今回のオフィスwatchでお伺いさせていただいたのは株式会社ライブレボリューション。
窓からは浜離宮恩賜庭園の緑や高層ビルを見ることのできる素敵なオフィスですが、以前は品川の民家にオフィスを構えていたのだそうです。
民家から高層ビルへの移転、当時は資金的にも厳しかったそうですが、代表取締役社長の増永寛之氏のある考えのもと思い切った移転を実現されたそうです。
今回はそんなオフィスへのこだわりから、経営への考え方まで様々なお話を増永寛之氏にお伺いすることができました。
1)絶景に負けないモダンなオフィス【オフィス写真&ポイント解説】
①絶景
②シンプル&モダン
③目標のビル
2)代表取締役社長 増永寛之氏インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ
1)絶景に負けないモダンなオフィス【オフィス写真&ポイント解説】
目の前に広がる浜離宮と高層ビルの絶景。
株式会社ライブレボリューションの特徴は大きな窓ガラスから見えるこの景色です。
素敵な景色を少しでも楽しめるような工夫を写真とともにご紹介いたします。
(取材日 2006年3月31日)
《事業内容》 インターネットのアカウントプランニング事業をメインに、経営者向けHTMLメールマガジンの発行、転職サイトの運営
《サイトURL》 http://www.live-revolution.co.jp/
PRESIDENT VISION http://www.president-vision.com/
①絶景
ライブレボリューションのオフィスの中で、最大の特徴と言えるのは、窓から眼下に広がる、美しい眺望。増永社長がオフィスを選ぶ際、絶対的にこだわったのは、天井から床までの一面の窓ガラス。そこから望めるのは、隣接する浜離宮恩賜庭園の緑、そしてその奥に広がるのは、お台場の青い海。都内の高層ビルでもあり得ないほどの絶景である。
窓の効果により、社内は光溢れる明るい雰囲気。この明るいオフィスを選んだのは、増永社長の強い意向による。社内の環境が暗くなると、気分も暗くなってしまうという連鎖関係があるので、社内を可能な限り明るくする事にこだわったのだとか。
また、眺望から窓のガラスへと目を移すと、さりげなく施されたかわいらしい桜のデザインが目を引く。これは、社員さんの提案で行っているお客様へのちょっとした気遣いなのだとか。季節ごとに、そのデザインは変化する。
「だいだいここに入ってくると、みなさん外を向いて立っています。そういう意味では、ちょっと特徴的なオフィスなのかもしれませんね」と増永社長。私もその例に漏れず、社長がいらっしゃるまでの間、ずっとその景色の虜となっていました。この見晴らし、仕事に対する志気が、2倍にも3倍にも高まりそうですよね。
②シンプル&モダン
オフィス全体は、黒と白が基調となった作りになっている。シンプルではあるが、どこか他とは違う、洗練されたかっこよさが伝わってくる。
社内の中でも特にこだわったのは、お客様が足を運ぶエントランスと会議室。黒がベースの受付には、社員章の素材であるプラチナをイメージしたロゴが象られている。縦長の一見使いにくそうに見える空間を、非常に上手く活用している。
一方、会議室の全体は、清潔感溢れる白がベースとなっている。備え付けられたカッシーナの家具は、シルバーの机に白い椅子。そして、特に注目したいのが、床のカーペット。そのモダンなデザインは、家具にアクセントを添えるだけでなく、会議室全体の雰囲気を形作る重要なポイントとなっている。
通常であれば、床一面を同一色にするのだが、会議室ごとに違いを出すため、わざとカーペットの向きを互い違いに当てはめている。同じものを使用しているというのに、カーペットの当てはめ方ひとつで、こんなにも部屋ごとの印象が変わるものなのですね。これは、新しい発想です!
