「オフィスの環境次第で、企業の収益は変わる」 【オフィスwatch レ・プリックス株式会社】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

様々な家具をそろえ、部屋ごとの雰囲気が違うオフィスを構えるレ・プリックス株式会社。お客様にショールームとしても使ってもらえるよう部屋や家具の種類をあえて揃えなかったのだそうです。今回、オフィス移転から内装業まで手がけるレ・プリックス株式会社ならではのオフィスのこだわりから、今後のオフィスはどうなるのかなどのお話を伺いました。

1)ショールームとしての機能も果たす”万能オフィス”【オフィス写真&ポイント解説】
 ①家具の博物館
 ②間違いなく生花!
 ③アクア&グリーン
2)社長インタビュー
3)周辺情報
4)まとめ

1)ショールームとしての機能も果たす”万能オフィス”【オフィス写真&ポイント解説】

今回取材させて頂いたのはオフィス移転などを手がけるレ・プリックス株式会社。移転にまつわるあらゆる業務を行う会社ならではの、オフィスへのこだわりを取材しました。(取材日 2005年12月2日)

レ・プリックス株式会社
《事業内容》 オフィスの移転・新設・リニューアル。それに伴う不動産の選定からプランニング・施工・移転まで、あらゆる業務をプロフェッショナルの技でトータルに推進。
《サイトURL》 http://www.reprixgroup.com/

①家具の博物館

 

レ・プリックスは、オフィスの家具や内装、器具の販売を中心に業務展開を進めている。そのため、ビルの約200坪を占める広いオフィススペースには、事務所の用途だけでなく、倉庫やショールームという様々な用途のスペースが存在している。ひとつの企業のオフィススペースであるのにも関わらず、いろいろな機能がひとつに集約されているのは、内装業を手掛けるレ・プリックスならでは。

2階の受付奥に続く商談スペースは、ショールームとしての機能も果たしている。

設置してあるソファやテーブルは各部屋によって雰囲気が全く異なっており、いわゆるありきたりの統一感のあるオフィスとは違う。様々なテイストが互いに交わっており、部屋を見て回るだけでおもしろい。
社内は、一言で言ってみれば、”万能オフィス”という所だろうか。

②間違いなく生花!

受付や社長室、会議室など、オフィス内のいたる所に花瓶にいけられた美しい生花が見られる。あえて生花をこれだけ多く設置しているオフィスというのは、珍しい。こんな所にも、社長のこだわりがある。

どうしても仕事をしていると、オフィスにこもりがちになり、自然のものに触れる機会が少なくなる。少しでもお客様をはじめ、社員のみんなにも自然のものに触れてほしいという社長の気遣いなのである。生花というのは、香りも楽しめるし、季節感も感じられる。そんな部分も、社長が生花を好む理由のひとつなのだという。

毎週、社長自身がオフィス内の生花が枯れていないか、痛んでいないかどうかを全てチェックしているほど、生花はレ・プリックスのオフィスには欠かせないアイテムとなっている。オフィスを訪れる際には、是非一度チェックしてみてほしい。

③アクア&グリーン

受付横に設置してあるのが、かわいらしい熱帯魚が泳ぐ水槽。受付を訪れる人々のリラクゼーションアイテムとなっている。
水の交換や餌やりといった手間もかからず、料金も手ごろなため、新規オフィス移転の際、お客様にも提案しているとの事。最近も、お客様のオフィス移転の際、5メートルの水槽を特注で作り、受付を取り囲むように設置されたのだとか。

また、社長自身なぜだかグリーンが昔からお好きだとの事。オフィス内の観葉植物や社長室にある小物など、オフィスのいたる所にグリーンが目に付く。社長室の時計や額縁までグリーンに統一するこだわり。そういえば、本日のネクタイもグリーンですね!
水槽といい、グリーンといい、社長は自然のものがお好きなのですね。

