたくなると思いますが、結論、保証会社は自分で選べません。

なぜかというと、大家さんが保証会社と契約をしており、どこを使うか指定されてしまうからです。何か月分の家賃分を保証してくれるのか?家賃だけでなく、夜逃げした人の残していった物を処分する際に掛かる費用まで負担してくれるのか?など、会社やプランによって内容は様々で、大家さんは数ある保証会社の中から自分にあう保証会社を選ぶのです。

中には「とにかくどこかの保証会社に入ってくれればいい」と指定をしていない大家さんもいますが、全体の1割もないので期待は出来ません。

1-2.大家さんの為にある保証会社

そもそも、なぜ保証会社に加入しなければならないのかご存知でしょうか?支払い能力が十分にある方や、しっかりした連帯保証人をたてられる方は、加入しなければならない事に疑問をお持ちかと思います。

その理由は、借主に家賃滞納をされて困っている大家さんが増えたからです。今までは連帯保証人をたてるのが一般的でしたが、大家さんから連帯保証人に連絡をしてもなかなか連絡が付かず、連絡が付いたとしても払ってもらえるとは限らない、そんな状況が続いて破産してしまう大家さんが増えました。

もし保証会社が間に入っていると、滞納された家賃は、保証会社が大家さんに必ず支払います。そして家賃滞納をした方への催促も保証会社がやってくれます。つまり、保証会社は大家さんの為にあるといっても過言ではありません。

2.保証会社利用料が業者によって異なる理由

保証会社利用料の違いは、業者の性質や仕組みの違いによります。

2-1.保証料が安いのは審査が厳しい信販系

1.の表の『信販系』と呼ばれる業者の保証料が他と比べて安いのは、最初の審査が比較的厳しいからです。厳しい審査に通る→家賃滞納をする人が少ない→保証会社の手間が減る、という事で、他よりも利用料を安くする事が出来ます。

2-2.保証料が安いのは住居

住居の方が事務所よりも利用料は安く済む傾向があります。その理由は、住居は初回の利用料以外に、『1年毎に更新料として○支払う』という契約が多い為です。住居は事務所に比べて賃料が低い為、初回利用料『賃料の○%』の○を高く取るよりも、毎年収入を得られる方が保証会社にとって旨みがあるからです。なお、1年毎に支払う更新料は、賃料の10%~20%前後が一般的です。

3.保証会社利用料の交渉

3-1.保証会社利用料は「交渉できない」

会社によって異なる保証会社利用料(加入料)ですが、交渉できるのでは?と期待感を持っている方は少なくないと思います。しかし、結論から言うと利用料は交渉出来ません。その理由は以下の2つです。

① 大家さんと保証会社の間ですでに取り決められている為
保証会社には様々な種類があり、同じ保証会社でもプランの内容により様々な料金体系があります。どんなプランで、いくら払って、どんな保証をしてもらうか、という内容をすでに大家さんと保証会社の間で取り決めてしまっている為、借りる側には交渉の余地がありません。

② 交渉の決裁権を持った人と連絡を取る事ができない為
保証会社利用料の交渉は、大家さんではなくあくまで保証会社の上位権限を持った方にしなければいけません。しかし、借主本人は保証会社の方と話す手段はなく、また、連絡を取る事が出来る管理会社は、保証会社の受付窓口の人と話すだけなので、交渉をしたくともその先にいる方と話す事が出来ません。

3-2.保証会社を使わない方法

保証会社を使わずに済む唯一の方法は、『大家さんを安心させられる連帯保証人をたてる』事です。以下を満たす方がそれに該当すると言えます。

・安定した収入を得られる職業である。(公務員、士業など)
・年収が高い。(最低でも600~700万以上)
・連絡が取れやすい環境。(借主との住所が離れすぎていない)

但し、「保証会社が必要」と言われた後に、「連帯保証人をたてるから無しにしてほしい」と交渉をしても、受け付けてもらえない事がほとんどです。それは、今までに連帯保証人をつけた契約で、結局家賃を回収できずに痛い思いをした大家さんが多くいるからです。

また、保証会社と大家さんが提携契約を結んでいると、借主を保証会社に加入させる事で、保証会社から紹介料をもらえる場合も少なくありません。この場合、借主は保証会社を使わざるをえません。

4.保証会社利用料の払い方4パターン

保証会社利用料の支払い方には4パターンあります。賃料が80,000円の賃貸物件を借りた場合を例に、各パターンを説明します。ただし、保証会社によってはパターンが選べない場合もあるのでご注意下さい。

■パターン1:初回のみ支払う
一番一般的な支払い方法で、賃貸物件を契約する際に、家賃や保証金などと一緒に初期費用として支払います。【 保証会利用料 賃料の80% = 64,000円 】として、請求されます。80%の部分は、保証会社により様々で、詳細は『1.保証会社利用料の相場』をご覧ください。

■パターン2:毎月支払う
毎月指定金額を払うパターンもあります。毎月の家賃に含まれるパターンがほとんどです。

(例)賃料80,000円+利用料 賃料の5%=毎月84,000円

初期費用を浮かせたい方にはおすすめですが、長期的に考えると損をします。上記の例でいけば、1年と4ヶ月後(16ヶ月後)にはパターン1と同じ金額になります。

■パターン3:1と2の複合
初回に、パターン1よりも安い利用料を払い、毎月、パターン2よりも安い利用料を払うパターンです。珍しいパターンですが保証会社によってはこのようなプランもあります。初回料は賃料の50%前後、毎月の利用料は賃料の1%が相場です。

(例)初回料 40,000円 + 毎月 8,00円

上記の例でいくと、2年6ヶ月(30ヶ月)でパターン1と同じ金額になります。やはりこちらも長期的な利用を考えると損をしてしまいますが、初回の費用をどうしても浮かせたいなど、その時の経済状況に応じて選べるのは良いです。

■パターン4:パターン1に加え、毎年更新料を払う
パターン1よりも初回の利用料が安くなる代わりに、1年毎に更新料が掛かるパターンです。パターン1の次に頻度として多いプランです。初回の利用料として賃料の30%前後、毎年の更新料として賃料の10%前後掛かるのが一般的です。

(例)初回料 24,000円 + 毎年の更新料 8,000円

上記の例でいくと、5年目でパターン1と同じ金額になります。もし短期で解約する予定がある場合は、このプランがオススメです。

5.まとめ

この記事を読んで、保証会社利用料の仕組みや、そもそもなぜ保証会社に入らなければいけないのか、ご理解いただけたでしょうか?支払い能力が十分にある良心的な借主の方にとって、保証会社加入料はただ迷惑な物ですが、現在の大家さん達の実情を考えると、仕方の無い物なのかもしれません。

しかし、このような知識を身につけておけば、ある程度納得して保証会社加入料を支払う事が出来ると思います。また、大家さん(貸主)と直接やり取りをする時に、保証会社に入らないように交渉するにも、実情や背景を踏まえた上で話をすれば、よりよい交渉の材料になるかもしれません。賃貸物件を契約する際に、この知識を役立てて頂ければと思います。

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