③目標のビル
2008年。ライブレボリューションは、1フロア1000坪のオフィスビルに入居する事を目標に掲げている。2年後の完成を予定しているそのビルは、現在入居しているオフィスの目の前に建設中なのである。会議室や業務スペースからは、その様子が常に確認できる。
また、社内の壁には、目標のビルの外観や図面写真が貼り付けられている。目標とするものを身近に設け、視覚化する事によって、常にそれを認識する事を怠らない。
現在80坪の面積から、いきなりの1000坪のオフィスというのは、常識では考えられないような事なのだが、実現できるよう、社員一丸となって目下奮闘中なのである。
そして、新しいビルに入った際には、オフィス内にバール(カフェ)を設けたいという増永社長。実はもう、店名も決まっていて、ライブレボリューション(略して“L R”)になぞらえ、“L Bar”にしたいのだとか。現在のオフィス以上にパワーアップした、おしゃれなオフィスが実現しそうな予感。
それにしても、目標のビルを身近に、見える形にしておくというのは、絶えずそれを意識しておく事ができるので、非常に良いですよね。
2)代表取締役社長 増永寛之氏インタビュー
浜松町駅の目の前。地上20階建ての高層ビルは、浜松町のランドマークとして知られている。このビルの17階に入居しているのは、経営者向けメールマガジン『プレジデントビジョン』の発行などを手掛ける、株式会社ライブレボリューション。今回は、代表取締役社長の増永寛之氏にお話をお伺いする事ができた。
成長できるオフィス
社長
もともといたオフィスというのが、とても事務所とは呼べないような、恐ろしくボロボロな民家だったんです(笑)。
そういう場所に4年いたのですが、それはどういう事かというと、そこで力を溜めていたんです。ちょびちょびと成長するのではなく、お金を貯めて一気に良い所に移った方が良いだろうと思い、民家から新築の高層ビルへという助走期間を持っていたんです。
―起業されたのが、その一軒家だったのですか。
社長
いいえ。最初は、渋谷の雑居ビルを借りていたのですが、当時、売り上げが0でしたので、「やばい!」という事で移ったのが、品川の民家だったんです。
私はそこに4年間住んでいて、オフィス兼住居という感じで利用していたんです。でも、オフィス使用に作られた住居だったので、お風呂がなかったんです。なので、毎日銭湯に通いながら、仕事を行っていました。
―ご苦労をされていたのですね。
社長
そうですね。それで、そのうちに、そこが人でいっぱいになってしまったので、移転する事を決めました。色々な物件を見たのですが、偶然ここが新築で空いていたんです。新築である事は、採用力に直結すると思いましたので、とてもこだわりました。そして、お台場の海と浜離宮の緑が見えるこの角の区画が私は最高だと思ったので、すぐに移転を決めました。
移ったのが、2004年の10月だったのですが、実は当時、その時点で移転すると、2005年の3月には会社が倒産するというような資金状態だったんです。要するに、私達は身の丈よりも大きい所に行こうと思っていたのですが、このビルというのは、それをさらに上回る身の丈だったんです。だけど、今後の成長と採用などを考え、どうせ移転するのだったら、しばらくいられるような所が良いという事で、身の丈の2倍くらいの所に入りました。5ヶ月でお金が無くなる事は分かっていたので、その後1億円増資をしたんです。先に移転をして、2ヵ月後に1億円集めて、資金面を乗り切りました。
普通は、資金ありきでオフィスを探すものだと思うのですが、弊社の場合はそれが逆だったんです。
―それはすごいご決断でしたね!