 取材スタッフの注目ポイント 
電波時計
時刻合わせが不要。時刻電波を受け、正確な時間を常に自動更新してくれる電波時計。もちろんカラーは、社長のお好きなグリーンです。
地球儀
東急ハンズでご購入された、ライティングされるオシャレ地球儀。
4F社長席
社員を監視するため(?)に社員の業務スペースにも伊藤社長のデスクが。男の子の憧れ、強くてかっこいいガンダムを発見しました!でも、ちょっと小さくて見えませんね……
戦闘機
最先端のオフィスを見るために、ヨーロッパやアメリカに行くのが社長の近々の予定。
世界のオフィスを見て回りたいとの事。「戦闘機をドラえもんに頼んで大きくしてもらって、みんなで乗って世界中のオフィス巡りに行きましょう!」と伊藤社長のおちゃめな部分も垣間見る事ができました。

2)社長インタビュー

都内でも、数多くの企業がオフィスを構える事で知られている伝統の街、日本橋。

この街で、オフィス兼ショールームとして約200坪もの面積を有するのが、今回訪問させていただく会社だ。オフィスのトータルプランニングを行う会社、レ・プリックス株式会社代表取締役社長の伊藤茂氏にお話をお伺いした。「オフィスの”コンシェルジュ”(案内人)」を目指す、オフィスのプロフェッショナルにそのこだわりを聞く事ができた。

オフィス=ショールーム

社長
商談スペースに設置してある家具は、ショールームを兼ねていて、お客様に見せるためにあるんです。

―様々なテイストのお部屋があって、お部屋の前を通るだけでおもしろかったです。

社長
本来きちんとしたオフィスであれば、ひとつの流れでやったほうがいいのですけどね。

―でも、様々なテイストの品物が見れるのが、レ・プリックスさんのオフィスの売りですよね。

社長
そうですね。私達のオフィスの場合、ちぐはぐでも良いんです。
本来のオフィスであれば、全体の統一感を出した方がいいのだろうけれども、お客さんには、「これもみたい、あれもみたい」というニーズがあります。そのようなニーズに応えるために、例えばパーテーションひとつをとってみても、シルバーであったりガラスであったり、真っ白のものであったり、はたまた木目であったり……様々な素材や色合いの内装が必要になってきます。ですから、私達のオフィスには、あえて統一感がないんです。

女性社員

―女性社員さんが多いのが目につきました。

社長
現在、女性の比率が半分くらいあります。昔と比べると大分多くなりました。以前は、8割くらいが男性でした。

―女性が増えた理由は何だったのでしょうか。

社長
ウチの仕事は、そんなに体力のいる仕事ではないんです。内装というものは、全く考えていない所に営業しても意味がないものです。どちらかというと、需要ありきで相手のニーズを明確に捉えられるための受身的な聞く営業ですので、きめの細かく、柔軟な対応のできる女性のほうが受けが良いんです。

―営業というと、どうしても男性の方が女性の割合より多いというイメージがありますが、御社では女性が多く活躍されていらっしゃるのでしょうか。

社長
実は、ウチの現在のトップセールスは女性なんです。
営業というと男性のイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、ウチでは女性が多く活躍しています。女性の営業ですと、働く側の視点からの提案が得意なんでしょうね。

―では、今後も女性の比率を高めていかれるのでしょうか。

社長
いや、特に男性とか女性とかを区別している訳ではないです。ただ、男性と比べて女性の働く環境が整備されていないというのが現状だと思います。

なので、今後も引き続き女性の比率を高め、例えば弊社では、将来的にオフィス内に託児所を作りたいと思っています。
かっこいい家具を設置するのは、もう当たり前の時代です。これからは男性と女性の双方が働きやすい環境を作っていくべきだと思っています。

これからのオフィス

―時代の流れと共に、最近は大変自由な形のオフィスも登場してきていますね。

社長
そうですね。オフィス空間の多様化が進んでいると思います。欧米では、例えばオフィス一面を芝生にして、社員は特定の席を設けず、公園のベンチのような場所に腰をかけてパソコンをいじっているというオフィス風景が現に存在するんです。

―日本も、今後そのようなオフィス環境へと移行していくのでしょうか。

社長
クリエイティブな会社、例えば広告代理店やIT関係の会社等は、そのように移行していくかと思います。創造をお金に変えていくようなクリエイティブな会社は、フリーアドレスを設けたりするでしょう。会社に留まる滞留時間が長いので、想像力を養うためには企業はお金を使わなければならないと思います。

