たくさんの可能性に溢れたオフィス環境【オフィスwatch 株式会社ウィルホールディングス】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

人材総合事業を手掛けるセントメディアとグローリアスを子会社に持つ株式会社ウィルホールディングス様を取材させて頂きました。
エントランスでまず目に入るのが「Believe your possibility」の文字。
「可能性を信じる」というその言葉には代表取締役社長である池田良介氏の企業当初からの思いが詰まっていました。
経営への考え方やオフィスのこだわりなどを社長インタビューや写真と一緒にご紹介いたします。

1)登録スタッフへの気配り人材オフィス【オフィス写真&ポイント解説】
①カジュアルエントランス
②面談ブース
③三角ビル
2)代表取締役社長 池田良介氏社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)登録スタッフへの気配り人材オフィス【オフィス写真&ポイント解説】

人材総合事業を手掛けるセントメディアとオフィススペースを共有していることもあり、エントランスから登録スタッフの方への気配りがみられました。
中でも印象的なのは窓際に設置されたカウンター式の面談スペース。
高層階ならではの景色を見ながら気軽に相談することが可能です。
登録スタッフの方への気配りに溢れたオフィスをご紹介いたします。
(取材日 2006年9月4日)

株式会社ウィルホールディングス
《事業内容》 人材総合事業を手掛けるセントメディアとグローリアスを子会社に持つ。「働く」「遊ぶ」「学ぶ」「ライフ」のビジネス領域で、個人と組織をポジティブにしていく。
《サイトURL》 株式会社ウィルホールディングス http://www.will-hd.co.jp/
株式会社セントメディア http://www.saintmedia.co.jp/
株式会社グローリアス http://www.glorious.jp/

①カジュアルエントランス

ウィルホールディングスは、人材事業を手掛けるセントメディアとオフィススペースを共有している。というのも、ウィルホールディングスはセントメディア、並びに人材紹介サービス事業を手掛けるグローリアスの親会社なのだ。

エントランスを訪れると、扉の枠面に大きく縦にデコレートされた2社のスタイリッシュなロゴが人々を出迎える。その奥には、大きな窓から入る採光を見事に取り入れた明るい空間が広がり、赤や青、黄色などのポップな色調の家具が並べられている。「この場所を訪れる登録スタッフの方々に、肩を張らずにリラックスしてキャリアの相談をしてほしい」という想いから、できるだけカジュアルな雰囲気にする事にこだわったのだという。エントランス部分の待合いスペースには、雑誌や大型テレビ、CDなどが備え付けられており、目と耳に入ってくる最新の映像と音楽とが居心地の良さを後押しする。年齢や性別を問わず、親しみやすい空間が作り出されているのだ。

ちなみに、セキュリティの問題上、今回撮影できた執務室の写真は、全てすぐ隣のスペースにオフィスを持つグローリアスさんの社内風景となります。風景的にはほとんど同じとの事ですので、是非こちらからウィルホールディングスさんの社内を想像してみてくださいね。

②面談ブース

エントランスの脇に設けられた、たくさんのブース。事業内容上、1対1でお客様とじっくりと話し合う機会が多いため、社内には多種多様の打合せスペースが存在する。

中でも特徴的なのが、窓際に設けられたカウンター式の面談スペース。高層階の眺望を、少しでもお客様にも楽しんで欲しいという想いから、社内でも1番の眺望を臨める場所に設置する事にこだわったのだという。カフェの雰囲気を感じさせるオシャレなカウンターに腰を下ろし、眼下に広がる絶景を横目にすれば、誰もが心置きなく相談できるに違いない。

「オープン」と「気軽さ」をコンセプトに掲げた面談用の空間。オフィスのレイアウトを考える際、限られたスペースの中で、できるだけ多くのブースを取り入れ、なお且つ開放感のある雰囲気を作り出す事にポイントを置いた。そこで、窓際にカウンターを設置し、個室は全てガラス張りの部屋にし、仕切りには稼動式のスクリーンカーテンを利用した。そうする事により、空間全体を余す事無く活用しているのである。

各ブースは、たくさんの社員さんとスタッフさんの笑顔で溢れ、非常に活気のあるムード。その空間全体の明るい雰囲気が、社内の雰囲気と重なって見えるようでした。

③三角ビル

西新宿の超高層オフィスビル群の中でも、何と1番の古い歴史を持つのが、ウィルホールディングスの入居する新宿住友ビル。その独特のフォームから、人々に「三角ビル」の名称で親しまれており、このビルに入居する事は、企業にとっては一種のステイタスとなっている。