社長
今考えればそうなのかもしれませんね。でも、このオフィスに引っ越してきて非常に満足しています。昔であれば、取引先には私から全部会いに行かなくてはいけなかったのですが、私はここに移ってから、ほとんど行った事がありません。プレジデントビジョンの取材は、シチュエーションが重要なので絶対私からお伺いするのですが、それ以外は、ほとんどいらっしゃっていただけるんです。
「見に行きたい、遊びに行きたい」と仰って足を運んでいただけますので、そういう意味では、昔と逆転しましたね。私は、通勤などの時間の使い方をものすごく気にするタイプなので、例えば、誰かにアポをとっていくと、片道1時間、会って1時間、帰って1時間とか、往復2時間を絶対にロスしてしまうんです。なので、どちらかといえば外に行きたくないタイプなんです。でも、この場所に移ってからは、ほとんどの人がいらっしゃいますから、すごく時間効率が良いんです。
クレド
社長
去年の3月に、リッツカールトンというホテルの本を読んだんです。
そこには、リッツカールトンの従業員は、クレド呼ばれる競争優位性の源泉になっているカードを常に携帯し、それを行動指針としていると書かれていたんです。私は、その内容に非常に感銘を受けまして、そのカードが是非欲しいと思ったんです。文面に、 “ノーと言わないサービス”という記述があったので、「ノーと言わないのならください」という事で、メールをしたんです(笑)。そうしたら、「良いですよ、あげます。ただし、欲しいのであれば、ホテルのある大阪まで取りに来てください。そして、人事部長にレクチャーを受けてください。」と言われたんです。1時間半ほどクレドについて1対1でご指導いただいた後、カードを頂戴しました。
―それを御社でも実践されているのですか。
社長
はい。紙質とデザインは、リッツカールトンのものをそのまま真似た形になるのですが、文面は全部自分で考えて、毎日読み合わせを行っています。結果、すごく良かったですね。
弊社は価値観がもともとはっきりしていたのですが、明文化された事によってさらにはっきりしました。会社として目に見える形で何かあるというのは、すごく誇りに思えるんです。
しかも、それも私が単に思いついたからやるのでは、みんな「えー!面倒くさい」となるのですが、「あの日本一のホテルがやっているんだから私たちも行って、おもてなしの心というものを徹底しよう」と言うと、リッツカールトンという事がみんなの頭にあるので、「やっぱりああいう風になりたいよね」というように、すんなり受け入れてくれるんです。
―では、みなさんきちんとその内容を守り、実行されているのですね。
社長
そうですね。私もその点に一度疑問を抱いた事があり、書いてある中身を、なぜ守れるのかとリッツカールトンの方にお伺いした事があるんです。そうしたら、「いや、人間として当たり前の事しか書いていないんです」と言われ、私はすごくそれに納得したんです。
だから、私もそれと全く同じセリフで、「これはね、意識していなくても、人間として守れる。だけど、やっぱり人間だから忘れてしまう事もあるので、毎日思い出すように作ったんだよ。」という風に社員に伝えたんです。
導入してからは、価値観が合わないという人が出てきて10人くらい辞めていきました。でも、そこに書いてある事というのは、人間として当たり前の事しか書いていないので、それが守れないという人は、そもそも人間として失格というだけなんです。結局、私達が残って欲しいと思っていた人が全員残って、辞めて欲しいと思っていた人が全員辞めました。クレドを導入した事により、ライブレボリューションの価値観や姿勢というものを打ち出し、その考えにそぐわない人が辞めた事によって、結果私たちの会社の強化につながったと思っています。そういう意味では、予想以上の効果があったんです。
―クレドを行う事によって、社員のみなさんの姿勢に何らかの違いは出たのでしょうか。
社長
はい。例えば、中に「できるというスタンスを臨む」という文があるのですが、そうすると、何か難しい課題が出てきた時に「できません」と絶対に誰も言わないんです。
頼む方も、「できるというスタンスで臨んでください」と言って渡すので、必ずまずやるというスタンスで両者が動くようになりました。結果、きちんとできるんです。以前は、多くの人がやらないで諦めていたので、それがないだけでも大きな進歩だと思っています。
プラチナ級の人間に
社長
クレドは、毎朝1ページ3項目をチームごとに読んで行っています。その中に、例えば、“整理整頓をする”という記載があるのですが、弊社ではそれをすごく大切にしています。
