遊びと実用性のこだわりオフィス【オフィスwatch 株式会社和心】

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今回のオフィスwatchでお伺いさせて頂いたのは和風スマートフォンケースの販売などを行っている株式会社和心です。
金魚の絵が大きく描かれた会議室や手作りの受付は一目見ただけで日本の文化を感じることができます。
360度、どこを見ても、何かしらの和の物が目に入るように気を配っているという株式会社和心ならではのこだわりを
代表取締役である森智宏氏のインタビューとあわせご紹介いたします。
1)黒壁に金魚の絵 インパクト大の会議室【オフィス写真&ポイント解説】
①金魚の絵
②手作りの受付
③光の空間
2)代表取締役 森智宏氏インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)黒壁に金魚の絵 インパクト大の会議室【オフィス写真&ポイント解説】

株式会社和心を訪問して忘れられないのは他には見たことのないような会議室だ。
大きく金魚の描かれた空間はとても会議室とは思えない。
おそらく会議室にはかなりこだわりと、お金を掛けているのだろうが、その理由もあわせて伺った。
(取材日 2005年11月28日)

株式会社和心
《事業内容》 日本の伝統・文化・芸術を楽しく、ファッションで伝える。
《サイトURL》 http://www.wagokoro.co.jp/

①金魚の絵

和心の会議室は、オフィスの中で社長の奇抜なセンスが最も良く生かされている場所といえよう。

壁の一面を黒で塗られた会議室には、金魚絵師による金魚の絵が施されている。今にも壁から飛び出して泳ぎ出しそうなリアルな絵は、何とも見事な作品だ。一度訪れたら絶対に忘れられない、非常にインパクトの強い会議室となっている。

オフィスの中でも、社長が特にこだわったのがこの会議室の壁。というのも、会議室という場所が、オフィスの中で一番お金を生むと社長は考えているからだ。役員会議、リクルーティング、全社会議も全てこの場所で行われる。会議室にお金をかけないと、お金は生まれないのだと社長は語る。

ちなみに、社長と2ショットの金魚の絵は、絵師の方に社長の顔に似せて描いていただいたものだとか。確かに、よくよく見ると似ている……かな(笑)!?

②手作りの受付

オフィスの顔である受付は、和心の社員の手作りだ。

都内各所にある店舗の内装すべてを自分達で手がける事にこだわる和心は、オフィス作りにおいてもその考え方は変わらない。 店舗作り同様、受付は社長が社員にイメージを伝え、社員がそれを形にしたもの。社員全員の思いが込められてひとつの形となった、いわば共同作品となっている。

一瞬、「私はどこに来たのだろう?」と思わされるその受付からは、一目で”和心”が伝わってくる。

移転して、まだ日が浅いというのに、非常に完成度の高いそのエントランスには、店舗作りでのノウハウが上手く反映されているのですね。今後、さらにかっこいい受付にするために、床の色を変える予定だとか。

ちなみに下北沢の店舗の入り口には、金魚が泳いでましたけど、オフィスでも鯉を泳がせるなんて無理ですかね、社長?!(笑)

③光の空間

和心のオフィスには窓が多いため、オフィス内は非常に明るい印象を受ける。クリエイティブな仕事を手がけているため、良いアイディアが出るよう、明るい雰囲気を作り出す事にもこだわったのである。

社員が楽しく仕事ができるように、そして楽しいから仕事も上達するというのが社長の考え。楽しく稼ぐために、社員の服装などは自由である。仕事自体もやんわりゆっくり、社員の自主性に全て任せている。社員ひとりひとりが、個々人の能力を十分に自由に発揮できそうな、暖かい光の入るオフィス作りがなされているのである。

社員の方々が窓から入る太陽の光に包まれ、仕事に集中されている姿が、とても印象的でした。

 取材スタッフの注目ポイント 
社員さんのお仕事
オフィス内では、クリエーターさん達が商品の最終チェックを行っています。指輪のツメのチェックを行っていらっしゃるのですが、何とも細かーい作業です。
ニューヨークで激売れ中のi-podケース
古いものと新しいものの融合はすばらしいですね!和柄のケースは和心ならではといった感じで、とってもオシャレです。私もひとつ、是非注文させていただきたいです!
素材いっぱいの棚
和心の送り出すアクセサリーに使用する素材がたくさん入っていました。アクセサリーボックスのような箱の中に、用途ごとに細かく分けられています。本当に、ひとつひとつが手作りなんですね。

社長席の横、背の高い棚の上に飾ってあります。森社長がかぶると似合いそうですね。オフィスのどこに目を配っても、和でいっぱいですね!

