クリエイターのためのデザインオフィス オフィスwatch 株式会社イクリプス】

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開放感あふれる社内からは東京タワー、社内バルコニーにはローズマリー。
社内にいながら癒されるオフィスに居を構えるのはWEBサイトの企画・デザイン・運用管理などを行う株式会社イクリプスです。
今回のオフィスwatchでは代表取締役社長の日野水穂氏にオフィスのこだわりから会社経営についてのお考えなどをお伺いさせていただきました。

1)緑と景色でリフレッシュ!【オフィス写真&ポイント解説】
  ①東京タワー
  ②共有スペース
  ③バルコニー
2)代表取締役社長 日野水穂氏社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)緑と景色でリフレッシュ!【オフィス写真&ポイント解説】

WEBサイトのクリエイター社員が多い株式会社イクリプス。
代表取締役社長の日野水穂氏いわく「クリエイターはこもりたい」そうですが、株式会社イクリプスの社内からは東京タワーが見えたり、バルコニーにはローズマリーが咲き乱れていたりと仕事をしながらリフレッシュできるアイディアが満載です。
(取材日 2006年3月9日)

株式会社イクリプス
《事業内容》 WEBサイトの企画・デザイン・運用管理などクライアントのWEBビジネスを支援
《サイトURL》 http://www.eclipse-jp.com/

①東京タワー

社内との壁、天井から床までの窓一面をガラスにした社長室は、とても明るく、清潔感溢れる空間となっている。窓から入る日光は、非常に心地良い。

日野社長の席に腰を下ろし、外の景色を眺めると、そこには東京タワーの見事な姿が。社長室に足を運び、この景色を見た瞬間、ここへの移転を即決してしまったほど、日野社長お気に入りの場所となっている。

社長曰く、東京タワーを眺めていると、“東京の中心で働いている!”と感じれるし、時間帯によって、電気がついたり消えたり、季節によって電色が変わったりするのを見るのが非常に楽しいのだとか。

きちんと社員さんとのスペースと区切られている社長室は、ヴィジュアル的要素だけでなく、機能的要素も併せ持っている。社長室の色使い、小物などを拝見すると、女性らしさを感じる事ができますよね。

②共有スペース

イクリプスの社内には、スタイリッシュな会議室が何箇所もある。

というのは、イクリプスが入居している9階の階下には、会議室として利用できる共有スペースがあるからだ。応接やちょっとした打ち合わせに使えるコミュニケーションスペースに、扉で仕切られる会議室がふたつ。全て予約制で、自由に部屋を借りられるシステムになっている。

どの部屋も、ホテルのラウンジのような雰囲気。薄暗い、見た事もないようなおしゃれな照明、テーブルに椅子、どれも非常に良いムード。

自前で会議室を持っていると、月々何十万という費用が掛かるのだが、この共有スペースであれば、月に数回、必要な時にだけ、安価で時間借りできるのだ。これは、社内のスペースを有効活用するという意味でも、非常に有益な意味を持っている。

③バルコニー

クリエイターさんが作業を行なっている窓側も、社長室同様、天井から床までの一面が、ガラスになっている。この窓は、外のバルコニーと繋がっており、自由に出入りする事ができるようになっている。

バルコニーで一番に目を引かれるのは、花壇に植えられた一面のハーブ。都心であるのにも関わらず、そこにはローズマリーの可愛らしい花が咲き乱れている。

この場所から望む、東京タワーの景色と、緑のコントラスト。設置してあるベンチで一休みすれば、気分も一新するに違いない。

どうしても室内にこもりがちになる仕事であるため、少しでも外の空気を感じてもらえるよう、このような作りにした。仕事に煮詰まった時、この場所に足を運べば、景色とハーブの香りに癒やされ、すっきりリフレッシュできそうですよね!バルコニー全体は、日野社長の可愛らしいイメージにぴったりの空間になっています。

 取材スタッフの注目ポイント 
自転車
おつかい用の折りたたみ式自転車が、社内に置いてありました。ただのインテリアかと思いきや、取材中、実際に社員さんが外へふらっとお出かけしていました。ちょっとふらっとサイクリングだなんて、仕事の合間に良いですね!
社長室の小物
日野社長の机に飾られていた小物をパチリ。カエルに鳥にゾウ……。何とも不思議な組み合わせですが、かわいいですね。鮮やかな緑色の陶器のカエルが、机で一際目立っていました。
カレンダー
社内に何気なく飾ってあったカレンダー。さすがデザイン会社のカレンダー。普通の会社とは、どこか一味センスが違いますよね。ウチの会社にもひとつ、こんなおしゃれなカレンダーをかけておきたいものです。
バレンタインのチョコレート
日野社長デザインのチョコレートです。二つ折りのエアメール風のデザインになっていて、とっても可愛らしいです。裏には日野社長からの心温まるメッセージが。こんな心のこもったチョコレートをいただける男性は、幸せ者ですよね。ウチの社長は、もらったのかな……!?