全16ページ中、1ページは単なる表紙みたいなものなので、15日で1周するんです。そうすると、15日に1回は、整理整頓の日がやってきます。そうすると、みんなバタバタっと急に片付け始めるんですよ(笑)。
―社内はとてもきれいだと感じました。それには、クレドの影響があったのですね。
社長
そうですね。整理整頓という側面から、帰り際には必ず自分のごみは、ひとつのゴミ箱にまとめてから帰ります。また、書類や小物など、パソコンと電話、立て掛けてある本以外は、全員必ず机の上には何もない状態にして帰る事になっています。帰った人の机の上には、何も置いてはいけないので、書類は椅子の上に置くというのが弊社のルールなんです。誰もいなくなったオフィスに、物が積んであると雑ですし、景観上良くないんです。
他にも、朝一番に来た人は、必ずトイレ掃除をする事になっているんです。大概役員が一番に出社しますので、役員が行う事になります。必ず便器まで雑巾できちんと拭くんです。いつも同じ人が掃除を行う事になってしまうのですが、特に不満を聞いた事はないですね。
―役員の方がトイレ掃除をする会社というのは、今まで聞いた事がありません。
社長
そうでしょうかね。上司が掃除をするという面で言えば、机拭きもそれに当たりますね。
弊社では、マネージャー職の人は、必ず毎朝部下の机の上を雑巾で拭いて掃除しなくてはいけないんです。普段、部下に働いていただいているわけですから、態度でその感謝を示さなくてはいけないという考えから行っている事です。机の上を雑巾で拭くというのが、感謝を伝えるためには最善の策なのではないかと考えたんです。
―なるほど。
社長
クレドの中身を通して、私は社員全員にプラチナ級の人間になってほしいという思いがあるんです。ライブレボリューションの社員章というのは、実はプラチナになっているんです。高価なものを敢えて使用している裏には、そういう姿勢を社員全員に持ってもらいたいという思いが込められているんです。このプラチナの社員章を付けるという事が、ステータスになるような会社に、将来したいですね。
株式会社ライブレボリューション
社長
私は創業以来、今が一番幸せなんです。それは何故かというと、資金繰りの問題はありませんし、売り上げも上がっています。社員もみんな性格が良いですし、人間関係がすごく良い。イライラさせられるような困った事が今、何もないんです。
―利益面だけでなく、人材面も優れているというのは、すばらしい事ですね。
社長
そうですね。例えば今回、就業規則や給与体系を変えたのですが、普通だったらみんなに文句を言われますよね。ほとんどの社員の給料がおそらく減るのですが、誰一人として文句を言わないんです。要するに、「何故こういう事をするのか」という私の考えを、社員全員がきちんと汲み取ってくれているんです。
私は毎晩、交代で色々な社員と食事に行っているんですが、そこで「なんでこの会社にいるの?」という話をしたら、「こんな会社は他にはありません。1番気に入っている所は、人間関係です」と言うんです。周りに優秀で、尊敬でき、明るい仲間が集まっているので、給与体系や就業規則を変えても誰も文句を言わないだろうとみんなが口を揃えて言うんです。
―本当に、みなさん愛社精神が強いのですね。
社長
そうですね。要するに、今の社員だったら、そんな事を言う駄目な人は一人もいないんです。仮に、気に入らないから他の会社に移るとします。そうすると、その会社にはお金があるかもしれないけれど、今いる仲間というのは絶対にいません。それを考えるとこの会社から離れるという事は、絶対にありえない、というのがみんなの意見なんです。
今回、給与体系を会社が決めていたものを社員が決めるように変えたんです。言ってみれば、ある程度自由だし民主的ですよね。弊社のライブレボリューションというのは、革命という意味なんですが、主権が移動するという事も革命なんですよ。
こういう事をやろうという会社はまずないですし、あと、社員が会社に対して安心しているのは、悪い事があったらすぐに変えてくれるという点なんです。
“変わる”という意味の社名にしているくらいですので、変えないわけがないんですけどね。
だから、今回みたいに「給与体系を変えます」という事についても、仮に間違えたとしても、「また変えるでしょ、社長は」という思いが社員にはあるので、逆に安心しているのではないかと思います。
今回の改定に関してもそうなのですが、弊社では何月何日に変えますという事を明文化しています。会社全体に関わる事だけでなく、弊社では、毎朝全員一日のスケジュールを紙に書いているんです。30分おきのタイムスケジュールになっているのですが、24時間、時間を全部管理されているんです。いかに無駄な時間を無くすかというのは、非常に大切な事なんです。
―すごい管理体制ですね!
