デジタルで世界を動かす!トップ企業のこだわりオフィス【オフィスwatch  ベンキュージャパン株式会社】

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今回のオフィスwatchでお伺いさせて頂いたのは液晶モニターやプロジェクターの製造販売を行っているベンキュージャパン株式会社様。
世界72箇所に拠点を置く企業の日本法人というだけあり、チームビルディングや企業理念は外資系ならではの考え方がたくさんありました。
ベンキュージャパン株式会社のオフィスは企業理念を反映させたコーポレートカラーを随所に取り入れていました。
オフィスへのこだわりから、企業としての考え方まで日本法人代表執行役社長であるマーティン・モーレ氏にお伺いしました。

1)会社の特色を上手く取り入れたこだわりオフィス【オフィス写真&ポイント解説】
①巨大スクリーン
②紫
③オーガニックシェイプ
2)日本法人代表執行役社長 マーティン・モーレ氏インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)会社の特色を上手く取り入れたこだわりオフィス【オフィス写真&ポイント解説】

エントランスに入って真っ先に目に入るのが巨大なスクリーンです。
エントランスに巨大なスクリーンを設置する会社は珍しく、プロジェクターや液晶を扱う会社ならではのインパクトがありました。
その他にもコーポレートカラーである紫をふんだんに使ったオフィスを写真と共にご紹介いたします。

(取材日 2006年8月10日)

ベンキュージャパン株式会社
《事業内容》 液晶モニターや携帯電話、プロジェクターなどのデジタル機器の製造販売。世界72箇所に営業拠点を持ち、本社を台北に構える。
《サイトURL》 http://www.benq.co.jp/

①巨大スクリーン

入居ビルのエレベータを降りると、突如巨大なスクリーン映像が目に飛び込んでくる。白と紫、ガラスが組み込まれた近代的なその空間は、プロジェクタールームとして使用されている。

エントランス空間が、そのままプロジェクタールームになっているオフィスというのは珍しく、訪れた人に与えるインパクトは強大である。「ベンキューの力強さや洗練されたデザインをまず体感してもらいたい」という考えから、社長は通常では考えられない場所にあえて設置する事にこだわったのだ。

プロジェクタールームは応接機能も兼ね備えているため、お客様に画面で商品を見せながらゆっくりと説明できるようになっている。部屋の隣にはショールームがあるため、移動して実際の製品に手を触れてもらう事もできる。液晶ディスプレイやプロジェクター、MP3プレイヤーなど、多種多様の商品が取り揃えられ、この場所を訪れればすぐにベンキューの魅力を実感できる。ちなみに、お客様が応接室へ入るには、必ずこの二つの空間を通り抜ける構造となっているため、部屋にたどり着く頃には、お客様の心にベンキューのコーポレートイメージが植えつけられる仕組みとなっている。

エレベータ前に広がる巨大スクリーンは、インパクト絶大でした。デザイン性だけでなく、機能性も優れているこの空間は、商品の品質を物語っているようですね。

②紫

主に床面に使用されているコーポレートカラーの紫は、社内で一際の存在感を表している。高貴な印象を受けるその紫色は、天井や壁、家具の白とバランスよくカラーコーディネートされている。

ベンキューのデザイン哲学は“Meeting of Opposites「相反するものの融合」”。合理的・ロジカルな意味合いを持つ青を西洋に、それとは相反する赤を東洋に見立て、双方を融合させた紫をコーポレートカラーに採用している。

日本の大手同業他社は、本国の市場だけで生きていけるのに対し、ベンキューの場合は設立の地である台湾での売上げは4~5%ほど。残りの95%が海外のシェアで成り立っているため、世界的に展開する必要性があった。アジアでもヨーロッパでもアメリカでもないベンキューが適応する居所。それを象徴するのが、まさにこの紫色なのである。