今でこそ有名なビルに入居しているウィルホールディングスだが、9年前、同社の歴史は大阪灘波の歌舞伎座裏にある古いペンシルビルから始まった。お世辞にも良い場所とはいえない繁華街の小さな一室からスタートしたのだというから、その成長力には驚きを隠せない。

地上43階から見下ろす都心の景色は最高のもの。誰もが憧れる場所にオフィスを構える事により、たくさんの人々が登録に訪れてくれるようになったのだという。高層階の特権とも言うべき景色と採光性によって、社員のモチベーションも上がっているのだとか。

「日中の景色も良いですが、ライトアップされた夜景も絶景ですよ」と池田社長。今度は是非、夜景を見にお伺いさせてください。

 取材スタッフの注目ポイント 
ミッションミラー
各事業所にあるというメッセージが書かれた鏡。社員の方は身だしなみを直す際、「何のために仕事をしているのか」という事を確認し、新たな気持ちで「がんばろう!」と気持ちを引き締めるそうです。
謎のGパン
どういう訳かグローリアスさんの社内の壁に飾られていたGパン。そのタグをよくよく見ると、「EDWIN 503」の文字が!もしかして、これはものすごく貴重なものだったりするのでしょうか!?
グロ戦記!
これは、きっとジブリ映画「ゲド戦記」のまねっこですね!?さすが大阪ご出身の方々が多いオフィスです。上手いような、上手くないような(笑)。来年あたりは、また違うタイトルになっているのですかね。
椅子
社内には、不思議な形の椅子がたくさん。イタリア製との事ですが、今まで見た事のないような形です。思わず腰を下ろしてみましたが、座り心地は……。もしかして、ただのインテリアだったのでしょうか!?

2)代表取締役社長 池田良介氏社長インタビュー

西新宿にそびえ立つ超高層ビル群の一角にオフィスを構えるのは、人材総合サービスの株式会社セントメディアと株式会社グローリアスを子会社に持つ株式会社ウィルホールディングス。今回は、代表取締役社長である池田良介氏にお話をお伺いする事ができた。

バリューブック

沖田
何か御社特有の文化のようなものはございますか。

社長
まず、私は文化や組織風土というのは、社員一人ひとりの言動から生まれるものだと思っています。例えば、社長が「チャレンジ」と言っても、全社員がチャレンジなんかしたくないと思えば、そのような社風は生まれません。なので、最大公約数で共有されている言動が文化や風土へと繋がっていくのです。その言動の根っこは何かというと、考え方や価値観なのです。弊社の場合は、それを「バリューブック」を通じて共有しています。

田中
バリューブックとは、何なのでしょうか。

社長
我々が大切にしている9つの重要なバリューが書かれている冊子です。100年、200年経っても変わらない弊社の価値観が書かれているもので、その中には「コアバリュー」と呼ばれる究極の価値観があります。

それは、「Believe your possibility(可能性を信じる)」という事です。

沖田
エントランスの待合いスペースの壁に大きく書かれていた文字ですね!どうして、それを最重要視されていらっしゃるのでしょうか。

社長
起業当時、私には人材ビジネスの経験や、すばらしい戦略に人脈、資金というものが全くありませんでした。ないない尽くしの状況下でも、今の経営幹部の中にはその創業期を乗り越えてきたメンバーがいます。なので、例え何か問題が起こったとしても、「私達が力を合わせれば何とかできる」という信念があるのです。自分自身の可能性を信じているメンバーと仲間の可能性を信じているメンバーで、会社を成長させていく事ができたので、「Believe your possibility(可能性を信じる)」という価値観は、まさに実体験を通して感じた究極の経営資源だと思っているのです。

田中
それは素敵な価値観ですね!

社長
このような価値観が、社風に繋がっていくと思うのですが、社風や風土、文化というのは100パーセント体感するものだと思っているので、正直言葉で表現するのは難しいんですよね。例えば、「アメリカはどのような文化ですか?」と言われても言い辛いですよね。それならば、1年間くらい行って体験してみるのが一番だと思うのです。だから、私はどうしても言葉で伝えなければならない時には、その組織を構成している人達の考え方や、究極の価値観を示すようにしています。

プライベートと仕事

社長
私は、プライベートと仕事は一緒のものだと考えています。

プライベートというのは、仕事をしていない時間というのが大体の定義です。でも、私達は24時間あるプライベートの一部が仕事という感覚なのです。

田中
それは、新しい考え方ですね!

