オフィスに合ったフリーアクセスフロアの選び方と導入の流れ

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PCやOA機器などを繋ぐため、オフィスにはつきものの配線類。躓いたり、ごちゃごちゃして見た目が悪くなったりと困ることが多いですよね。
そうした場合の解決策として、最近のオフィスでは配線を床の下に隠す『フリーアクセスフロア』という設備を導入している企業が数多くあります。
「オフィスの配線をきれいにしたい」
「フリーアクセスフロアを導入したいけど、どうすればいいのかわからない」
そんな方は必見。この記事ではフリーアクセスフロアの特徴や選び方、導入方法までご紹介します。
この記事を参考に、自社に合ったフリーアクセスフロアを導入してオフィスの配線をすっきりさせましょう。

< 目 次 >

1)フリーアクセスフロアとは
 1-1、フリーアクセスフロア
 1-2、フロアダクトとの違い
2)3つのメリットとデメリット
 2-1、3つのメリット
 2-2、3つのデメリット
3)素材の選び方と価格
 3-1、樹脂製タイプ
 3-2、溝配線タイプ
 3-3、支柱調整式タイプ
4)フリーアクセスフロアの導入方法
5)フリーアクセスフロアを取り扱う業者・サイト紹介
6)まとめ

1)フリーアクセスフロアとは

配線を床の下に隠す『フリーアクセスフロア』とはどういうものなのか、同じく配線用の二重床の「フロアダクト」との違いや、メリットとデメリットをご紹介します。
自社のオフィスにフリーアドレスフロアが合っているか、検討してみましょう。

1-1、フリーアクセスフロア

フリーアクセスフロアとは「OAフロア」と呼ばれる配線を通せる床の一種で、配線を取り出す箇所が決まっておらず、好きなところから取り出せるようになっているフロアのことを言い、『二重床』とも呼ばれています。
OAフロアとは『オフィスオートメーション』の略で、オフィスの床下を上げて配線を通せる空間をつくり、FAXやパソコン、電話線などの配線をその床下の空間に通すことによって、事務作業を効率化させることの出来る設備のことです。
OAフロアはフリーアクセスの他にもフロアダクトという種類があるのですが、最近はOAフロア=フリーアクセスフロアと表現されることが多いです。

1-2、フロアダクトとの違い

OAフロアの一種であるフロアダクトとは、床内(床の中)に埋め込んで使う配線用の「樋(とい)」で、配線の取り出し口が決まっています。取り出し口がもともとついていることが一般的ですが、中には単に穴が開いているだけで床の下が空洞となっており、自分たちで好きな配線を出す工事をするというケースもあります。
フロアダクトは、フリーアドレスフロアとは違って取り出し口が決まっているため配線を固定しなければなりません。
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2)3つのメリットとデメリット

フリーアクセスフロアを採用するととても便利ではありますが、今のオフィス環境によっては必ずしもプラスに働くとは限りません。ここに3つのメリットとデメリットを紹介しますので、フリーアクセスフロアが本当に自社に適しているかを判断して下さい。

2-1、3つのメリット

・配線が邪魔にならないのでオフィスが綺麗に見える
配線をすべて床下に通し、床面に配線が一切露出しないためオフィス全体の美観が向上します。
配線は極力見えないようにした方が来客からの印象が良いのでオススメです。

・配線を固定していないのでレイアウト変更が容易
フリーアクセスフロアはフロアダクトと異なり取り出し口が決まっていないので、自由なレイアウト変更が可能です。

・配線につまずくことがなく安全で配線の損傷がない
配線関係が外に出ていると、そのケーブルに躓いて怪我をすることも防げます。また、人や物の移動でケーブルの断線も防ぐことができ、会社の大切なデータや備品を破損することもなくなります。

2-2、3つのデメリット

・導入工事のコストがかかる
フリーアクセスフロアの配線関係は、そのフロアの大元から配線を引っ張ってきたり繋いだりする必要があり、自分で作業することはほぼ不可能なので業者手配のコストがかかります。
ですが、現在のオフィスですでにある程度配線を引っ張ってきており、床下に収納したいというだけの場合は簡易式のものを置くだけで設置することは可能です。

・オフィスの天井高が低くなる
今のオフィスがフリーアクセスフロアでない場合、新規で導入する際は床材の分として概ね5cm前後床があがることになりますので天井がその分低くなります。オフィスを選ぶ際、天井高は重要なポイントになるため、今のオフィスの天井が低いと感じていたり、圧迫感があるなと思っている場合はあまりオススメ出来ません。

・耐荷重が制限されることがある
既存の床に対して強化プラスチックや金属の器具を置くことになるので重さに制限が出てきます。サーバールームや大きな什器(本棚や特殊な重量物など)を置く際には重量物を置く床の部分だけフリーアクセスフロアにしなかったり、大きめの鉄板を敷いて重さを分散させたりと注意と対策が必要になります。

3)素材の選び方と価格

フリーアクセスフロアの場合、一般的に1㎡単位でいくらになるかで、単価を表わします。
一般的なオフィスでの基本工事の内容は下記の通りです。

OAフロアの基本工事内訳
• OAフロア本体
• タイルカーペット
• スロープ・框など
• 取付工事費(OAフロア・タイルカーペット・スロープ・框など)
• 工事部材等
• 運搬搬入費

価格の目安は、1㎡につき7,000円~15,000円です。タイルカーペットが不要な場合は、さらに安くなります。
ただし、床の状況やフロアの材質・構造・別途工事の有無により変動します。