2)代表取締役 森智宏氏インタビュー

渋谷駅南口。平日の午前中だというのに、渋谷の街は人々で溢れかえっている。若者の流行発信地である街の中心に、今回お伺いするオフィスは存在する。活気の溢れるファッショナブルな街に見事にマッチングしている企業が、和物の雑貨を取り扱う和心だ。渋谷から徒歩3分。宮益坂を登りきったビルの最上階に、株式会社和心はオフィスを構える。
今回は、代表取締役である森智宏氏にお話をお伺いする事ができた。

360度和の心

―オフィス内には、様々な和小物が置いてあるんですね。

社長
そうですね。和箪笥や兜、三味線や獅子舞など、いろいろ置いてあります。

―すごく珍しいものばかりですね。
どうして、このような物が飾ってあるのでしょうか。

社長
和小物を取り扱っている会社であるからという事はもちろんですが、和の心を片時も忘れないようにするために飾っています。
今の世の中、普通に生活を送っていると、人はどうしても和の心を忘れてしまうものです。

現代の日本人というのは、日本という国に暮らしているのに、日本の文化を蔑ろにしがちで、欧米の文化に染まってしまっています。日常生活でも、社会生活でも、日本古来の和の心というものに触れる機会が少ないんです。

―確かにそうですね。私自身も、ついつい忘れがちかも知れません。

社長
そうですよね。私達には世の中に和を伝えるという志があるので、決して社員がその事を忘れないよう、せめてオフィスの中には、どこを見ても和を感じられるようにしてあるんです。

360度、どこを見ても、何かしら和の物が目に入るように気を配っています。

―なるほど。和を普段から意識する事が大事なんですね。

社長
はい。ですから、オフィスにこういった小物を飾る事から始めているんです。

渋谷のワケ

社長
私達は、現在は和小物を中心に取り扱っていますが、今後ファッション業界への進出も考えています。

ファッションとベンチャーという、二つの色を出したいと思っていて、その双方を兼ね備えている渋谷への移転を決めました。

―なるほど。この場所は、若い人が行き交う流行発信地でもありますし、勢いもありますよね。でも、恵比寿青山という場所も、その条件に当てはまるのではないでしょうか。

社長
確かに当初、その二箇所への移転も考えました。でも、恵比寿だと個性を打ち出すという部分で、少し頼りない感じがしますし、青山は私の中で、高級店が立ち並ぶオシャレで洗練されているイメージですが、ベンチャーではなかったんです。

―なるほど。結果的に、渋谷以外にはなかったという事ですね。

社長
そうですね。それに、渋谷というのは、私達が手掛けている店舗と全て繋がるという点で、非常に便利な場所なんです。原宿代官山、下北沢、吉祥寺という場所に店舗があるのですが、どこへでも電車一本で赴く事ができるので、オフィスを構えるのにとても都合が良いんです。

―店舗で働いていらっしゃる社員さんがこちらに赴くのにも、こちらから店舗に出向くのにも便利なんですね。私もこの後、店舗に遊びに行こうと思います。

社長
是非、ご覧になって行ってください。きっと何か気に入っていただける物があると思いますよ。

和心城

―これからのオフィスはどうなるんですか。

社長
1年くらいで拡張移転したいと思っています。
今のオフィスをパンパンにできるくらいでないと、成長性が薄いんです。

―まだ移転して間もないのに、もう先の事をお考えなんですね。

社長
はい。いつでも出て行けるように、実はもう今から準備はできているんです。
例えば、商品を置いてある倉庫は、すぐに取り外せるようにパーティションで区切っているだけなんです。

―なるほど。今後は、どのようなオフィスをお考えでしょうか。

社長
高層ビルなんかに入るのも、ステータスになっていいですが、ちょっと和心のイメージとは違うんです。高層ビルというよりも、”和心城”みたいなオフィスを持ちたいですね!

―”和心城”とは、どのようなものですか。

社長
イメージは、まるでお城のような、宮殿のような外観の自社ビルです(笑)。外装にも内装にも、ここぞとばかりに和の心を取り入れた、遊び心たっぷりのオフィスを作りたいですね。

―それはおもしろいですね!是非実現していただいて、遊びに行きたいです!