社長
1日24時間のうち8時間仕事をする人もいれば、15時間仕事をする人もいます。そのプライベートの使い方は、仕事に何割、自分自身の時間に何割、友人のために何割、家族のために何割という感覚です。だから、弊社にはそのスタンスをきちんと理解していて、それを刻々と状況に応じて変えられる人間が揃っています。

沖田
具体的には、どのような事なのでしょうか。

社長
例えば、土日だから会社を休むのではなく、「このタイミングではこの仕事をやり遂げなくてはいけないから、土日であろうと絶対に休まない」という感覚であったり、平日であっても、「恋人のために今この瞬間に会いに行く」、「子供の大事な瞬間を逃さないために、休暇をとる」という感覚です。つまり、その人の仕事観や人生観をしっかり持っていれば、別に会社のルールに縛られる必要はないのです。私は、「月曜日から金曜日の何時から何時まで」という感覚ではない生き方をすべきだと思っています。

田中
確かに、その通りかもしれませんね。

社長
私が社内でよく言っているのは、「休みのために働いている」という働き方をしている限りは、良い仕事はできないという事です。そうではなくて、「もっと良い仕事をするために休む」という感覚が重要なのです。

一般的によく言われる、「ライスワークか、ライフワークか」という違いだと思うのですが、ご飯を食べるためにほとんどの人が仕事をしています。もちろん、私も稼がないと食べていけませんし、家賃を払っていけません。でも、それを越えて、自分のやりたい事や自己実現に確実に繋がるために今の仕事があると思えば、究極的には寝食を忘れて仕事ができてしまうのです。誰かに言われてはなかなかできませんが、自分の夢と目標を連動していれば、人間どんな事でもできてしまうのです。

will

社長
弊社では、年に一度ビジネスコンテストというものを開催しています。そこでグランプリを獲得すると、実際に事業化ができるのです。

田中
すごいコンテストですね!

社長
もともと、弊社では社員が新しいアイディアを創出する事を全面的に推奨していて、子会社である人材紹介サービスのグローリアスという会社は、社内の数名の者が「新しく、こういう事をやりましょう」と言って立ち上がった事業です。

いわゆるイントレプレナー(企業内起業家)のような人達がたくさん出てくるような会社でありたいという想いから、グローリアスの誕生をきっかけに、ビジネスコンテストというものが定例化したという経緯です。

沖田
非常に風通しの良い社内ですね!今後、何か新しい事業展開などは考えていらっしゃるのでしょうか。

社長
はい。弊社の社名である「will」は、「working(働く)」、「interesting(遊ぶ)」、「learning(学ぶ)」、「life(生きる)」の頭文字に由来しています。まず、「working(働く)」を支援する事業領域には、セントメディアとグローリアスがあります。

今後は、「interesting(遊ぶ)」、「learning(学ぶ)」を支援する事業領域へと拡大し、最終的には人の「life(生きる)」を総合的に支援するイノベーディブサービスカンパニーを目指しています。

田中
人材事業だけに特化される訳ではないのですね。

社長
はい。人材ビジネスにすごくこだわりがあり、それを究極の目的としているわけではありません。事業というものは時代が変わり陳腐化してしまえば変わっていきますから、ひとつの事業に固執するのではなく、そのもっと上位概念である「何をやり遂げる会社になるのか」、「どういう価値提供をする会社になるべきか」という事を考えるべきなのです。それが、弊社の場合は「個と組織をポジティブにする」という事であり、それを実現するための手段が「働く、遊ぶ、学ぶ」を支援する事なのです。

田中
なるほど。

社長
その新しい事業を作っていくのは、他でもない弊社の社員です。グローリアスという会社を実際に立ち上げ、現在代表として活躍している加藤のような人間を今後、5人、10人、20人と増やしていきたいと考えています。

沖田
様々な展開がありそうですね!