製品面でも、「スタイルと機能」、「人間性とテクノロジー」などの融合を掲げているベンキュー。この一貫した企業方針が、オフィスの配色からも感じる事ができました。

③オーガニックシェイプ

業務スペースに入ると、紫のカーペットの間をフローリングの床板が流れている。

楽しく柔らかいイメージを表現したその曲線を、ベンキューでは「オーガニックシェイプ」と呼んでいる。緩やかな線を描くその特徴的なデザインは、“Enjoyment Matters「楽しみを重んじる事」”を事業コンセプトに掲げるベンキューのアイデンティティに通じている。

人の生活の中において多くの時間を費やすオフィス空間。仕事の時間をできる限り楽しんでほしいという社長の想いが、そこには隠されているのだ。単なる直線よりも遊び心のある曲線を目にすると、不思議と気分が高揚してくる。

ちなみに、社長室の隣にあるガラス張りの八角形のミーティングスペース。当初は一枚ガラスをあてがい円形にしようと考えていたそうですが、予算の関係上断念。少々形は違いますが、それでも十分楽しい会社という印象が伝わってきます。通常のオフィスにはない形を取り入れる事によって、オフィス環境がより楽しく変わっていくのですね。

 取材スタッフの注目ポイント 
マスコット
レアル・マドリードのオフィシャルスポンサーを務めるベンキューさん。ヨーロッパ大会の時に作られたユニフォームを着たライオンのぬいぐるみが社内にありました。とってもかわいいマスコットは、社内でも大人気!私も頂戴してしまいました!マーティン社長、どうもありがとうございます!
モバイル
携帯電話の世界シェア第6位のベンキューさん。ショールームには、その模型がたくさん。日本では未発売のため、本物は置いていないそうです。是非早く日本で発売してください。その品質を体感してみたいです!
動くんです
可動式の木のワゴンは、フリーアドレス制を導入している営業さんの書類棚です。施錠管理はもちろんの事、郵便物も投函できる構造になっています。目新しくて、思わずゴロゴロと転がして遊んでしまいました。
ポスター
「Challenging」、「Enjoyable」、「Joyful」など、たくさんのオリジナルポスターを社内の所々で見る事ができました。会社の精神がすぐに伝わってくるこのポスター。コーポレートカラーの紫の上に描かれているのは、やはり曲線です。

2)日本法人代表執行役社長 マーティン・モーレ氏インタビュー

四ツ谷駅を出て歩くこと5分。今回お伺いするのは、世界72箇所を拠点に液晶モニターや携帯電話、プロジェクターなどのデジタル機器の製造販売を行っているベンキュージャパン株式会社。日本法人代表執行役社長であるマーティン・モーレ氏にお話をお伺いする事ができた。

日本でのビジネス

社長
日本は海外と違い、ビジネスステップがいくつもあります。例えば、メーカーや代理店との結びつきなど、業界によってビジネスの形態が大きく異なります。ビジネス上の仕組みが、海外と比べると複雑なんですよね。

また、日本市場の独特な点として挙げられるのは、弊社と同じデジタル機器製造業界のシェアは、古くからある大手メーカーがほとんどを占めているという事です。大半の日本人には、昔から馴染みのある聞きなれたメーカーを好んで購入する傾向があります。

ベンキューはプロジェクターでは世界2位、液晶ディスプレイでは世界3位の会社ですが、このような事実があるので日本での認知度はまだ低いのです。

田中
では逆に、メリットを感じられるところもあるのでしょうか。

社長
もちろんあります。例えば、日本には人口総数も多いですし裕福な国なので、他国と比べると市場が大きいのです。弊社のターゲット層である若い年代の方でもブランド品を持っているほど豊かな国なので、それはとても良い傾向です。

また、市場全体ではなく日本人の特徴として挙げられるのは、個々人の教育レベルが非常に高いという事です。

田中
それはどういう事なのでしょうか。

社長
多くの方がきちんと学校を出ているので、常識的な事を教える必要がありません。発展途上国ではマナーを1から教えるところから始まりますが、日本のスタッフの場合は必要ありません。日本人はモラルを持っているので信頼関係が築きやすいですし、仕事をお願いするとがんばって取り組んでくれます。仮にできないのであれば、きちんとそれを告げてくれるので、非常にビジネスがやりやすいのです。