2)代表取締役社長 日野水穂氏社長インタビュー

港区麻布台。六本木一丁目の駅から徒歩3分。高級感溢れるこの場所にオフィスを構えるのは、ウェブデザインを主軸に様々な領域に渡るデザインを手掛ける株式会社イクリプス。今回は、代表取締役社長である日野水穂さんにお話をお伺いする事ができた。

空間の有効活用

―社員さんのためにオフィスの中を考えて作られた部分はございますか。

社長
そうですね。どこにどの家具を置くとか、社内のレイアウトは、全て私が考えました。狭いので空間の効率は非常に考えました。

弊社の場合、クリエイターの人間が多いので、作業効率を考えて、一個一個の机が割りと大きめなんです。

―本当ですね、木の素材がとても素敵です。

社長
どうもありがとうございます。普通にアスクルで購入したものなんですけどね(笑)。

ただ、このスペースでも間に合わない時があるので、その時は階下にあるミーティングスペースで作業する事もあります。

―他にも、何か工夫されている所はございますか。

社長
そうですね。机と机の仕切りに使われているパーティションでしょうか。わざと高さが、通常のものよりも低いものを使用しているんです。

―本当ですね!

社長
もともと彼らというのは、こもりたいんですよ(笑)。クリエイターというのは、壁に向かって仕事をしたいタイプなんです。

ただ、壁に向かってやっていると、左右の人が何をしているのかを知るチャンスを全く失ってしまうんです。せっかく、ひとつの同じ空間で、それぞれが色々な仕事をしているので、ちょっと覗いて画面が見れたりだとか、何をしているのかという質問をしたりしやすいように、わざと低くしているんです。もともとは高かったのですが、あまりにも会話が少なっていたので、見渡せるようなものに変えたんです。

―なるほど。それは良いアイディアですね。社員さんにも好評なのではないのでしょうか。

社長
そのようですね。少しプライバシーは保たれるけれども、隣の様子が伺えるくらいになっているので、自分の席の居心地が良いみたいです。

あと、社員に好評なのは、社内にシャワールームがある事ですよね。

―SOHOタイプのオフィスならではの設備ですよね。あちらは、社員の方が使用されているのですか。

社長
はい、そうです。何人か、自転車で会社まで通勤している社員がいるんです。あそこで一汗掻いた汗を流して、いつも仕事に臨んでいるんですよ。

私は、もちろん使わないですけどね(笑)。

オフィス移転の条件

社長
学生起業だったのですが、会社を創める際、国分寺の1LDKマンションを事務所用に借りました。学生という身分ではあったのですが、いっぱい仕事をしていて、意外と稼いでいたんですよ(笑)。

なので、会社を創るとなった時には、結構おしゃれなコンクリート打ちっぱなしで、階段を上がれば踊り場に一個一個大きなオブジェが置いてあるようなマンションに事務所を借りていたんです。

―学生さんだったのに、ご立派ですね!

社長
ありがとうございます。小平市にある武蔵野美術大学に通っていたので、学業との兼ね合いから国分寺という場所だったのですが、その後、青山一丁目にあるカナダ大使館ビルに移転しました。

あるクリエイターの人材派遣をしている会社さんが、「日野さんが移転したいとの噂を聞いて……」との事で、どこから聞きつけたのか不思議なんですが、「是非、私たちのところに来てください」という風に誘われたんです。

―国立から、いきなり青山のカナダ大使館ビルというのはすごいですね!