社長
周りには、「色々と管理される会社なのではないか」と思われがちなんですが、実際は本当に管理されている部分というのはごく一部なんですよ。
朝、予定表に記入する時間である10分間以外は、全部自由ですから。全部管理されている固い会社だと思われがちなんですが、社内にいる人は、「こんな自由な会社はない」と言うんです。
あと、私の経営方針で、社員を絶対に怒らないという事があるんです。例えば、失敗だとか、成績が足りないだとかいう事があると、普通は怒ったりしますよね。でも、創業してからこの5年間、そういう事は一切ないんです。
―それは、どうしてなのでしょうか。
社長
何故かというと、何か失敗して怒られると、次に失敗した時に嘘をついて隠してしまうんです。結局、改善すべき所が分からなくて、お客様にご迷惑がかかってしまったりしてしまうんです。でも、弊社ではたとえ失敗したとしても、「別に普通に言ってくれ」で終わっていますし、目標に達成しなくても何も言わないんです。
それを言うと、月曜日になると「今日もまた数字の事言われる」というように、みんなが憂鬱になるんです。だから、みんな心安らかに出社しています。嫌な上司とか、社員は絶対いませんし、怒られないんですからね。
結局のところ、社員に対してこちらから何かを命令するというのは駄目なんです。みんなが自然に何かをやるという環境をどうやって作るのかが大切なんです。例えば、挨拶もやれと教えた事はないですし、エレベータで見送る時は、必ず全員が90度くらい頭を下げて扉が閉まるまでお礼をしているんですが、それも一度もやれと教えた事はありません。ただ、私がGMOの熊谷社長にお会いした時のエピソードを紙に書いて社員に渡したんです。それをみんなが読んで、自然と行っているというだけなんです。
―どうもありがとうございます。では、最後に是非インタビュアーのプロの目線から、私にひとつアドバイスを頂戴できますでしょうか。
社長
はい。私が心がけているのは、インタビューに行く人を調べてから行くという事です。本やウェブサイトなどを絶対に事前に読むんです。
それは何故かというと、私みたいに話してくれる人は良いのですが、なかなか話してくれない人もいるんです。
社長と言うのは、同じような事を毎回インタビューで話していますので、「このエピソードは言わなくてもいいや」と思っている人がいるんです。でも、こっちとしてはそこがおもしろいからと言って聞きに行く時もあるので、覚えていって「これはどうですか」といって投げていくという作業が必要かな、と思います。そうしないと、良いエピソードが紙面に飾れないという事があるので、それはすごく大事だと思います。
―貴重なアドバイスをありがとうございます。今後の取材の際、是非参考にさせていただきます。本日は、誠にありがとうございました。
3)周辺情報
ライブレボリューション増永社長の移転目標のビルは「仮)汐留I-2プロジェクト」。
大規模開発エリア、汐留シオサイトの中の1つで、最後の高層オフィスビル建築計画です。
都内でも数少ない基準階1,000坪を超えるオフィスとして、期待が高まります。
このビルなら、目標にするオフィスとして不足はありませんよね!
