色調感覚あふれるポップテイストオフィス【オフィスwatch 株式会社ディ・ポップス】

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今回のオフィスwatchでお伺いさせていただいたのは株式会社ディ・ポップスです。
赤、青、オレンジとポップな色使いのエントランスは入った瞬間からわくわくしてしまう素敵なオフィスでした。
「徹底的にポップな感じにして遊んでいます」という言葉にあるとおり、代表取締役の後藤和寛氏のこだわりが至るところに現れていました。
オフィスへのこだわりから経営についてのお考えまで写真とインタビューをあわせてご紹介いたします。

1)赤・青・オレンジを使ったポップなオフィス【オフィス写真&ポイント解説】
  ①ポップカラー
  ②原宿・表参道
  ③円形のテーブル
2)代表取締役 後藤和寛氏社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)赤・青・オレンジを使ったポップなオフィス【オフィス写真&ポイント解説】

社名に「ポップス」と入っていることから「とにかく明るいオフィスに」というこだわりを持って作られたオフィス。
エントランスだけでなく執務スペースまで明るく楽しいオフィスになるような工夫がされていました。
(取材日 2006年4月1日)

株式会社ディ・ポップス
《事業内容》 通信事業全般(主に移動体通信事業)ブランド香水の販売飲食店事業全般
《サイトURL》 http://www.d-pops.co.jp/

①ポップカラー

ディ・ポップスの社内には、たくさんの色が溢れている。
とにかく社内を明るく、楽しいイメージにしたいと考えていた後藤社長は、室内にふんだんに色を取り入れる事にした。

その中でも、何よりもまず人々の目を捉えるのはコーポレートカラーであるブルー。海の澄み切ったブルーを彷彿とさせるその色は、受付の社名はもちろん、ソファや床の色、机やドア、窓枠までを染めている。

また、エントランス部分に青と並列して使用されているのは赤とオレンジ。実はこの3色、聞けば大手携帯会社の企業カラーを象徴しているものなのだという。赤はvodafone、オレンジはau、そして青はDocomoを表す。携帯電話を取り扱う会社ならではの色使いなのである。

社内全体は、後藤社長の狙い通り色使い溢れる明るい印象で、不思議と気分がわくわくしてしまいます。エントランスの丸い小窓は、潜水艦の窓枠みたいでとてもかわいらしいですよね。

②原宿・表参道

エントランスを入って視線を右に投げかけてみると、ガラスのテーブルと棚に黒の椅子という落ち着いた空気が漂う。片や左に視線を投げかけると、赤やオレンジ、青のソファといった明るい色調が目を捉える。対極とも言える印象を受けるこの2空間は、どういうコンセプトから生み出されたのか。

実はこの受付部分、右は少し大人の表参道、左は若々しい雰囲気の原宿をイメージして作られているのである。これは、ディ・ポップスの基幹店である原宿駅前のベーカリーカフェの立地条件になぞらえているもの。移転の際、何かおもしろいものを作りたいと思った後藤社長は、原宿駅前にありながら表参道通り沿いにも面するというこのディ・ポップスの象徴的店舗に、オフィスの状況をも見立ててしまう事にした。店舗とオフィスのコンセプトを合わせる事によって、働きたいと思って応募してきた人の期待を裏切らない。

オフィスのエントランスを店舗の立地環境に真似てしまうというアイディアはおもしろい。「でも実際、原宿表参道を意識して作った事は誰も気づいてくれないんですけどね(笑)」なんて、後藤社長は嘆いていらっしゃいました。

③円形のテーブル

社員さんが業務を行っているデスクの色と形には驚かされた。

デスクの色には、コーポレートカラーである青と白が採用されている。本来であれば一色に統一して使用するものなのであるが、4分割できるという特性を生かし、二色を交互に組み合わせ自分達の企業カラーに染めて楽しんでいる。全4島のカラフルなデスク群は、執務スペースに散らばっている。