社長
大出世ですよね(笑)。我々が近くに行けば、彼らはウェブデザインという知識・技術を利用できるし、我々としては、都心部に行く足がかりとなって、彼らからの仕事も期待できたんです。
間借りのような形で、15坪くらいのオフィスを借りました。

そういうご縁があって、いきなりカナダ大使館ビルだったんです。

―なるほど。

社長
その後、赤坂見附に移転して、ここにきて、もう3年が経ちました。だいたい2年ごとの移転ペースですね。

―最初のオフィス以外、全て港区なんですね。

社長
そうなんです。私、港区が好きなんですよ。すごく楽しい街が多いし、お客様にも近い。青山六本木、麻布など、個人的に好きな街が多いし、おしゃれな感じがしますよね。

何よりも、その空間にいる事で、スタッフのモチベーションが上がるような、そういう場所を選んでいます。

例えば、コストパフォーマンスは良いのだけれども、すごいボロボロで、出入りするのが恥ずかしいような、そういう所はないですね。やはり、デザインオフィスですので、お客様がいらっしゃった時に、「あ、なるほど。頼んで大丈夫そうだな」と思わせるような、それなりに適度なおしゃれ感というのは、今後も保ちたいです。

―では、今後の移転もおしゃれなイメージのある港区なのでしょうか。

社長
そのつもりです。次もまた、コンセプトに合った、楽しいオフィスを作りたいと思っていますね。

思い入れの一品

―オフィスで、お気に入りの小物などがあれば、お聞かせください。

社長
そうですね。エントランスにロゴの入ったオレンジ色の壁があるのですが、あれは私が塗ったんです。私は学生時代にインテリアデザインを専攻していて、もともとその壁は、当時の友人で、現在インテリアデザインの施工を行なっている友人の業者に頼んで作ってもらったんです。でも、私が思い描いていた色とは違うものができ上がってきてしまったんです。なので、「じゃあ、自分で塗ろう!」という感じで、塗ってしまいました。

―すごくきれいに仕上がっていますね!

社長
そんなたいした事ではないのですが、自分で毎年塗り変えていますので、非常に愛着のある壁です。今年のお正月は、スタッフのみんなも混ざって塗ってくれたんですよ。

このロゴの入った壁は、移転の際も、いつも持ち歩いて使っているんです。

―思い入れのある一品ですね!社内に置いてあったイクリプスのロゴが入ったお菓子が気になったのですが、あれも何か意味のあるものなのでしょうか。

社長
私は毎年、バレンタインにチョコレートをデザインして、お客様に配っているんです。今年のチョコレートはあのようなホワイトチョコレートにしてみたのですが、私自身とても気に入っています。

その他のお菓子は、先月出張でパリに行ってきて、そこでいっぱい買ってきたものです。いつも私たちの社内は、お菓子であふれているんですよ。本当に美味しい、こだわりのお菓子ばかり置いているんですけれども、みんなそれを有難がらずに、ポテトチップスを食べているかのように食べているんですよ(笑)。でも、やっぱり値段の高いものから減っているんですよ。美味しいのがわかるんですね(笑)。

―いつも美味しいお菓子があるだなんて、非常に羨ましいです!

社長
仕事の合間のちょっとしたリフレッシュになるし、ホッとできますので、お菓子って良いですよね。甘い物って、作業効率を上げるのにも良いんですよ。

私自身、甘い物が好きなので、いつでも食べられるように置いているという部分も大きいんですけれどもね(笑)。

株式会社イクリプス

社長
すごく夢を見て、行きたかった大学に入学したんです。でも、何かが自分の思い描いていたイメージとは違っていて、何が違うのかよく分からず、すごく悩んでいたんです。

そんなある時、悩んでいるよりも外で色々やってみようと思って、ステンドグラスのデザインのアルバイトをしようと思い立ったんです。作品を書いて応募したら、それが一発で採用され、800万円の値がついて売れてしまったんですよ。

―800万ですか!?すごいですね!

社長
「何か私、社会に出るのが向いているのかも!いけるのかな」だなんて思っていて、学生のくせに、チーフデザイナーなんかをやっていたんです。

そういう仕事を行なっているうちに、色々な所からお仕事をご紹介いただいて、個人で学生デザイナーとして活動していたんです。

でも、大きな仕事をやるには、会社法人でないと取引ができないという事で、会社を創りました。

―そうだったんですか。では、昔から起業の意思があったですとか、そういう訳ではないんですね。

社長
そうなんです。いわゆる事業計画を綿密に練って、「私は社長になりたい!」と思ったわけではなく、自分の動くフィールドとして会社という器が必要になったんです。

その後、会社を創ったので、教授に報告したほうが良いだろうという事で、報告に行ったらすごく怒られたんですよ。「会社を辞めるか、学校を辞めるか、どちらかにしろ」と言われたんですが、私は泣きながら、「どっちも辞めません!」と抵抗しました(笑)。