社長
そうですね。経営者には、3流、2流、1流の経営者がいます。3流経営者はお金を残し、2流経営者は事業を残し、1流の経営者は人を残すと言われています。私は1流の経営者になるために、グループ内にそのような強い能力を持った人達をたくさん育てていきたいのです。「will」を実現するためには何が大事なのかというと、人を育てる事と、優秀な人材を集めるという事なのです。なので、私は今、専ら採用活動と教育の仕組みを作る事に時間を割いています。

株式会社ウィルホールディングス

社長
テレマーケティング事業、アウトソーシング、店舗の請負など、色々な事業を行っていましたが、人材ビジネスに絞ったのは、自分が現場で働いていた時に一番やりがいを感じた仕事だったからです。

私は今、役割分担として社長業を行っていますが、もし小さい企業に逆戻りして現場に携わる事になった時、この仕事だったら活き活きとやれると思っています。自分自身がいつ何時でも背広を脱いで現場へ飛んで行けるという感覚を持っているところが、最終的に絞り込んだ理由です。

田中
なるほど。現場で働かれていらっしゃった時に、何か思い出に残るエピソードなどはございましたか。

社長
たくさんありますが、例えば、起業当初はとにかくお金がなく、採用費も工面できませんでした。面接に訪れる人は、どんな人でも雇い入れなければいけなかったような状況だったのです。

採用した中には、社会人経験はもちろん、マナーも全く知らないような人がたくさんいたので、私は彼らに対して仕事のスタンスを0から熱く教えました。当然そういうのが嫌で辞めてしまった人もいますが、中には真摯に「お客様の現場をより良く変えていこう」という単純明快な発想で仕事をする人間が出てきました。

彼は入社した当初は非常にだらしない感じの子だったのですが、後に50~60名ほどの現場でリーダーになるほど成長したのです。

その後、彼は会社を辞め、自分の夢であった洋服屋さんをスタートさせました。しばらくして、私は彼の結婚式に呼ばれる事になったのですが、その中で彼がこうコメントしてくれたのです。「セントメディアでの仕事を通じて、夢にも見れなかった事を夢見れるようになり、それを実現する事ができました。今手掛けている洋服屋さんはすごく大変なのですが、やっていける自信があります。そういう自信をセントメディアでの仕事を通じて得る事ができたので、スタッフやお客様全員に感謝しています。」と。この瞬間、私は人を通じて弊社のグループミッションをポジティブにする役割を担ったのかな、と思いました。

沖田
それは、とても感動的な出来事でしたね!貴重なエピソードをありがとうございます。では次に、池田社長ご自身が何か毎日心掛けていらっしゃる事などはございますか。

社長
明石家さんまさんの娘さんである「いまるちゃん」の名前の由来をご存知でしょうか。実は、「生きているだけで丸儲け」という意味があるそうですが、私も毎日そのような想いを大切にして過ごしています。

私は阪神大震災を経験していて、目の前で家が倒壊したり、亡くなっていく方々を目の当たりにしました。本当によくあの状況で助かったな、という経験があるので、社内で何か問題が起こっても、「別に死ぬわけではないし」と思うわけです。そのくらいの事で悩める状況というのが、ものすごく有難い事に感じますね。

田中
私も大震災経験者なので、池田社長のお考えがよく分かります。では、最後に新卒の私へ今後の社会人生活へのアドバイスを頂戴できませんでしょうか。

社長
3年後、10年後の具体的な目標を明確にする事が大切です。

会社でもそうなのですが、「何のために存在するのか」というミッションを決め、それを実現するためにビジョンを設定し、そのビジョンを実現するために戦略を考え、具体的な行動計画に落とし込みます。

私自身も昔、漠然と生きていた時がありました。でも、阪神大震災を通じて、単純に生かされている自分がいる事に気づき、もっと主体的に自分の人生を切り開いていこうと決めたのです。そのためには、「自分が何をしたくて、どうなりたいのか」という事を明確にする事が重要です。それが明確になってきたら、それにふさわしい方向性は何なのかを考え、夢を目標に言い換えて、具体的な行動計画を立てていくのです。そういう事をきちんと自分で検証する事が早ければ早いほど良いのだと思います。私の場合は遅かったので、私が若い人にできるアドバイスというのは、できるだけ早くそういう考える時間を持てば、誰にだって夢は実現できる事という事です。