どうしてこのような変わった形のデスクを使用しているのか。そこには、効率的で活発な意見交換を行いたいという後藤社長の強い思いが隠されている。

従来どおりの長方形テーブルで行う会議というのは、上座・下座というような席の配置などから無言の圧力が加わり、円形テーブルで行う方が精神学的にもより有意義な議論を行えるのだと立証されている。円形テーブルでは、全ての人が均等に配置され平等となるため、意見の出やすい環境が形作られるのだ。つまり、全ての社員が平等に、意見を言えるようにという点に、最もこだわったのである。

円形テーブルの効果については私自身も以前、本で読んだ事があったのですが、オフィスのメインスペースで実際に使用されている会社を見るのは初めての経験でした!

 取材スタッフの注目ポイント 
人生ゲーム
社長室の本棚の上に、今や購入不可能となってしまった『人生ゲームM&A』が。ご友人の社長さんからの頂き物との事。いつか社内で遊ぼうと企んで(?)いるそうですが、プレミア商品になるかもしれないので、きれいに保管された方が良いのかもしれませんね。
私だったら、リラックマのポストカードを貼ろうかな……。
本の山
社長のデスクの上には、本が山積みになっています。読書家の後藤社長は、本棚に収まりきらない本をご自身のデスクの上に置いています。その内容は、経営本から文庫本まで多種多様。やはり社長は相当な勉強家なのですね。
香水
エントランスの“表参道ゾーン”には、商品である香水がズラリ。その中には、私も愛用しているものがあり、ちょっと親近感。でも、社長ご自身は実はあまり香水を使用されないのだとか。
思い出の!?一冊
社長室の本棚の中に、一際使い古された感の本を発見。これは、後藤社長が有限会社として会社をスタートさせた時に、全て独学で勉強されたという一冊。本のいたる所に付箋やメモ書きが付け加えられていて、まるで当時の思い出がよみがえってくるかのようです。

社長インタビュー

JR大崎駅より徒歩30秒の大崎ニューシティビル。大手メーカー企業がオフィスを構える事で知られているこの地で、通信事業を主軸に、ブランド香水販売、飲食店など幅広い事業展開を手掛けているのが株式会社ディ・ポップス。今回は、代表取締役の後藤和寛氏にお話をお伺いした。

色の仕掛け

―受付から応接室にお通しいただいた時、何だかそれまでとは部屋の雰囲気が違うような印象を受けました。

社長
おそらく、それはカーペットの色のせいではないでしょうか。実は、弊社のオフィスのカーペットの色は、その部屋ごとに違っているんです。

―そうなんですか!どうして、わざわざそのような形にされているのでしょうか。

社長
はい。その部屋に入った時に、みんなが気持ちを入れ替えれるようにという思いから、カーペットの色を変えるという方法を思いつきました。その色は私自身が決めたのですが、まず業務スペースと大会議室には気持ちの引き締まるグレーを、応接室と社長室には明るい雰囲気のグリーンを選びました。どれもどんな家具にも調和しやすい色にしています。

ただ、面白いのは、弊社は家具やカーペットなど、部屋ごとに多くの色を使用しているのですが、お客様がいらっしゃった時に目に入る社内は、エントランスの一部分を除いては、全てコーポレートカラーである青しか見えないように統一しているんです。ここにはこだわりましたね。

―なるほど。すごく面白いアイディアですね。色といえば、エントランス原宿部分の青とオレンジ、赤という3色の色が気になったのですが、あちらの色には何か意味があるのでしょうか。

社長
はい。赤とオレンジという色は、私の中で明るくてポップなイメージという部分もあるのですが、実はそこにはネタがしこまれているんです。弊社は携帯ショップを数多く手掛けているのですが、実は赤はvodafoneさんの色で、オレンジというのはauさんの色なんです。そして、青はドコモさんなんです。青は弊社のコーポレートカラーでもあるのですが、ドコモさんもロゴなどに結構使用されているんです。

―そのような意味があったのですか。

社長
はい。なので、例えばキャリアさんが遊びにいらっしゃった時に「これ、実は御社の色を使っているんですよ」という風にお話するんです。すると大抵、「え!他の企業のも使っているじゃないですか!」と言われるんですけどね(笑)。