沖田
ビジネス上だけでなく、やはりオフィスに関しても違いがあるのでしょうか。

社長
そうですね。まず、東京でオフィスを探す際に驚いたのは、土地が非常に少なく、家賃がすごく高いという事でした。海外の本部や拠点では広大な敷地に自社ビルや工場を構えていますが、ベンキュージャパンはそれに比べると非常に小規模です。弊社はまだ日本ではビックカンパニーではありません。なので、現在のオフィスが今の自分達には見合っているのだと思っています。

でも、だからこそ、今後規模が大きくなる可能性が非常に大きいのだと確信しています。携帯電話や液晶テレビなど、まだ日本では販売されていない製品が山のようにあるので、今後は伸びていく可能性が非常に高いのです。ベンキュージャパンの場合は、それが非常におもしろいところですね。

チームビルディング

沖田
御社は世界中に拠点を持つグローバル企業ですが、何か特徴的なイベント等がおありになるのでしょうか。

社長
そうですね。先月、全世界から社員が集まり大きなミーティングが開かれました。3日ある期間の最終日に、その締めくくりとしてチームビルディングを行いました。一定数の社員が集まると、弊社ではしばしばこのイベントを行います。

田中
チームビルディングとは、どのようなものなのでしょうか。

社長
チームの組織力を高めるために、効率的に目標達成していく一連の作業の事を指します。個人では達成できないある課題に数人ずつのチームに分かれて取り組みます。

例えば弊社では、屋外の河川に赴いて様々なルールのもと、与えられた道具だけを使用して反対側の川岸に物を運ばなくてはいけないという課題がありました。あるひとつの課題解決を通してチームごとに色々と試行錯誤しながら別のチームと戦うというイベントが、チームビルディングと呼ばれるものなのです。

チーム全体の力を最大限に引き出すためには、個々の力量を発揮する事が求められますので、この活動は、会社という組織にとって非常に大きな意味を持つ取り組みなのです。

沖田
それはおもしろそうなイベントですね!

社長
弊社の社名「BenQ」は、英文の“Bringing Enjoyment Quality to Life”の頭文字を取っており、この英文には「生活に楽しさとクォリティを」という意味があります。お客様の生活に弊社の製品を取り入れていただくことで、より楽しく面白く生活していただくという事をモットーに掲げています。まず楽しくある事を大切にしているので、自分達もできる限り楽しみながら組織力を高めているのです。日本の企業で何かイベントを行うとなると、偉い人は少しだけ顔を出して挨拶して帰っていくだけのようですが、弊社の場合は会長といったトップの人間までもが普通の社員と分け隔てなくイベントの最初から最後まで参加します。

他にも、登山やヨット競技、ゴーカートレースなどもあります。アウトドアでの活動を通じて、実務でも団結して色々な取り組みを実現する事を目的にしています。

田中
弊社でも、是非やってみたいです!

情報の流れるオフィス

沖田
社内はとても広々としていて、ゆとりのある雰囲気になっていますね。

社長
個々人が往来しやすいよう、できるだけゆとりを持たせました。そうする事によって、情報を伝達しやすいオフィス空間にしたのです。

弊社のメイン業務は、セールス&マーケティングです。お客様(エンドユーザー)の情報を得て、売れる可能性がどこにあるのかを見出し商品販売を促進させます。良い商品を作り、上手く売上げを上げていくためには、「情報を得る」という行為が非常に重要な意義を持ってきます。

弊社がどんなに機能性に優れた商品を作り出したとしても、実際に使用するお客様の傾向をしっかりと捕らえていなければ話になりません。また、お客様との直接の接点を持つ代理店さんとの信頼関係がなければ、売上げが上がってきません。利益を上げるためには、弊社の営業が日々移り変わっていくお客様や代理店さんの情報はもちろん、社会全体の流れを認識しておく必要性があるのです。