沖田
なるほど。

社長
仕事を始めて業務が忙しくなってくると、毎日に追われてあまり「何のため」という事を考えなくなります。でも、そういう時間を意識的にとるというのは、人生の中ですごく大切です。

田中
なるほど。非常に勉強になるアドバイスを頂戴致しまして、どうもありがとうございました。

沖田
大変貴重なお話を誠にありがとうございました。

3)周辺情報

株式会社ウィルホールディングス池田社長のお気に入りの街、西新宿

株式会社ウィルホールディングスが入居する「新宿住友ビル」を始め、西新宿2丁目に位置する超高層ビルは、かつて「淀橋浄水場」があった地に再開発により建設されたビルで、これらが新宿の街を今の新宿副都心へと牽引してきたと言っても過言ではありません。

今回は、今もなお西新宿のランドマークとして君臨し続ける1970年代に建設された超高層ビルをピックアップして紹介します。

新宿住友ビル

小田急線京王線東京メトロ丸ノ内線都営新宿線新宿駅」徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅」徒歩5分、都営地下鉄大江戸線都庁前駅」真上。新宿のメインエリアに位置するのが、株式会社ウィルホールディングスの入居する「新宿住友ビル」です。
竣工:1974年、基準階:596.72坪
三角形のフォルムから「住友三角」の愛称でも知られる「新宿住友ビル」。オフィスフロアについても、その独特のフォルムが活かされており、外周が全方位の眺望を持つオフィススペース、中心部が屋外吹き抜けという特徴的な形状となっています。情報化社会へ対応した最新鋭の環境へとリニューアルされており、今もなお、新宿のランドマークとして君臨する、多くのビジネスマンが憧れるオフィスビルの一つです。

 所在地  東京都新宿区西新宿2丁目6-1
竣工 1974年
 基準階 596.72坪
規模 地上52階 地下4階建

東京都第一本庁舎

日本を代表する超高層ビル街として知られる西新宿。これら超高層ビル群の歴史の始まりとなったのが、「新宿三井ビルディング」や「新宿住友ビル」などが位置する西新宿2丁目になります。
かつてこの地は、東京都の水瓶であった「淀橋浄水場」でした。戦後、交通の要所となっていた新宿の利便性に着目し、「淀橋浄水場」を移転させ、その広大な敷地に高層ビル群などを建設し、一大商業エリアにするという、新宿副都心計画が策定されました。そして、1971年5月に地上47階・高さ178mの「京王プラザホテル」の竣工を皮切りに、高さ200m超の高層ビルが次々に建設されていき、現在へと至っています。

新宿住友ビル

都営大江戸線都庁前駅」真上に位置する、三角形の独特のフォルムから「住友三角」の愛称で知られる「新宿住友ビル」。1974年3月に、地上52階・高さ210mの当時日本一の高さを誇る超高層オフィスビルとして竣工しました。
約600坪のオフィスフロアは、外周から、全方位の眺望を持つオフィススペース、廊下、屋外吹き抜けという特徴ある形状となっています。また、48階から52階の高層階は、都心を見下ろす展望レストラン街になっており、観光スポットとしても賑わいを見せています。
ちなみに、「新宿住友ビル」の敷地には、かつて「淀橋浄水場」で使用されていた蝶型弁が飾られています。

所在地 新宿区西新宿2-6-1
交通 JR・小田急線京王線東京メトロ丸ノ内線都営新宿線新宿駅」徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅」徒歩5分、都営地下鉄大江戸線都庁前駅」徒歩1分
構造 鉄骨造
規模 地上52階、地下4階
高さ 210.3m
竣工 1974年3月
延床面積 53683.77坪
基準階貸室面積 596.72坪
エレベーター 39基
駐車場 517台
天井高 2,600mm
OA対応 フリーアクセス

新宿三井ビルディング

周辺を映し出すハーフミラーと黒を基調とした外観が特徴的な「新宿三井ビルディング」。1974年10月に竣工した地上55階・高さ225mの「新宿三井ビルディング」は、1978年に「サンシャイン60」が竣工するまでの4年間、日本一の高さを誇るビルとして君臨していた超高層オフィスビルで、竣工から30年余りを経過しているとは思えない美しさと風格を併せ持っています。
1フロア約500坪を誇るオフィスフロアは、2000年3月、エントランスホール・エレベータホールなどのパブリックスペースとともに、IT化社会に対応した最新鋭の設備を持つオフィス環境へと、4年間の工事期間を経た大規模リニューアルが完了しており、今もなおトップレベルのオフィスビルとして位置し続けています。
また敷地内は、カフェ・レストラン等が充実しており、「未来科学技術情報館」などが併設されています。エントランス広場である「55ひろば」では、コンサートなどのイベントが定期的に行われており、12月に行われるクリスマスイルミネーションは、都庁を背景にしたイルミネーションに多くの人が訪れます。