例えば、auの方がいらっしゃった際には、「ブルーは弊社のコーポレートカラーです」と言ってごまかします(笑)。さらにレッドを突っ込まれた場合には、そこはまた何とかはぐらかしているんです(笑)。

イメージへの挑戦

社長
実は、初め大崎という場所は正直ピンとこなかったんです。もともとは渋谷恵比寿新宿などの高層タワー型のオフィスを探していたのですが、家賃が高かったり駅から離れていたりしたので諦めました。そこで、比較的値段の手ごろな大崎を薦められたんです。

それまでは頭の片隅にも上らなかった場所だったのですが、“ベンチャー企業のイメージのないこの地にオフィスを構える事は、逆に既存のイメージを覆す意味で非常におもしろいのではないのか……!?”とポジティブに考え直したんです。私にとってある意味挑戦でもあったのですが、結果ここに移転した事を非常に良かったと思っています。

―それはどうしてなのでしょうか。

社長
はい。例えば、「渋谷にある携帯電話会社、ディ・ポップスです」なんていう携帯会社はたくさんありそうですし、印象に残らない感じですよね。でも、ベンチャーらしからぬ大手メーカーが数多く会社を構える事で知られている大崎であれば、逆にインパクトが強いのですぐに覚えてもらえるんです。それに、お客様に堅実なイメージを持っていただけるので、他のベンチャー企業との差別化を図るのにもこの場所というのは非常に良いんです。

また、移転してからというもの良い人材が集まるようになったのも事実です。ベンチャー企業には来なさそうなスキルの高い人が弊社に応募してくれるんです。

―そのような効果もあったのですか。私の中でもやはり大崎というのはベンチャーのイメージではありませんでしたが、駅前の雰囲気は非常に親しみやすい環境だと思いました。

社長
そうなんですよね。ここを選んだのには、もちろんそのような周辺環境が整っているという部分もありました。また、駅から近い場所にあるというのも重要なポイントでした。オフィスを選ぶ際、私は時間の効率を考えるんです。例えば、通勤に1時間、交通費4万円が定期代で掛かるとすると、その4万円をのせた家賃の部屋に住む事を選ぶ性質なんです。だから、家賃が少し高いと思われても、時間効率を考えているんです。

―なるほど。

社長
経営者が1日の時間をどのように使うかによって、その会社の未来というものは大きく変わっていきます。という事は、その1時間というものがものすごく重要な意味を持つんです。

例えば一般のスタッフから見た時に、経営者がバリバリと仕事をしているように見え、どこかに移動する時も電車で移動するというのは、スタッフから見れば「社長も節約しているんだな」と思うかもしれません。また、郊外から東京に通っているとしたら、「社長も安い所に住んで大変なんだな」と思われるかもしれません。けれども、これは経営者としては私はNGだと思うんです。というのは、効率性が全然ないんです。

―確かにその通りですね。

社長
だから、時によっては会社のすぐ近くに住むというのも大切だし、移動も電車よりタクシーの方がスピーディーだったらタクシーの方が良いと思うんです。タクシーであれば、携帯で話しながら指示も出せますし、場合によっては何か書いたりもできる。そのような効率性を私は考えているので、以前渋谷にオフィスを構えていた時は、渋谷に住んでいましたし、今は、恵比寿に住んで大崎にオフィスを構えています。オフィスの移転に合わせて、私自身も近い所を探して引っ越しているんです。

元気の源

社長
光というのは、元気の出る源だと思うんです。

私はどこかへ行くと、すぐに採光性に注目してしまうんです。このオフィスを初めて見て気に入ったのは、位置が角なので光が2つの角度から入ってくるんです。角でない限りは、通常1方向からなんですが、2方向から光が降り注ぐというのが気に入ったんです。全ての部屋において、このオフィスは必ず光が入るようになっています。そのために、社長室や執務室、会議室など、所々にガラスの窓などを取り入れています。