意外と保守的で、当時は今のように、学生起業という前例がありませんでしたので、大学側もどうして良いのか分からなかったと思うのです。

―確かにそうですよね。そして、どうなったのですか。

社長
教授には、「卒業するまで一番良い作品を作らなければ評価しない」と言われてしまったんです。「そんなのズルイ!」と思いましたよ(笑)。でも、仕事も忙しいので、そんな事を気にしていられなかったんです。学校の課題も、コンセプトを出して、設計図をおこして、モデルを作って……と考える事と作業の両方が必要でした。そして、自分でやらなくても良い作業部分は、外注する事を思いつきました。

なので、学生の頃から発注上手だったんですよ(笑)。そういう所だけ慣れてるんですよ(笑)。

―きちんと考えられていたのですね。

社長
そうですね。あまりにも忙しいので、自分にしかできない事は何で、自分でなくても良いものは何かを常に考えていました。学業との両立は大変でしたね。常に両立なんです、私の人生(笑)。

2年間、その生活が続いたのですが、卒業してから教授も認めるようになってくれたんです。

今の仕事って、常に自分の力が試せて、ダイレクトにその結果が分かるので、楽しいんです。

―すばらしい事ですね!では、今後の日野社長の夢をお聞かせいただけますでしょうか。

社長
実は私、昨年結婚したんです。女性として生まれて、会社もやっていてという感じなので、今後は家庭のデザインもしたいですね。自分の家庭運営というか、自分のプライベートな部分ももっと良くしていきたいです。学生時代から、いつも二足の草鞋ですので、会社も家庭も全部やります。両方とも充実させます。

好きな事をしていれば、それが趣味のようなものなので、楽しいですよね。

―私も、日野社長の考え方に同感です。では、失礼かもしれませんが、最後に私自身に今後の社会人生活へのアドバイスをいただけますでしょうか。

社長
絶対に好きな事をした方が良いですよ。その方が幸せです。逆の事を言う人もいるんですけれども、好きな事は諦めないので、形になるまでやれるんです。

何をやりたいのか分からないのなら、全てやれば良いと思います。全部やるにはどうすれば良いのかを考えるんです。もしかしたら、ひとつの事をやる事によって全部やれるかもしれないですしね。

あとは、考えていても進まないので、もうね、青汁を飲むみたいな感じで、「えいや!」ですよ(笑)。鼻つまんで「えいや!」です。一歩踏み出すと、進まなくてはしょうがなくなるので。

―本当にそうですね(笑)!

社長
検討期間が長ければ長いほど、やらない理由を見つけているだけなんです。

なので、やりたいのであれば、色々な事があっても、それは解決すれば良い問題。だから、やらない理由を増やしていくよりは、一歩踏み出して、問題があれば、それを解決していくというスタンスでやっていけば良いかなと思います。

―本当に貴重なお話を、どうもありがとうございます!

“建物情報”

南北線六本木一丁目駅」徒歩3分、日比谷線大江戸線六本木駅」徒歩10分。正に今話題の中心である六本木から徒歩圏内に位置するのが、今回取材したイクリプスの入居する「エグゼクティブタワー麻布台」。
竣工2001年、基準階約70坪。活気溢れる六本木の雰囲気から少し歩くと、意外なほど閑静で落ち着いた場所になっており、クリエイティブな仕事にはピッタリの穴場的オフィスである。

六本木・麻布のオフィス情報
提供:東京オフィス検索

4)まとめ

イクリプスさんのオフィスは、本当にオシャレで、温もりに溢れていて、「こんなオフィス羨ましいな」と、とても気に入ってしまいました。さすが、デザイン会社のオフィスです!

笑顔がとっても可愛らしく、素敵な印象を受けた日野社長。「工藤夕貴さんにそっくりですね」と、思わずその美貌を突っ込まずにはいられませんでした。大変失礼致しました。常に明るく、前向きに、仕事と家庭を両立されているその姿は、まさに私の理想像です!今後とも、色々な部分でご指導頂ければ幸いです!本日は、どうもありがとうございました!

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