所在地 新宿区西新宿2-1-1
交通 都営大江戸線都庁前駅」徒歩1分、JR・小田急線京王線東京メトロ丸ノ内線都営新宿線新宿駅」徒歩6分
構造 鉄骨造
規模 地上55階、地下3階
高さ 225m
竣工 1974年10月
延床面積 54322.62坪
基準階貸室面積 508.10坪
駐車場 515台
天井高 2,560mm
OA対応 フリーアクセス(80mm)

新宿野村ビル

新宿高層ビル街のメインエリアに位置する「新宿野村ビル」。白をベースに青緑色のガラスで覆われた外観が特徴的な、1978年6月竣工の地上50階・高さ210mの超高層オフィスビルです。下層部が広がる独特のフォルムが印象的な「損保ジャパン本社ビル」に隣接していることからご存知の方もいるのではないでしょうか。
5階から47階は、1フロア約400坪を誇るオフィスフロアとなっており、美しい景色が見渡せるパノラマビューを持つ開放的な空間は、快適なオフィススペースを創造することができます。地下及び高層階には、各種レストランやショップ等が並んでおり、2006年にリニューアルが行われた地下店舗街は、リニューアル前の2倍増の来客数となりました。
また休日には、新宿野村ビル前の広場で各種イベントが行われており、なかでも定期的に行われているフリーマーケットは都内を代表する人気となっています。

所在地 新宿区西新宿1-26-2
交通 JR・小田急線京王線東京メトロ丸ノ内線都営新宿線新宿駅」徒歩6分、都営大江戸線都庁前駅」徒歩8分
構造 鉄骨造
規模 地上50階、地下5階
高さ 209.90m
竣工 1978年6月
延床面積 36131.1坪
基準階貸室面積 402.11坪
エレベーター 28基
駐車場 330台
天井高 2,600mm

新宿センタービル

その名の通り、西新宿の超高層ビル群の中心にそびえ立つ「新宿センタービル」。セピア調の茶色で統一された外観が落ち着きと風格を感じさせる、地上54階・高さ223mの超高層オフィスビルで、竣工当時は日本一の高さを誇っていました。
1フロア約500坪超のオフィスフロアは、エレベータ・トイレ・湯沸室などを中央に集めたセンターコア方式が採用された、開放的な無柱空間となっています。またオフィスのみでなく、クリニック、銀行、郵便局、レストランなどの様々な施設が設けられており、地下1階には潤いの空間を演出する「水の広場」、1階には憩いのオープンスペースである「緑の広場」、53階には地上200m超から新宿の街を見下ろす無料の展望ロビーなどがあります。
ちなみに、新宿センタービルには、日本テレビ・フジテレビ・テレビ朝日の予備送信所なども設置されています。

所在地 新宿区西新宿1-25-1
交通 JR・小田急線京王線東京メトロ丸ノ内線都営新宿線新宿駅」徒歩6分、都営大江戸線都庁前駅」徒歩3分
構造 鉄骨造
規模 地上54階地下4階
高さ 222.95m
竣工 1979年10月
延床面積 55,376.79坪
基準階貸室面積 622.05坪
エレベーター 36基
駐車場 540台
天井高 2,550mm
OA対応 フリーアクセス(50mm)

4)まとめ

エントランスから目に飛び込んできた「Believe your possibility(可能性を信じる)」のフレーズが、非常に印象的で心に残りました。究極の価値観が掲げられたオフィスで働く社員さんは、みなさん明るく活気に満ち溢れていて、同社が就職したい企業の上位に名を連ねる理由が分かったような気がしました。グループ会社全体に、池田社長の永久不変の価値観がしっかりと浸透しているのですね。

今後、オフィスという箱は変わっても、決して変わらないコアバリュー。次の移転時には、今以上に大々的にバリューを社内にレイアウトされる事を期待しています。その際には、是非また拝見させてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*