フリーアクセスフロアにはいくつかの素材があり、それぞれ機能や価格が異なります。
代表的な各素材のポイントをまとめているので、目的に応じて選んで下さい。

<選び方のポイント>
・歩行感・・・歩いていてグラつきや違和感がないか
・耐荷重・・・重さに耐えられるか否か
・耐火性・・・火に強いか否か
・自由度・・・高さの調節や配線の自由度あるか
・経済性・・・商品が高いか否か

3-1、樹脂製タイプ

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置敷式簡易二重床と呼ばれるタイプ。素材は、主に樹脂製(もしくはプラスチック製)でパネルと支柱が一体型のタイプ。ネジなどで固定する訳ではなく床に敷き詰めて(置敷式)使います。比較的軽量で大きな工事を必要としない為、他のタイプに比べると建物への負担も少なくコストも安めなのが特徴です。

耐久性と耐燃焼性に課題があり、あまり重たいものを置くことが出来ないのと、上を歩くと他の素材に比べて安定感に少し欠ける印象を受けることがあります。

<こんなオフィスにオススメ>
施工面積が比較的小規模な場合に導入することが多いタイプです。また、費用を極力かけず、今のオフィスをフリーアクセスフロアにしたい場合はオススメです。

<参考価格>
1プレート(50cm×50cm)あたり2,000~5,000円が相場です。工賃や出張費が含まれている場合とそうでない場合がありますので注意して下さい。

3-2、溝配線タイプ

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置敷式溝配線床と呼ばれるタイプ。素材は主に高強度コンクリートが多い。形状はブロック状のマット。厚みのあるコンクリート板に溝があり、その中にケーブルを通すシステム。溝のカバーは鉄鋼製のものが多い。軽量だが安定しているので小規模なオフィスから中規模のオフィスで使われている。

<こんなオフィスにオススメ>
溝部分に配線を通すので、床下を通せる配線の容量は若干少なめなので、大きなサーバールームや太い配線が多い業種は不向きではあるが、一般的なオフィス環境には充分対応可能なので万能なタイプと言える。

<参考価格>
1プレート(50cm×50cm)あたり5,000~8,000円が相場です。工賃や出張費が含まれている場合とそうでない場合がありますので注意して下さい。

3-3、支柱調整式タイプ

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床高調整式二重床と呼ばれるタイプ。素材は主にコンクリートやスチール製でパネルの下に支柱があり、パネルと支柱を分離できるので、高さ調整が可能。床下部分を自由に使えるため、配線の変更・増設の自由度も高い。高さ調整の幅が広く、調整できるため配線が多いフロアに使える。

<こんなオフィスにオススメ>
大型オフィスで人の出入りが多い企業には耐久性の面を考えるとオススメです。また、コールセンターなど配線が多い場合は床下の幅を調整出来るので向いています。後から設置することも可能ですが、新築などで床面の段差を作らずにはじめから導入するときもこのタイプが使われることが多いです。

<参考価格>
1プレート(50cm×50cm)あたり8,000~12,000円が相場です。工賃や出張費が含まれている場合とそうでない場合がありますので注意して下さい。

4)フリーアクセスフロアの導入方法

フリーアクセスフロアを導入するには、自分で敷き詰めるだけの簡易式のものでない限り、業者を手配する必要があります。

フロアには、3で挙げた通り用途・構造・材質・耐荷重などによって、多くの種類があります。
その多くの仕様の中から、詳細な情報を集めて検討することは、初心者では難しいです。
そのため、自社に合った提案や価格感を比較するためにも複数の業者に見積もりを出すことをおすすめします。
無料で複数の業者に同時に見積もりを取ることの出来るサイトもありますので、まずはそちらで見積もりを取ってみることをおすすめします。
5)OAフロアを取り扱う業者・サイト紹介

自社に合った提案を選び、打ち合わせ後に施工工事という流れになります。
工事は、一般的なオフィスであれば1~2日で完了するため、新たに導入したい場合は週末工事で導入することが出来ます。

5)OAフロアを取り扱う業者・サイト紹介

ここでは、業者比較が出来るサイト、フリーアクセスフロアを取り扱っている、それぞれおすすめの業者をご紹介します。

【業者の見積もりを比較する】
・OAフロア見積もり.com
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http://www.oa-floor-mitsumori.com/

フリーアクセスフロアの導入を検討する場合、まずはあい見積もりを取って、工事をお得に行ってくれる業者を探すのがおすすめです。
どのようなフリーアクセスフロアでも対応可能で複数の業者から一括で見積もりがとれるサイトです。
無料で見積もり・相談が可能です。

【自分でフリーアクセスフロアを設置する】
・DIYショップ RESTA
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http://www.diy-shop.jp/

工事を行わず、簡易式のOAフロアを安く購入して、自分たちで置くだけという場合はこのサイトがオススメです。
樹脂製のOAフロアを1枚149円という低価格で購入することが出来ます。即日発送なので、とりあえず早く簡易的に設置したいという場合に便利です。

【床含めたオフィス全体のプランニングを任せたい】
・アプライド株式会社
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http://www.apuraido.co.jp/

関東全域で対応している内装業者です。
OAフロアの導入はもちろんのこと、パーテーションの設置など内装全般の相談が可能です。
なお、レイアウト作成も無料で行っているので、オフィス全体のプランニングにはオススメです。

6)まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事ではフリーアクセスフロアの特徴や選び方、導入方法までご紹介しました。
フリーアクセスフロアはとても便利でオススメですが、今いる事務所に設置する場合は費用も時間もかかるので、導入するかは慎重に判断してください。
導入を検討している方は、この記事を参考に自社に合ったフリーアクセスフロアを選んで、オフィスの配線をすっきりさせましょう。

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