―なるほど。どうして光がお好きなのでしょうか。

社長
そうですね。私は昔から沖縄や南国のリゾート地の雰囲気が大好きなんです。女の子みたいかもしれないのですが、そういう地でプールサイドに横たわりながらカクテルを飲んだりするのが理想なんです。どうしてそういうものが好きなのかというと、必ず頭に浮かぶものがブルーの海と光なんです。だから、オフィスにも自分の好きな青と光をふんだんに取り入れる事にしたんです。

―そういう事だったのですね。

社長
オフィスの話しから大分逸れてしまいますが、私は実は、どうやって死ぬかという死に方まで以前から決めているんです。まず、場所はハワイです。ハワイに将来豪邸を建てて、中にプライベートプールを作るんです。そのプールサイドで海外映画に出てくるようなリラックスチェアに座って、お手伝いさんにミルクティーを作ってくれと言うんです。空からは光が注ぎ、木からは小鳥のさえずりが聞こえる中でミルクティーを飲みながら死んでいくのが理想なんです(笑)。

―そこまで考えられていらっしゃるのですか!

社長
そうなんですよ(笑)。これを達成するために、今はがんばらなくてはいけないんです。

日本でいう海外の南国リゾート地のイメージが、私の中では沖縄で、私自身も日本で一番好きなので、今年福利厚生の中に“沖縄旅行サポート制度”というのを作ったんです。それは何かというと、沖縄に行きたいという人が誰かと旅行すると、無条件に会社が3万円を支給するというものなんです。

例えば、沖縄旅行に10万掛かるところが7万円で行けてしまうわけなんです。オフシーズンであれば、2人で5万くらいで行けてしまうので、非常に好評なんです。

―それは、使わない手はないですね!

社長
そうですよね。社員それぞれが行けば、例えば社内でも「私、今度沖縄に行くんだけど、どこ行ったの?」とか、「○○のレストランおいしかった!」など、社内も盛り上がるんです。みんなが利用すると想定して、予算も組んでいます。

―なるほど。後藤社長の元気の源がよく分かりました!

株式会社ディ・ポップス

社長
コンセプトとしての“ポップな感じ”という点から、社名を考えていきました。 設立当初、弊社は有限会社からのスタートだったのですが、“有限会社ポップス”というのが非常に言い辛かったんです。

ある時、社員に隠れて電話を取る感じをシュミレーションしてみたのですが、「有限会社ポップスです」と言った時に、ポップスというのが何か言い辛かったんです。そこで、ポップスの前に何かを付けたら言いやすくなるかなと思い、「エーポップス、ビーポップス、シーポップス……」という感じで、順々に当てはめていって、一番しっくりきたのが“ディ・ポップス”だったんです。そんな感じで会社の名前を決めて良いのかと思われてしまうかもしれませんよね(笑)。

ディ・ポップスという名前をまず先に考え、そこから何らかの意味を作ろうという事で、「自分がやりたい事って何かな」、「夢って何かな」という所からスタートして考えた時、「この会社を通して人が喜んだり、楽しんだりしてくれたりしたら嬉しいな」と思い、名刺の表に書いてある社名の下に“Dream-Produce One’s Pleasure and Shining(夢-人の喜びと輝きをプロデュースする事)”と書いてあるんです。その頭文字が、ディ・ポップスとなのですが、普通は逆に作るものなんでしょうね。

―なるほど。御社では色々な商材を取り扱っているのが気になったのですが、そこにはどのような意味があるのでしょうか。

社長
はい。弊社がメインターゲットとしているのは、若い女性なんです。一番お金を使う層でもあるし、彼氏や旦那、子供などを引っ張ってきます。女性が決定権を持っている場合が多いので、そこを味方に付けようという事で、若い女性をメインターゲットとして、そこから派生する商品を考えているんです。