それではライブレボリューションの入居ビルと目標にされている「仮)汐留I-2プロジェクト」についてご紹介していきます。
浜松町スクエア
JR山手線「浜松町駅」駅前、都営浅草線・大江戸線「大門駅」駅前と言う、傘をささずにオフィスにたどり着ける、超好立地にオフィスを構えるのが、今回取材したライブレボリューションの入居する「浜松町スクエア」ビル。
竣工2004年、基準階面積:約270坪。ガラス張りの綺麗な新築物件。駅から徒歩圏内にある庭園や竹芝桟橋。そして東京モノレール利用で「天王洲アイル」・「羽田空港」まで1本で行ける好アクセス。今後注目を浴びること間違いないお勧めエリアである。
場所 | 東京都港区浜松町1-30-5 |
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構造 | 鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄筋コンクリート造 |
規模 | 地下1階地上20階建 |
基準階面積 | 905.95m2/274.04坪 |
竣工 | 2004年9月 |
仮)汐留I-2プロジェクト
国内最大級の大規模開発地区、汐留シオサイト。いよいよ大詰めを迎えてきた再開発の最後の大規模プロジェクトです。
JR新橋駅からJR浜松町駅に至る広大な敷地を持つ汐留地区。
この地は、 明治初期に日本初の鉄道の正式開業に伴い新橋駅(現在の新橋駅とは異なる、汐留シティセンターに開業当時の新橋駅を復元した旧新橋停車場がオープンしています。)が開設された地となります。時代の移り変わりのなかで、貨物専用駅の汐留貨物駅と名称を変え発展しましたが、1986年に汐留貨物駅は廃止となりました。この廃止に伴い計画され、1992年に土地区画整理事業、再開発地区計画として決定したのが、現在進行中の汐留地区再開発プロジェクトです。
汐留シオサイトとネーミングされたこの地は、銀座・丸の内・霞ヶ関といった主要地区や臨海副都心に隣接しており、また浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園といった緑地にも囲まれた、超都心と呼ぶに相応しい立地に位置しています。
この汐留シオサイトにおける再開発の一番の注目は、敷地面積約31万㎡というその規模の大きさにあります。同じく再開発により注目を浴びた六本木ヒルズの敷地面積が約8万4,000㎡ですから、このことからもこの再開発の規模の大きさがイメージができるでしょう。完成規模においては、就業人口6万1,000人、居住人口6,000人をも見越しています。
また、約31万㎡の広大な敷地を11の街区の集合体として開発している汐留シオサイトは、東京都と民間が官民一体となり開発に取り組んでいるのが特徴で、業務、商業、文化、居住などの都市機能が高度に融合した複合都市、そして統一感のある豊かな環境を持った発展していく街の創出が試みられています。
既に汐留シオサイトの一部は全容を現しており、日テレタワー、電通本社ビル、汐留シティセンター、東京汐留ビルディング、汐留住友ビル、汐留メディアタワーなどの高層ビル群は新たなランドマークとして多くの人に認知され、コンラッド東京に代表される高級ホテルや劇団四季の常設専用劇場などの商業施設は多くの人で賑わっています。また日本テレビ、電通、共同通信社、松下電工、ソフトバンクなどに代表される多くの企業の本社機能が既に稼動しており、新たな情報配信ビジネス街としても活気が溢れています。
その汐留シオサイトに、2008年春に誕生する最後の大規模高層オフィスが仮)汐留I-2プロジェクトです。
仮)汐留I-2プロジェクトは、汐留シオサイトの最南端、南の玄関口となるI-2街 区に位置しており、JR・東京モノレール浜松町駅から徒歩2分と、その駅に近接した立地は、業務・商業機能等を整備していく上で高いポテンシャルが期待されています。
また、都営浅草線・都営大江戸線大門駅から徒歩3分、また、新交通ゆりかもめ竹芝駅・汐留駅にも徒歩圏内でのアクセスが可能な、機動力に優れた立地となります。
仮)汐留I-2プロジェクトは、地上24階、地下2階、基準階面積約1,000坪を誇る、都内でも屈指の超大型オフィスビルとなる予定で、低層階に商業施設を備えた複合ビルとなります。1フロア約1,000坪という、さながら一つの街をも彷彿とさせる、その圧倒的な規模の大きさは、先に竣工している新橋駅側の高層ビル群にも引けをとりません。新たな情報発信都市、汐留シオサイト、そして浜松町エリアの新たなランドマークとして君臨することは間違いないでしょう。
場所 | 東京都港区海岸1-2 |
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構造 | 鉄骨造 |
規模 | 地上24階 地下2階 |
敷地面積 | 約3,640坪 |
建築面積 | 約1,830坪 |
延床面積 | 599.55坪 |
延床面積 | 約35,900坪 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
着工 | 2005年9月9日 |
竣工 | 2008年春(予定) |
4)まとめ
今回のオフィスの眺望には、心をすっかり引き付けられてしまいました。眺望だけでなく、会議室のデザインセンスなど、お手本になる部分がたくさんあったのではないでしょうか。ライブレボリューションさんの社内文化、増永社長の熱い思いが、社内のいたる所にちりばめられているオフィスでした。社員のみなさん、ご協力いただきましてどうもありがとうございました!