―全ての企業がそのような方向性に流れるのでしょうか。

社長
そうとは限らないと思います。
日本の企業が忘れてはならないのは、オフィス空間を欧米のように自由にする以前に、会社の管理体制も大切であるという事です。
欧米のように自由にやらせるためには、人事評価制度、目標設定だとか管理部門を、まずベースとしてきっちりしておかないといけないんです。

そして、もうひとつ勘違いされがちなのが、自由にやらせている=リアルなコミュニケーションは存在しない、という事です。

最先端のオフィス環境を持つ欧米の企業は、バーチャルなコミュニケーションだけでなく、リアルなコミュニケーションもしっかりと取っているんです。双方を上手く融合させているというのが実状なんです。
なので、近い将来、オフィスというものは、その機能性だけでなく、コミュニケーションを重視した働き方へと移行していくと思います。
そんな時代に即したオフィス空間の提供を、私達は今後もお手伝いしていきたいですね。

レ・プリックス株式会社~設立の経緯

―どうして現在のような業界に進まれたのでしょうか。

社長
オフィスって非常におもしろいものなんですよ。オフィスの環境次第で、企業の収益が変わるんです。オフィスは直接生産がある場です。そこで収益を上げて法人税を払って、儲かれば雇用が創出される。これほどすごい経済貢献というか、経済を担っているとプライドを持てるビジネスって他にはないと思うんです。日本経済を担っていると思えるビジネスが現在のビジネスなんです。

―もともと、起業への志向が強かったのでしょうか。

社長
実は、そんなに起業への意識はなかったんです。これまでに3つの企業を立ち上げてきた経歴がありますが、最初立ち上げたのは現在の業界とは違う訪問販売の代理店でしたし、その後サラリーマン生活をしていた時代もあります。いろいろと考えたり、行動したりするうちに気がつくと今の業界に落ち着いていました。現在の会社は、以前いた会社の納入先のひとつだったんです。非常勤のような形で経営に係わるために入社したのですが、親しくさせていただいた前社長に代わって、会社を引き継ぐ事になりました。

―社長の考える理想のオフィスとはどのようなものなのでしょうか。

社長
社員の能力を120パーセント出せる環境を作れば、業績に連動します。そういった意味で、オフィスの環境を甘くみてしまうとしっぺ返しがくるんです。どうしても社員のモチベーションだけに目が行きがちですが、それだけではなく、経営者側のモチベーションをも上げるようなオフィスが理想ですね。

―今後、オフィスはどのように変化していくと思われますか。

社長
個々人の能力を発揮できるという部分も大切ですが、今後主流になっていくのは、個性を打ち出すオフィスです。

店舗の内装というのは、クリエイティブでコンセプトが明確に打ち出される作りになっているんです。今、飲食店で取り入れているようなものをオフィスでも取り入れようという感覚になっています。なので、私達は現在オフィスの内装を行いながら、飲食店業界の内装も手がけているんです。

今後、飲食店で培ったノウハウを、どんどんオフィス作りに生かしていきたいです。会社の個性を出せるような空間作りを提供していくのが私達の夢なんです。

“建物情報”

レ・プリックス入居の「宇津共栄ビル」は、実は6路線利用可能な好立地に位置する。
賃料も割安感があり、対効果はかなり高い。
竣工は1990年、基準階は70坪。
1階は駐車場になっており、搬出入など、使い勝手が良さそうなオフィスである。

4)まとめ

今までにないオフィスの作りに、非常に楽しませていただきました。伊藤社長は非常におちゃめな(?)方で、終始笑いの絶えないインタビュー……というか、おしゃべりになりました。

3階のショールームに設置してあった自社ブランド”コモド”製品の椅子は、安い上に座り心地も抜群で、品質、価格ともに非常に魅力的な商品でした!勝手に座ったりしてスミマセン。

「いろいろなものがあるので、また是非遊びにきてくださいね!」と気さくな伊藤社長には好感度上がりまくりです!
今後も、より良いオフィス空間の提供を期待しております!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*