せっかくなので(?)、社員の方に着物を着て刀を持って出社してもらうなんていかがですか。

社長
いやいや。
やりたいですけど、それは銃刀法違反で捕まっちゃいますよね(笑)。

株式会社和心~会社の沿革と将来

社長
実は学生起業で、今まで一度もきちんと企業に就職して働いた事がないんです。18歳で今の会社を立ち上げ、今年で設立8年目になります。

―すごいですね!どのような形で最初は始められたのですか。

社長
初めはもちろんお店なんてものはなく、渋谷表参道の路上で販売していました。オフィスを持てるようになったのは本当にごく最近の話です。

路上販売からお店を出せるようになってからは、そこの裏のスペースや二階部分をオフィス代わりにしていたため、全く必要なかったんです。デザインなんて店舗の裏でやればいいものですしね。

―設立当初は、様々なご苦労があったのではないのでしょうか。

社長
道で売れなくなると、ロッテリアの二階とかで商品を売っていましたね。1日の目標金額があったので、それを達成するまでは、食事中のお客さんの前に座って無理やり話しを聞いてもらったものです(笑)。道で売っていると、警察に注意されるので、ロッテリアで売ろうと考えたんです。でも、結局そこでも店員に注意されてしまうんですけどね。今ではもちろんやっていませんが、昔は何でもやっていましたね。

―大変な経験をされていたのですね。

社長
でも、今までそんなに辛い事はありませんでした。周りから見たら辛い事でも、自分は常に前向きな性格なので、辛い事とは捕らえなかったんです。従業員がバタッと辞めてしまったり、取引が破談になったりした事もありましたが、辛くはなかったんです。

悪いのは自分で、自分が変われば良くなる事ばかりだったので。そんな大した事はまだしていないので、これから苦労といえるものがあるのかもしれないですね。

―昔から起業をお考えだったのですか。

社長
小学4年生の頃には、自分は100%社長になると思っていました。
親戚みんなが社長をやっていたので、絶対に自分もやるだろうと信じて疑わなかったんです。

―どうして和小物の会社だったのでしょうか。

社長
こう見えても、和を愛しているんです(笑)。和が好きで、国を越えてもっと多くの人にそのすばらしさを知ってほしい、世の中に広めていきたいというのが、この会社を興した一番の理由です。

―すばらしいお考えだと思います!普段生活を送っていると、和の大切さをついつい忘れてしまうので、改めて勉強になりました。
最後に、社長の夢をお聞かせください。

社長
夢は、日本の伝統、文化を世界に伝える事です。あまり偉そうな事は言いたくないんですが、ファッションという色で日本を世界に表現し、楽しく和のカルチャーを伝えていきたいと思っています。

来年3月には香港に店舗を出すので、今後欧米諸国にも店舗を出したいと思っています。今はアクセサリーだけを取り扱っているんですが、服飾や飲食業もやりたいと思っています。
お互いの文化を尊重した上で、こらからいろいろな分野で世界と融合していきたいです。そのための準備段階が今で、やりたい事の100分の1もやれていないのが現状です。
だから、これからが勝負なんです。もっともっとがんばって、世界へ向けて日本を発信していきます。

“建物情報”

JR渋谷駅から徒歩5分、表参道からも徒歩13分。
渋谷クロスタワーの並びに位置するのが今回紹介する「渋谷SS」ビル。基準階約100坪・1977年竣工。1~2階がベージュのレンガ、上はシルバーパネルの上品な外観。
活気ある町並みと、流行の発信地である渋谷・原宿・青山が徒歩圏内の交通アクセスが魅力のビルである。

渋谷・原宿のオフィス情報
提供:東京オフィス検索

4)まとめ

移転して5日目とは到底思えないアーティスティックなオフィス空間に、終始驚きっぱなしでした。何も語らずにして、和心のコンセプトを人々にしっかり訴えるオフィス空間の演出は、本当にすばらしいものだと感心しきりでした。さすがクリエイティブな方々が集まった会社ですね。

森社長をはじめ、社員のみなさんがきらきらと輝いて仕事をしていたのを拝見し、私自身もそのパワーをいただきました!これからも、人々を喜ばせてくれるすばらしい商品を提供してくれる事間違いなしの会社だと確信しました。今後のご活躍も期待しています!

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