沖田
なるほど。具体的には、社内のレイアウトのどの辺りを工夫されたのでしょうか。

社長
はい。例えば、業務スペースは、できるだけ壁を作らないように配慮しました。経理の人間や私の部屋は、業務上壁を設けてはいますが、ガラスにする事によって開放感を演出しています。営業の人間に関してはフリーアドレス制を導入していますし、他にも簡単なミーティングにはスタンディングミーティングの場を使用するなど、社内はオープンな雰囲気になっています。通路も広めにとって、人がカジュアルに動けるレイアウトにしていますので、自然に社内の情報が流れやすくなっていると思います。

田中
スタンディングミーティングのスペースは、おもしろいですね。

社長
ただのスチール棚にガラスの板を置いているだけなのですが、簡単な打合せは立ったまま行います。海外では、このスタイルは主流です。すぐに終わる打合せであれば、わざわざミーティングルームを使用する必要はありませんし、こちらの方が時間効率が良いのです。

田中
確かにその通りですね。

社長
また、業務スペースの脇にある休憩室のような場所も、情報の流動性を意識して作ったものです。以前のオフィスでは、社員がご飯を食べたり休んだりするスペースがありませんでした。あの場所は、食事をしながら社員同士での会話を楽しめるようになっているのです。社内は、常に何かしらの情報交換がなされている場になっています。

ベンキュージャパン株式会社

社長
私が日本に来たのは今年の2月末で、3月に日本法人の代表に就任しました。きっかけは、俗に言うヘッドハンティングですね。

ベンキューの中には、大きく分けて中国、アメリカ、ヨーロッパ、アジアパシフィックの4つがあり、前代の日本法人代表者は、アジアパシフィックの中の2国の代表を兼任していました。当時の代表は2国間を往来していて、日本を訪れる機会は月に数えるほどでした。そこで、今後の事業展開を考慮し、前代に代わり私が日本の責任者として駐在する事となったのです。

田中
なるほど。日本企業という点には、不安はございませんでしたか。

社長
実は、20年前に2年間日本に住んでいた事があり、5年ほど日本企業に勤めていた経験もあります。

田中
そうなんですか!

社長
はい。なので、不安に感じる事は特にありませんでした。大学を卒業した20年前に初めて日本を訪れたのですが、当時は長野に住んでいて、1年間に55日くらいはスキーを楽しんでいましたね(笑)。アウトドアやスポーツが大好きなので、週末は野沢温泉や志賀高原など、毎週色々な所に出かけていました。当時は会社の独身寮に住んでいて、2年間4畳半の部屋で生活していましたね。

沖田
不安がなかったとは言っても、日本で働くのには色々とご苦労があったのではないのでしょうか。

社長
そうですね。言葉には苦労したかもしれません。このオフィスには英語ができる人は何人もいますが、それ以外の人は全て日本語になります。当然私の日本語は完璧ではありませんし、会話の中には文化の違いも入ってきますので、上手く疎通し合う事は常に心掛けています。

田中
なるほど。では次に、日本の好きなところをお聞かせいただけますでしょうか。

社長
仕事面に関して言うのであれば、世界初の製品が毎日のように見られる事がおもしろいところです。祖国であるオーストラリアは技術が日本ほど発展していませんので、最先端ものが真っ先に触れられるというのは、私にとって非常に刺激的なのです。

沖田
逆に、嫌いなところはございますか。

社長
通勤電車ですね。あれほど他人とくっついて移動するというのは、プライバシーも何もないですよね(笑)。

田中
では、毎日何か心掛けている事などがございましたらお聞かせください。

社長
そうですね。私は毎朝6時前に起床します。個人的に私が思っているのは、朝日を浴びて良いスタートを切れば、その一日が気持ちよく過ごせるという事です。例えば、夜遅くまで飲んで翌日二日酔いのまま会社へ出れば、その日一日が苦しいですよね。