それが、今の段階で携帯や香水、カフェであったりするわけで、全然違うビジネスなので、何でなんですかとよく聞かれるんですが、このような考えからなんです。

ターゲットを絞っているという事と、あとは店舗ビジネスで且つさわやかな営業のスタッフを活用できるものという事を考えています。店舗があって、さわやかな営業のスタッフがいて、あとは若い女性をターゲットとすれば、段々と枠は決まってくるんです。

―店舗の内装などにも、直接後藤社長が関わられるのですか。

社長
関わる部分と関わらない部分があります。例えば、スタッフの子がどんどんアイディアを出していけるような子であればできるだけ任せてしまいますし、逆の場合であれば、私も積極的に関わっていって指示を出していきますので、時と場合によります。

いずれの場合にせよ最も私が重要視しているは、何かそこにサプライズな事を付け加えるという事なんです。普通にやっていたら普通の結果しか出ないので、経営者というのは何かお店に仕掛けを考えるのが非常に重要だと思うんです。

要するに、その仕掛けによって集客力があったり、例えばここであればポップな感じで作っているという仕掛けによって、弊社に入社したいという若者が増えるというような仕掛けが必要なんです。

―なるほど。

社長
同じような点で言うと、最近オープンしたお店でビルは2階建てなんですが、看板があって3階までの高さになっています。ビル一棟を使用しているのにも関わらず、店名は1階の隅っこに小さく入っているだけで、そのビルの3階までの高さに何が書いてあるかというと、ものすごく大きい4文字で“携帯激安”と書いてあるんです。

ちなみに、そのお店は巣鴨にあるのですが、駅を降りてすぐの景観を乱しているビルを見つけていただければ、それで間違いないと思って頂ければと思います(笑)。

でも、それも地域の人から見れば「何だ!あれ!」と目を引く事になるんです。店名が見えないのに、大きな文字だけがある事でインパクトがあるんです。今月でいうと、まだオープンして間もないそのお店が地域のシェアトップとなっているくらいなんです。

―それはすごいですね!

社長
お客さんにとってのサプライズをいつも私は考えているんです。社員は堅実で真面目な人が多く、しっかり仕事をしてくれているのですが、私のような経営者の仕事というのは付加価値なんです。それは、普通の人が考えられないようなサプライズや仕掛けを考えるという事なんです。

―では、次に起業されてから良かった事と苦労された事をお聞かせください。

社長
はい。まず良かったのは、ありきたりかもしれませんが、毎日が充実している事です。自分が常に完全燃焼をしないと務まりませんので、常に熱く、本気になるんです。それを繰り返す事は大変なのですが、生きてるなという事を実感できるんです。

次に苦労した事ですが、私は楽観主義なので嫌な事は全て忘れてしまうんです。

だから、大変な事がなかったと言えばなかったのかもしれません。でも敢えて言うのであれば、「やりたい事をお金がないからできない」、とか「人がいないから、組織がないからできない」、というのが一番歯がゆいというか、苦しんだ部分ですかね。

―なるほど。では、後藤社長の夢をお聞かせください。

社長
そうですね。抽象的なのですが、生まれてきたからには自分の中に制限を加えたくないという思いが私の中にはあります。例えば、「何かがしたい、欲しい」と思った時に、普通まず真っ先に考えるのは「できない」という事なんです。「お金が掛かるから」とか、「時間の制約がある」とか、色々なできない理由が頭を過ぎると思うのですが、そういうようなものをどれだけ取り外していって自由に人生を謳歌できるかというのが、大きな意味での夢でしょうね。