私は毎朝早起きして、出勤前に少し運動をしています。夜遅く帰って、翌朝起床してすぐに会社に行くのでは、起きている時間は全部会社のような感じがしてしまうのです。そのような生活を送っていれば、一日を振り返った時に「一体何をしていたのだろう」と疑問を感じてしまうと思うので、私は朝に自分のベストタイムを作るよう心掛けています。

沖田
とても良い習慣をお持ちですね。では次に、マーティン社長の夢をお聞かせください。

社長
ビジネスとプライベートの双方で成功したいと思っています。

ビジネスでの成功というのは、利益を出してマーケットシェアを取る事です。日本の場合であれば、もっと多くの人に弊社の事を認知していただく事です。ベンキューには良いところがたくさんあるので、それを今後日本市場にどのように伝えていくのか色々と模索して実行していかなければならないところです。

また、プライベートでの成功というのは、子供にとって良い父親になる事です。子供が元気に育ち、将来自分の好きな事をできるように支援します。世界の様々な人や文化を見て、幅広く色々な経験をしてほしいと思っています。

田中
では、大変恐縮ではございますが、最後に新卒の私に向けてアドバイスを一言いただけませんでしょうか。

社長
大抵の会社には、いくつもの可能性があります。だから、自分がやりたい事を見つけてそれに向かって努力をすれば、どんな事でも絶対に実現できると思っています。どこの会社でも自分が上手くできる事が必ずあります。与えられた仕事を単にこなす毎日ではなくて、自分のアイディアで色々と模索しながらがんばっていれば、必ず夢は実現できます。そうする事によって、仕事の幅もさらに広がっていくと思いますよ。

田中
わかりました。本日頂戴した貴重なお言葉を心に留めて仕事に取り組んでいきたいと思います。本日は、誠にありがとうございました。

沖田
どうもありがとうございました。

3)周辺情報

ベンキュージャパン株式会社マーティン社長のお気に入りの街、四谷

昔ながらの江戸情緒と洋風が融合した街として知られる四谷ですが、今回は西洋の香り漂う街にスポットを当ててご紹介します。

第7秋山ビル

東京メトロ有楽町線麹町駅」から徒歩5分、 JR総武線中央線東京メトロ丸の内線南北線四ツ谷駅」から徒歩4分。新宿通りに面する角地に位置するのが、ベンキュージャパン株式会社マーティン社長の入居する「第7秋山ビル」です。
竣工:1987年、基準階:約110坪
四ツ谷駅」と「麹町駅」の中間という交通アクセスに優れ、かつ、新宿通りに面する視認性の高い好立地に位置する「第7秋山ビル」。
花崗岩で覆われたシックな外観は、この地に相応しいステータス感が溢れたデザインとなっており、穏やかな円をイメージさせるエントランスホールは、落ち着いた空間を演出する照明が印象的です。外資系企業の入居テナントの割合が多いのも特徴の一つで、エグゼクティブな雰囲気を感じさせてくれるビルです。

 所在地  千代田区麹町5-3
竣工  1987年
 基準階  約110坪
規模  地上9階、地下1階

聖イグナチオ教会

四ツ谷駅の麹町口を出ると目に入る円形の聖堂が「聖イグナチオ教会」です。
元々は、1949年に建築された木造の大聖堂として、長い間多くの人の心のよりどころとして愛されてきましたが、建物の老朽化などにより、1998年に改築され、現在の建物へとなりました。
現在の聖イグナチオ教会は、現代的な円形の建物としてデザインされています。聖堂の壁には聖書の世界の自然の風物を題材にした12枚のステンドグラス「天と地」や、天井には蓮の花をモチーフにしたようなデザインが施されており、光に満たされた豊かな空間が広がる非常に美しい建築物となっています。
ちなみに聖イグナチオ教会では、カトリック信者でない方でも、結婚式を挙げることができるようになっています。