―どうもありがとうございます。大変恐縮なのですが、最後にこの場をお借りして私に今後の社会人生活へのアドバイスを頂戴できますでしょうか。

社長
はい。せっかく今ベンチャー企業にいらっしゃるという事ですので、それに即したアドバイスをさせていただきますね。

私が思うベンチャーのおもしろい所というのは、自分の人生と仕事というものを重なり合わせる事が可能であるという事だと思うんです。要するに、例えばものすごく大きな会社で働いていれば、組織がどう動いているのか、会社がどう動いているのかというのは分からないものなんです。例えて言うならば、巨大な象の体の上を一匹の蟻が歩いたとしても、象からすれば蟻の存在なんて気づかないんです。ベンチャーというのは、その象がいなくて、蟻が5匹10匹が集まったような感じなので、会社の変化や社長の考えとか、色々な事が分かるんです。毎日色々な事が見える分、それを楽しむ事が重要だと思うんです。だから、ベンチャーがどんどんと変化していって、事業を拡大していくという事と自分の人生も変わっていくという事実を重なり合わせてその楽しさを満喫できるようになったら、ベンチャーほどおもしろいものはないと思うんです。自分で仕事の楽しさを作っていけるというのがベンチャーのおもしろさなので、仕事という感覚ではなく、楽しい事を作りに行く、しに行くという姿勢で臨んで欲しいと思います。

―本日は、大変貴重なお話を誠にありがとうございました。

3)周辺情報

ディポップス後藤社長のこだわり、大崎エリア。「ソニー村」と言う名称が付いたほど、ソニーの関連会社を初め、メーカー企業が多く軒を連ねているこのエリア。しかしベンチャーらしからぬ立地と言うのは、今後の大規模な計画を考えると、過去の話になるかもしれません。

それでは大崎エリアについてご紹介いたします。

大崎ニューシティ1号館

JR山手線大崎駅」の駅前広がる大型ビル群。ここには有名なゲートシティをはじめ、6棟のオフィスビルが連なる。その中の1つ、大崎駅直結の大型ビルが、今回取材した株式会社ディ・ポップスの入居する「大崎ニューシティ1号館」ビル。
竣工1987年、基準階面積:約250坪(内、60坪使用)。駅直結である事と、敷地内に多くの大型ビルが立ち並ぶため、レストランやコンビニ等のアメニティ施設が点在するイメージ以上に利便性の高い今後の注目エリアである。

1987年​

住所  東京都品川区大崎1-6-1
構造  鉄骨鉄筋コンクリート造、
鉄骨造及び鉄筋コンクリート造
規模 地下2階、地上20階
 竣工 1987年
 延床面積 23.539㎡
専有面積 16,099㎡
エレベーター  低層用3台(17人乗)、高層用3台(17人乗)、貨物用1台

ThinkParkTower

「7大副都心構想」の一翼を担う大崎。多心型都市構造への転換を図る「7大副都心構想」の1つに指定されている大崎は、なかでも、次代を担う城南エリアの研 究開発型産業の中核拠点として位置づけられています。業務・商業・住居などが調和した21世紀型都市の今後の展開に、多くの期待と注目が寄せられているエリアです。

今でこそ副都心の名に相応しい発展を遂げている大崎ですが、かつては、京浜工業地帯の一角として、日本の高度成長期を支えてきた工場街でした。しかし1970年代、騒音や大気汚染などの環境汚染問題のクローズアップに伴い、「人にやさしい」「環境にやさしい」街づくりへのシフトが叫ばれるようになり、大崎の街は転機を迎えます。
1970年代半ば、「生産施設を郊外に移し、研究開発部門が集積する都市型工業地を目指す」という方向性が、品川区より打ち出され、大崎の再開発構想が始まりました。1978年、品川区は「住宅と産業の調和のとれた緑豊かな近代都市」を実現するため、「品川区長期基本計画」を策定し、都市づくりの主要事業として大崎の再開発を掲げ、ここから「住民参加の都市づくり」を基本方針とした、総合的な視野に立った再開発が始まりました。

再開発の先陣を切ったのが、1987年に誕生した大崎駅東口第1地区の再開発事業である大崎ニューシティです。5棟の業務・商業施設から構成される大型複合施設である大崎ニューシティは、副都心再開発事業の先駆け・成功例として多くの注目を浴びました。続いて1999年にオープンしたのが、大崎駅東口第2地区の再開発事業であるゲートシティ大崎です。2棟の巨大な高層オフィスビルを中心としたゲートシティ大崎 は、21世紀を感じさせる近未来的なデザインと、開放感に溢れる広々とした空間が特徴的であり、大崎駅東口のランドマークとして圧倒的な存在感を誇っています。