上智大学

四ツ谷駅を降り、まず目に飛び込んでくるのが、四谷の象徴と言っても過言ではない「上智大学」です。
上智大学の設立の構想自体は、16世紀にキリスト教イエズス会の宣教師として来日したフランシスコ・ザビエルが日本人の資質を高く評価し、日本の首都に大学をという希望をローマへ書き送ったことにまで遡ります。その後、1906年にローマ教皇ピウス10世がイエズス会に対し日本へ宣教師を派遣し、高等教育機関を設置することを要請したことを契機に、1911年上智学院を設立、1913年大学を開校、1928年大学となりました。
ちなみに、かつての尾張藩徳川家の中屋敷跡が、現在の上智大学の敷地となっています。

ホテルニューオータニ東京

四ツ谷駅から南に向ったところに位置するのが、ホテルニューオータニ東京です。
ホテルニューオータニは、東京の名園として知られる、400年もの歴史をもつ約40,000㎡の日本庭園に囲まれており、都会のオアシスともいうべきゆとりのある空間となっています。
施設構成としては、ザ・メイン、タワー、ガーデンコートの3棟から構成されており、国際的な舞台となっており、またガーデンコートからザ・メインにかけての通称紀尾井ストリートは、ブランドショップなどが立ち並ぶことでも知られています。

四谷見附橋

四ツ谷駅前、新宿通りに位置し、麹町6丁目から新宿区に通じる橋が四谷見附橋です。
1913年に竣工、橋長37m、幅員約22m、都内最古の陸橋として、迎賓館との環境調和が図られた、ネオバロック調の装飾が施されたモダンな橋でしたが、交通量の増加に伴い、現在は新しい四谷見附橋に架け替えられています。
現在の新しい四谷見附橋は橋長45m、幅員40mとなり、構造も変わってはいますが、旧四谷見附橋の美しいデザインを継承しています。
ちなみに、かつての四谷見附橋は、八王子の多摩ニュータウンにある長池公園にて、長池見附橋として移設復元されています。

外濠公園

四ツ谷駅から飯田橋駅にかける外濠に沿って広がる公園です。
飯田橋駅へと向う約2㎞に及ぶ約270本の桜並木は、都内でも屈指の桜の名所として知られており、春には多くの人で賑わっています。

迎賓館

四ツ谷駅から外堀通りを南に向うと見えてくるのが迎賓館です。
外国の元首や首相などの賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた国の施設です。
1909年に東宮御所として建造され赤坂離宮として知られてきましたが、1974年に海外からの賓客を迎える施設として改修されました。
ベルサイユ庭園を思わせる、ネオバロック様式の壮麗な洋風建築物で、緑青の屋根、花崗岩の外壁、各種の装飾類などが調和のとれた建物となっており、豪華な洋風建築の宮殿としてその存在を誇っています。

彩鸞の間

左右の大鏡の上に「鸞」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮彫りがあることに由来しています。
白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せている。
この部屋は、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国、公賓とのテレビ・インタビュー等に使用されています。

花鳥の間

天井に描かれた36枚の油絵や、四面に張られたつづれ織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝等に花や鳥が描かれていることに由来します。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催されるところで約130名の席があります。中央階段の床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。階段の左右の壁には、フランス産の大理石が鏡張りされている。中央階段をあがった大ホールの正面の左右の壁面には2枚の大油絵(小磯良平画伯作)が飾られています。

朝日の間

天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来します。
周囲の16本の円柱はノルウエー産の大理石です。壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、47種類の紫色の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が敷かれています。この部屋は、国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等が行われています。

羽衣の間

謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300m2の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来します。
3基のシャンデリアは当館で最も豪華なもので重さは約800kgであり、壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られている。また、正面の中二階はオーケストラ・ボックスです。この部屋は、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されるところです。

4)まとめ

そのユニークなデザインが世界中で高く評価されているベンキューさん。オフィスもその評判通り、とてもデザインセンスに優れていました。モダンでかっこいい内装は、製品の信頼性を証明しているようでした。これからの日本での展開が気になるところです!

また、オフィスWatch初の外国人社長は、とても気さくな方で一同楽しんで取材をさせて頂きました。社長さんのお人柄とオフィス環境とが、会社の「楽しさを重んじる」という理念と相まって見えました。

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