2001年には、東五反田二丁目第1地区の再開発事業であるオーバルコート大崎がオープンしました。4棟の高層建築物から構成されるオーバルコート大崎は、「アーバンデザイン・ガイドライン」に沿った最初のプロジェクトであり、建築物と街路空間などに統一性がもたらされた街並みが特徴となっています。職・住・遊・憩が 見事に融合した街づくりは、正に21世紀型の都心空間と言えるでしょう。
更に2006年12月には、大崎駅東口第3地区の再開発事業として、地上22階の高層オフィスビルを中心としたアートヴィレッジ大崎がオープン予定となっています。

そして、2007年秋、注目の大型プロジェクト、ThinkParkが誕生します。
これからの再開発の舞台となる大崎駅西口。現在、大崎駅西口地区では「中地区」「南地区」「ソニー地区」「明電舎地区」の計4街区、総面積約66,000m ²にも及ぶ一体的な都市再開発事業が進められています。そのなかで最初に誕生する大型プロジェクトが、「明電舎地区」の再開発事業であるThinkParkです。
「アイデアが成長する街 where ideas grow」というコンセプトからネーミングされたThinkParkは、大崎駅西口の正面という駅前の好立地に位置しています。大崎駅とはペデストリアンデッキで直結しており、大崎駅から徒歩2分という絶好のアクセスを誇る立地となります。

ThinkParkは、オフィス、ショップ&レストラン、医療施設、ホテル、フィットネスクラブ、住居といった施設だけでなく、交通広場や多目的広場などのスペースをゆった りと確保しており、なかでも、「大崎の森」は敷地全体の約4割にも及んでいます。その異なる特性の融合により創出されたヒューマニティ溢れる都市環境は、「グ リーンアーバニズム」というデザインコンセプトの示す通り、「森の中で繋がる有機的な複合施設」というに相応しい街づくりとなっています。


このThinkParkの中核施設としてシンボルとなるのが、地上30階・地下2階建て、高さ約140mを誇る超高層オフィスビル、ThinkPark Towerです。近年の高層ビルとしては比較的高さが低い大崎エリアにおいて、地上30階・地下2階建て、高さ約140mを誇るThinkPark Towerは、大崎エリアにおける最高層の建築物となります。東口のランドマークとして君臨するゲートシティ大崎のツインタワーが、地上24階建て、高さ約108mとなりますのでで、頭一つ抜きに出た高さと 言えます。
また、基準階面積900坪の大空間は、都内オフィスビルでも有数のフロア面積を誇っており、電気・空調・情報通信環境・セキュリティ・耐震構造などの設備環境に おいても、最新鋭のスペックにて武装されている、正に21世紀を担う副都心に相応しいオフィスビルと言えます。
21世紀的都市空間が実現するThinkParkのオープンは、大崎副都心の更なる発展の契機となることでしょう。

住所 東京都品川区大崎二丁目地内
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
規模 地下2階、地上30階、塔屋2階(高さ140.5m)
階数 事務所(3~30階)、店舗(1~2階)、駐車場(地下1階)
竣工 2007年8月(予定)
敷地面積 5,702.13坪
建築面積 3,216.48坪
延床面積 45,982.80坪
基準階貸室面積 約900坪
エレベーター  オフィス用32基、低層部専用4基、非常用兼人荷用3基、外部デッ キ用2基
駐車場台数 307台

4)まとめ

カラフルでかわいらしいオフィスは、後藤社長の「楽しいオフィスを作りたい!」という思いが顕著に表れていました!人の気分までをも明るく変えてしまいそうなオフィスで働いていたら、嫌な事もすぐに忘れてしまいそうですよね。社長はみんなが気づいてくれないと嘆いていましたが(笑)、自分の思いを詰め込んだ個性的なオフィスを作る事によって、パワーが出るんだという事を勉強させていただきました。次に沖縄に旅行される際には、是非お土産を買ってきてくださいね!

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